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▼ 一瞬の閃。
- ジャンル:釣行記
釣り。
1つの物語、と言ってしまえば、言い過ぎか。
しかし、自分の頭の中には、釣りを通して何通りものストーリーが巡り巡っている気がするし、今後もそうなのだと思う。
前回のログ、親戚のお兄ちゃんとの釣行前後から、この辺りでも蛙が鳴き始めたし、虫も鳴き始めた。
季節が変わっている。
自然界には、何かのスイッチがあるかのように、そして、月と太陽がそのスイッチをこっそり押すかのように、季節が、すこし移るタイミングというのがある。
小学校、中学校の時の、登下校で。
高校野球に明け暮れた、練習後のグラウンドの片隅で。
そんな瞬間を肌で感じてきた。
シーバス。
この魚を相手にするようになって3年の年月が流れた。
その間に、自然は変わらずそばにいてくれるが、自分のアンテナが、少しだけ変わった、のかもしれない。
小さい頃から感じていた自然界の変化を、水の中に投影する感覚。
いち動物であるヒトとして、遥か昔より持っていた感覚なのだろうか。
いずれにせよ、水の中で、何かが動くタイミングなんだろうな、というのが今回の満月だった。
野生の勘。
僕は、この言葉こそ釣りの全てだとは思わないが、釣の何割かには、この要素が含まれていると思う。
さて、くだらない前置きはこの辺にして、現場に向かった。
水中は川半分をぐるぐるとまわるコノシロの群れ。
ときおりボイルが発生する。
ボイルの箇所は2箇所。
いつもシーバスがつくピンだ。
さぁどう釣る。
いつも通りやっていく。
いつも通り釣れない。
ボイル=トップ??
安直な考えで様々な角度からトップを散らすも、不発。
自分に魚を釣り切る力がないのは、前回痛いほど分かった。
また今回も釣れんのか。さぁー、帰るか。
しかし、しかしだ。
この身体が、風から水から空気から聞こえてくる「今日は釣れる」という、声じゃない声を聞いてるんだ。身体が帰らせてくれないんだ。
だって、裏を返せば、「今日釣れなきゃいつ行ってもまた釣れねーぞ」ってことでもあるんだから。
釣る方法は、絶対ある。
30分、いや25分?
コノシロの群れを観察した。
コノシロはどう動いている?
あのボイルの意味はなんだろう?
シーバスの挙動は何をしている?
竿を置いてから3回のボイル。
ボイルの間隔は7-8分前後。
なるほど、同じコースを規則正しくまわるコノシロに、あのピンで待ち伏せしているシーバスが襲いかかるのがボイルか。
当たり前のことを、先入観なしに腹に落としこむ。
じゃあ、シーバスはどう動く??
そんなことを考えていたら、次のボイルが起こった。
バシャバシャッ!!!
3匹ほどのコノシロが水面を割った。
ハッとした!!
「沖縄!!」(過去記事 http://www.fimosw.com/u/shinya6667/ipjg17dbav99sa)
このボイルで、完全に、コノシロの動きとシーバスの挙動、そしてボイルの意味の辻褄が合った!!
さっきまで投げてきた(引いてきた)トレースコースは、「この場所で」、「過去に釣れたことがある」からそのとおりやっていただけだったのだが...、なぜ釣れなかったのか、その意味がわかった...気がする。
読めた。さぁ、次のボイルを迎え撃とう。
待つこと数分。
そして、ピンの奥にモワモワとした雰囲気。
次のボイル、ここで来るか...!!
同じピンを、今まで全く投げたことのなかった軌道でキャストし、同じピンを、今まで引いたことのないコースでトレースする。
さっきの勘を、一瞬の閃を、自分自身に証明したかった。
ルアーが泳ぐ。
そのピンに差し掛かる。
来るならここっ!!
ドン!!
文句無し。
投げるルアーも、タイミングも、角度も、全て必然だった、と思いたい。
シーバスに少し出血させてしまったため、いつもより長めに蘇生を施すべく、ポイントを後行のアングラーさんに譲ったため、その後、この釣り方の検証はできなかった。
つまりまだ、自身のパターンとして確立させてはいない。
けれど、自然に身を委ね、自然の一部として物事を考えた結果の、価値ある1匹だ!!
数日前の親戚のお兄ちゃんとの釣行で感じた自分自身の力量不足。
幼少期から続く自分なりの自然の感じ方。
沖縄を舞台に、目指していたガーラを釣りきった経験。
様々なストーリーの巡りあいの果てに、やっと手にした、1尾のシーバス。
「今日釣れなきゃいつまでたっても釣れんぞ。」
その声は
「今日みたいな感じで、もっと釣れる理由や釣りきれん理由を探せるから、頑張れ」
と、聞こえた。
満月の夜、僕の中で...、
何かが、少しだけ変わった。
うまい人っていうのは、こんなかんじでその日その日の状況に合う釣り方を何パターンも持ってる人なんだろーな、きっと。
まだまだ初心者も同然だ。
もっともっと、うまくなりてー!!
それと...
正直...
