好きということ

  • ジャンル:釣行記
何か好きなものがあるとする。


 

釣りが好きだ。
シーバス釣りが好きだ。
ドリフトでのシーバス釣りが好きだ。

野球が好きだ。
バッティングが好きだ。
強振してホームランを狙うのが好きだ。

人が好きだ。
あの子が好きだ。
あの子のこんなとこが好きだ。

こんな感じだろうか。




好きにも種類や程度がある。好きなものがある方なら、おそらく皆さんにもあると思います。




釣りに限って言えば、今の自分は完全に迷走状態だった。




もちろん、シーバス釣りが好きだし、焦らされて焦らされてなんとか1本に辿りつく、みたいな釣りが大好きだ。

しかし、それが空回りした。




最近の釣行で、うまい人との圧倒的な差を見せられた。そこで謙虚に自分とその方々との差を見つめ直せていたらまだ良かった。

けれども自分は、うまい人と一緒に釣行出来ている事だけに酔っていた。





釣り方を見せていただいた。それだけでうまくなった気がして、釣れない自分とのギャップ(現状)に、苦しくなっていた。

出ても出ても釣れない。季節は最高のはずなのに、だ。週5、6で出て2週間で1本だ。

私のブログの範囲では、ログが書けない=釣れてないという事だ。




しかし、そんな姿勢を見直すきっかけがたまたまやってきた。

ここ何日か忙しさが重なり、釣行回数が減った。






そこで一旦立ち止まって、自分の釣りを振り返ってみた。

楽しんでるか??






自分は下手だ。だから、背伸びしても届かないものには届かないんだ。

ある種の割り切り、諦めだ。






問題はここから。下手なりに、自分のできる事を精一杯やってみよう。そう思えた。









クロスウェイクを流して流して、暗闇の奥で確かなバイト。


乗った!しかしすぐフックアウト。




落ち着け。やれるはずだ。




もう一度流す。ルアーの頭がこちらに向き、流心からフラフラと流されて壁際に寄せられる魚を...



来た!頼むで!!!










ありがとう。嬉しかったで。

やっぱりシーバス好きだ。



良かった。ええかっこしいをしてたってダメだ。ガラにない。自分のペースで背伸びせず、「今の自分」に向き合う。

好きなことに嘘つく必要なんてなかった。







アンタが好き。また会いたい。









弱みも下手さも受け入れて、やっと、やっとそう言えた。







さぁ、これからは、もっと会えるように頑張るだけだ。

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