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私の平成最後の夏 【2018年夏のリバーゲーム閉幕】

■"わがままなまでに拘る" 2018年夏のリバーゲーム閉幕


僕自身、日本の誇る四季のひとつである夏がいつからいつまでなのか明確な定義を知らずに始まった"2018年夏のリバーゲーム"でしたが、フライング気味の5月末にキャッチした中流域の川スズキから始まり、8月いっぱいまでの釣行を持って一つの区切りを付けることに決めたので、終わってみれば夏の認識として一般的である6,7,8月の3ヶ月間を勝負の夏として過ごした事になります。



リバーゲーム開幕のログの冒頭は、こんな書き出しからでした。



誰のためでもない


自分のしたい釣りを


わがままなまでの拘りで


今年の夏は、自分とハンドメイドルアーの価値を掴む為の勝負の夏と決めている


全ては自分のためだけに



"わがままなまでに拘る" 2018年夏のリバーゲーム開幕



いくつかの拘りを持って夏のリバーゲームに挑み、自分との勝負の中に身を置き続けた3ヶ月を過ごした"平成最後の夏"。


その拘り抜いた結果も交えて、写真で振り返っていきたいと思います。




■始まりの川スズキと、10Parabellumというハンドメイドミノー


最も拘ると決めたのは、自身で作るハンドメイドミノー"10Parabellum -パラベラム-"のみで、全ての釣行をやり切る事でした。


10Parabellumの一作目を作ったのは2014年の夏、それから4年間様々な魚と出会ってきましたが、


"この10Parabellumの価値を、特別な1匹と出逢うことで自分自身への証明としたい"


それが、ハンドメイドルアーと自分自身の価値を掴む為に必要なことだと思うようになったのが拘る理由です。



最初の1匹との出逢いは、5月終わりのこと。

前日に雨が降り河川は濁りが入るも、空は晴天という好条件が揃った中流域で出ました。



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【ヒットルアー:10Parabellum(クロームシルバーアルミ)】



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瀬の中に10Parabellumをキャストし、流れに乗せつつ"ヨレが作り出すストラクチャー"へアプローチする。


目に見える岩や、水中の沈下流木などのストラクチャーにアプローチする。


そこにスズキが待ち構えていると信じて。



そうやって繰り返しキャストし、足を使って中流域でスズキを探す日々がこの日から始まっていったのです。



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■梅雨の川スズキと、シングルフック"Shout!TCスパーク"


梅雨の合間の晴れた日には、中流域の岩盤エリアにて川スズキが乱舞するシチュエーションに出会うことが出来ました。



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【ヒットルアー:10Parabellum(マットチャートドット)】



ここにも拘りのひとつがあって、それは今年の春頃から導入し始めた"シングルフック"でのキャッチです。


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この日は高い足場とフローティングミノーである10Parabellumの持つ浮力がマイナス要因となり、バイト数に対してのヒット率が低くなってしまうという展開に。


ジャーク後のポーズで圧倒的なバイトが出るのでついつい楽しくてジャークしてしまうのですが、そこを堪えてリトリーブで引いてくるとヒット率が高くなることがわかり、そこからは波に乗ることが出来ました。



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ヒット率が低くなってしまったとは言うものの、写真にもある通りフック先端が少しでも身に掛かればそのままゲイブまで貫くかのようなフッキングをもたらし、尚且つこの日までの実績としてバイトに対してのヒット率は僕の感覚ではトレブルフックと相違なく、絶大な信頼を持って使用することが出来るシングルフック、それがShout!のTCスパークです。



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なぜシングルフックなのか?