季節のスイッチとかいいから毎回釣りてー!^_^;
1つの物語、と言ってしまえば、言い過ぎか。
しかし、自分の頭の中には、釣りを通して何通りものストーリーが巡り巡っている気がするし、今後もそうなのだと思う。
前回のログ、親戚のお兄ちゃんとの釣行前後から、この辺りでも蛙が鳴き始めたし、虫も鳴き始めた。
季節が変わっている。
自然界には、何かのスイッチがあるかのように、そして、月と太陽がそのスイッチをこっそり押すかのように、季節が、すこし移るタイミングというのがある。
小学校、中学校の時の、登下校で。
高校野球に明け暮れた、練習後のグラウンドの片隅で。
そんな瞬間を肌で感じてきた。
シーバス。
この魚を相手にするようになって3年の年月が流れた。
その間に、自然は変わらずそばにいてくれるが、自分のアンテナが、少しだけ変わった、のかもしれない。
小さい頃から感じていた自然界の変化を、水の中に投影する感覚。
いち動物であるヒトとして、遥か昔より持っていた感覚なのだろうか。
いずれにせよ、水の中で、何かが動くタイミングなんだろうな、というのが今回の満月だった。
野生の勘。
僕は、この言葉こそ釣りの全てだとは思わないが、釣の何割かには、この要素が含まれていると思う。
さて、くだらない前置きはこの辺にして、現場に向かった。
水中は川半分をぐるぐるとまわるコノシロの群れ。
ときおりボイルが発生する。
ボイルの箇所は2箇所。
いつもシーバスがつくピンだ。
さぁどう釣る。
いつも通りやっていく。
いつも通り釣れない。
ボイル=トップ??
安直な考えで様々な角度からトップを散らすも、不発。
自分に魚を釣り切る力がないのは、前回痛いほど分かった。
また今回も釣れんのか。さぁー、帰るか。
しかし、しかしだ。
この身体が、風から水から空気から聞こえてくる「今日は釣れる」という、声じゃない声を聞いてるんだ。身体が帰らせてくれないんだ。
だって、裏を返せば、「今日釣れなきゃいつ行ってもまた釣れねーぞ」ってことでもあるんだから。
釣る方法は、絶対ある。
30分、いや25分?
コノシロの群れを観察した。
コノシロはどう動いている?
あのボイルの意味はなんだろう?
シーバスの挙動は何をしている?
竿を置いてから3回のボイル。
ボイルの間隔は7-8分前後。
なるほど、同じコースを規則正しくまわるコノシロに、あのピンで待ち伏せしているシーバスが襲いかかるのがボイルか。
当たり前のことを、先入観なしに腹に落としこむ。
じゃあ、シーバスはどう動く??
そんなことを考えていたら、次のボイルが起こった。
バシャバシャッ!!!
3匹ほどのコノシロが水面を割った。
ハッとした!!
「沖縄!!」(過去記事 http://www.fimosw.com/u/shinya6667/ipjg17dbav99sa)
このボイルで、完全に、コノシロの動きとシーバスの挙動、そしてボイルの意味の辻褄が合った!!
さっきまで投げてきた(引いてきた)トレースコースは、「この場所で」、「過去に釣れたことがある」からそのとおりやっていただけだったのだが...、なぜ釣れなかったのか、その意味がわかった...気がする。
読めた。さぁ、次のボイルを迎え撃とう。
待つこと数分。
そして、ピンの奥にモワモワとした雰囲気。
次のボイル、ここで来るか...!!
同じピンを、今まで全く投げたことのなかった軌道でキャストし、同じピンを、今まで引いたことのないコースでトレースする。
さっきの勘を、一瞬の閃を、自分自身に証明したかった。
ルアーが泳ぐ。
そのピンに差し掛かる。
来るならここっ!!
ドン!!
文句無し。
投げるルアーも、タイミングも、角度も、全て必然だった、と思いたい。
シーバスに少し出血させてしまったため、いつもより長めに蘇生を施すべく、ポイントを後行のアングラーさんに譲ったため、その後、この釣り方の検証はできなかった。
つまりまだ、自身のパターンとして確立させてはいない。
けれど、自然に身を委ね、自然の一部として物事を考えた結果の、価値ある1匹だ!!
数日前の親戚のお兄ちゃんとの釣行で感じた自分自身の力量不足。
幼少期から続く自分なりの自然の感じ方。
沖縄を舞台に、目指していたガーラを釣りきった経験。
様々なストーリーの巡りあいの果てに、やっと手にした、1尾のシーバス。
「今日釣れなきゃいつまでたっても釣れんぞ。」
その声は
「今日みたいな感じで、もっと釣れる理由や釣りきれん理由を探せるから、頑張れ」
と、聞こえた。
満月の夜、僕の中で...、
何かが、少しだけ変わった。
うまい人っていうのは、こんなかんじでその日その日の状況に合う釣り方を何パターンも持ってる人なんだろーな、きっと。
まだまだ初心者も同然だ。
もっともっと、うまくなりてー!!
それと...
正直...
季節のスイッチとかいいから毎回釣りてー!^_^;
- 2017年5月12日
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