久しぶりに、仕事で都内へ!
東京に住んでいるので、都内へ行くってのは国語的に間違いだが心理的には間違いじゃない。
東京都民であるハズだが、何故か都心部へ向かう時はこう表現してしまう。
そんな、そんじょそこらの鳥取県民より東京を恐れると言われる町田市民!
※月曜から夜ふかしというTVショーの影響による個人的な思い込みです。
町田市に住み7年。出身地を聞かれヨコハマと答える某アニメのママがザマスザマスいうことに似た神奈川県と答えない、横浜市民にちょっとした優越感を感じている、気持ちの悪いハマッ子的プライドとは、すっかり決別しているのだ!
そんな、立派な田舎者に成長した自分を待ち受ける難関は新宿駅だ!
新宿で乗り換えする時の自分の気持ちは、まるで初めてのおつかいに出かけた子供のようなもの。
残念ながら、32歳の立派なオッサンに成長したことで、御守りと称したマイクも持たせて貰えないし、困った時に都合よくカメラを持った大人が、近くに居る事もない。
お茶の間からの声援や涙など、まるで期待出来ない状況。
孤軍奮闘とは、こうゆう時の言葉に違いない!
しかも、オッサンへと成長したことで秘技、「泣く」も使えない…
まぁ、32歳にしてはカワイイ要素が残っていると職場のおばちゃんに定評のある自分としては、泣いてみても良いが、やはり気持ち悪いだろう。
新宿駅の人ごみが、モーゼの割った海のように避けて通る姿が容易に想像できる。
所詮は、32歳にしては、なのだ。
それは、40歳にしては綺麗な女性より、容姿がどうのではなく、20代の健康的な女性の方が遥かに魅力的なことと、同じなのだ!
要するに、してはなのだ!
月日は、残酷にも可愛らしさを奪っていくのね…
なんて自分の冷静なメタ認識に成長を感じていると、新宿駅の現実が襲ってくる。
なんなんだ?ここは迷宮か?
シャンパニーの塔か?
ちくしょう、カギが入った宝箱はどこだ?
埼京線の乗り場はどこだ?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
自分の居る場所が分からない。
女心と嫁のキレるタイミングくらい、分からない。
あぁ、迷い込む恋のラビリンス♪
Mr.Children シーソーゲームより
ミスチルの楽曲が、生まれた現場は分かったが、依然として自分の居場所が分からない。
しかも、人が沢山いるぞ!
今日はお祭りでもあるのか?
だが、人をかわすのは余裕。
インドで、暴走するクルマやバイクをトキの動きで華麗にかわして修行した自分には、まるで問題にならない。
※トキは鳥の方じゃなくて、北斗の拳のトキです!インドで修行したとはいえ、さすがに空は飛べねぇ。
そんな、被曝する前の全盛期のトキを思わせる動きで誤魔化しながら、迷っていないテイで案内看板を凝視しながら、無事に目的の電車に華麗に乗車した。
誰に頼るでもなく、新宿の迷宮、恋のラビリンスを脱出。
ふふっ、これが大人というものだ!
はじめてのおつかいをしている、お子ちゃまとは違うのだよ!
あとは、余裕だ!これが大人の余裕というやつだ!
恵比寿駅の発車音がエビスビールのCMの音楽であることを楽しむ余裕があるくらい余裕だ。
余裕をアピールしたくて、余裕という単語使いすぎてしまうくらい余裕だ。
そんなこんなで、新宿で無事に乗り換えるという大仕事を終え、後のいつもの仕事を適当に片付けたのだった。
終わり。
最新のコメント