その問いに対しての僕の答えは、ただひとつ。



"北海道のイトウへの憧れ"



北海道に行ったこともなければイトウ釣りもしたことはありません。


ですが今の情報化社会におけるSNS上でイトウを目にする機会も、こちらから探して動けば少なからずあります。


小さな川幅から飛び出すメータークラスのイトウの迫力。


そこに重なるのは、僕の夢でもあるメーターオーバーのスズキ。


そのイトウを釣る上での、"使用するルアーはシングルフックのバーブレス仕様"という紳士協定の存在。


厳密に言えば僕はまだバーブレスではないのですが、シングルフック仕様という自分自身への規定を設けての釣りは、今この時だけにあらず未来のイトウも視野に入れての選択なのです。



そのシングルフック仕様のハンドメイドミノー10Parabellumでキャッチした、1匹の梅雨の川スズキ。


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とても力強いファイトで僕を魅了し、さらに抜群のコンディションを持ったこの夏のハイライトと呼ぶにふさわしい1匹でした。



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■釣れない日々の川歩きと上流域への挑戦


7月頭に梅雨が明け8月の終わりを迎えるまで、僕は1匹もスズキに出逢うことはありませんでした。


途中、宮崎出張や与論・徳之島の離島出張などで通算3週間に及ぶ本土にいない期間はありましたが、その他の釣行日はひたすら釣れない日々を過ごしていました。



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容赦く照り付ける真夏の日差しの中の川歩きは、体力温存や熱中症などへの体調管理にウェットゲーターが大きく力を貸してくれました。


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雨の濁りのないクリアな水質の時に水中のストラクチャーやブレイクラインを目で見て確かめ、雨による増水や濁りが入ったら打つべきピンのポイントを選定していく…釣れない日もやることは山のようにそこにありました。



梅雨明け後と思いつつも離島出張期間を経て少し遅めに入ることとなった上流域への挑戦では、初めてロッドを振る渓流域というシチュエーションに興奮すると共に、こんこんと流れる水の中に身を置くと、なす術なく納竿する日々に"簡単じゃない現実"が真正面から立ちはだかったように思います。



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ひとつだけ上流域での良い思い出となったのは、そのエリアに住まう鮮やかなブルーとオレンジを身に纏うカワセミに遭遇した事。


今でも鮮明に思い出すことが出来る程のインパクトを与えてくれたその姿は、まさに青い宝石と呼ぶに相応しい存在価値を解き放っていました。




■やりきった先に見えるモノの答えは


"やりきった先に見えるモノがあるだろう"


それを求めて開幕したこの夏のリバーゲーム。


最後の拘りのひとつ"上流域での特別な1匹のスズキに出逢うこと"は、成し遂げることが出来ませんでした。


振り返ってみると、本当にやり切ったのか?と自問自答する自分が実はいます。


中流域までの釣りは自信を持ってやり切ったと言えるのですが、上流域での釣りは圧倒的に釣行数と散策範囲と歩行距離が足りていなかったと思わざるを得ないのです。


言い訳はしない、言い訳は。



"ハンドメイドルアーと自分の価値を掴むということ"



やり切った先に見えるモノは、やはりやり切った者にしか見えないのだと今思い返してもどこか力が抜けるほどに実感しました。



平成最後の夏は終わってしまいましたが、この課題はまた新しい年号となった夏以降への繰り越しの課題となり、僕にとって切っても切れない釣り人生という日々を送る上での糧となることと思います。


また来年この川に戻ってこれたら、また暑い夏を、夢見る特別な川スズキと共に謳歌出来たらと思います。



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【tackle data】

Fishman/Beams RIPLOUT 7.8ML

DAIWA/ZILLION SVTW 1016SV-SH

SUNLINE/CAREER HIGH6 1.5号(25lb.)/1.7号

SUNLINE/STATE CLUTCH SHOCK LEADER NYLON 20lb.


Golden Mean/OUTRANGE ORS-90ML

DAIWA/18CALDIA LT4000-CXH

SUNLINE/CAREER HIGH6 1号(16lb.class)

SUNLINE/STATE CLUTCH SHOCK LEADER NYLON 20lb.

Shout!/TCスパーク #2

1989Lures/10Parabellum


【wear & tool data】

Pazdesign/フラットバイザーIII

Pazdesign/フェイスガード グレーカモ

DANG SHADES/LOCO

Shimano XEFO/ショートゲームベスト VF-274L

Pazdesign/ウェットゲーター ZAC-953

STUDIO OCEAN MARK/OG2100Newbie M/Go

Nikon/COOLPIX A900


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