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かなりいい加減なリールメンテナンス その2

  • ジャンル:釣り具インプレ
さてお次は、ハンドルをクルクル回すと、スプール頂点で「カタッ」という振動が気になっていた、ツインパワー5000hgをチェック。
 
このクラスからオフショアを含め、対象魚が大型化する釣りで使うので、かなり細かいところに神経を使います。
ワントラブルで、遠征費がパーになるのは、ちっと悲しいものです。


ギヤ周り交換になると、コストが掛かるのでドキドキして作業開始。
 
あ、よく「自分でバラしてみよう」と思った人が、最初につまずくのがこの部分のイモネジ。
 


まぁ普通の人は、このサイズの工具は持ってませんね。
 
でも、イモネジを使うという事は、トルクが必要ないという事です。
爪楊枝、または竹串を突っ込んで回すと、簡単に外れます。
 
あ、間違っても「斜めに力を加える」のだけはやらないで下さい。
爪楊枝の先っちょ折れて、ヒドイ目に合いますw
その場合、最後の手段は接着材ですが、非常にメンドイ事になります。
 
クラッチレバーの戻し側部品。

 
 

 
よく飛んでいきますので、気をつけてくださいw
今夜は見つけるのに30分かかりました(爆
 
チャッチャとバラして、クロスギア頂点の変換部のヘタリをチェックしましたが、多少のカエリは出ていましたが許容範囲でした。
洗浄後にグリスを全部交換し、組みなおしたら直りました。
まさかの油膜切れです(笑)
 
部品交換無しで良かった♪
でも、大抵こうなってたら、部品交換したほうが無難なんですがね(笑)
 
 
最後のボディー組み付けネジは、メンドいけどハンドルを付け、回転させてから対角状に本締めします。
これはエンジンのクランク芯だしと似たような原理で、スムーズな回転を得る為に、各部品の水平垂直を出す為にやります。
 
これがけっこうバカにならないのです。
それでも取れない違和感(ガタ等)には、専用のシムを使います。
公差修正を-方向なら+のシムを入れるということですね。
 
工業製品は必ず「部品公差」という、寸法の許容範囲が示されています。
 
例えば、100mmの正方形の部品があった場合、
 
縦    100±0.2
 
横    100±0.2
 
高さ   100+0.4-0
 
なんて、設計図面に書いてあります。
 
この100の後ろに、+~~とか-○×って書いてあるのが「公差」です。
 
当然ですが100mmを狙って、鉄を削ったり樹脂を成型したりして部品を作るのですが、なかなかピッタリ100mmでは作れません。
そこで、「使用の用途を考慮すれば、この程度は誤差が出ても使えますよ」という数値を、設計が図面に入れてくるのです。
 
これは、世にあるマトモな工業製品の、全ての図面がそうなっています。
まれに無い図面が在りますが、それは「JIS規格に順ずる」とかの規格が適応される事になっています。
 
で、よく言う、製品のアタリ・ハズレは、現実にこの公差によって起きるのです。
2個以上の部品によって構成される場合、その部品同士が干渉(当たる)するですが、この公差分の「製品が大きい小さい」が発生します。
 
上の100mm四方の製品が、もしも縦部位と横部位で接する場合、最も小さい側の公差で出来た製品同士が組み合わさると・・・
 
縦100-0.2=99.8
横100-0.2=99.8
 
99.8+99.8=199.6mm
 
と、なります。
 
逆に大きい側で組み合わさった場合は・・・
 
100.2+100.2=100.4mm
 
となります。
 
結果、物の組み合わせによっては、0.8mmの差がでます。
リールはどうなっているかは解らないのですが、自動車なんかは通常組立工程において、公差による寸法違いが出来るだけ偏った寸法のAssy品となら無いように管理しています。
 
良いものを安定して量産する為に必要な、バラツキの管理もコレによって行われています。
 
ちなみに、「高さ 100+0.4-0」とは、設計が「何があっても小さいのだけはダメ」とアピールしています。
たまに、「高さ 100+0.6+0.2」とかいう図面が回って来て、苦笑いしながらお客さんとケンカしますがw
(気持ちは解るけど、だったら「100.2+0.4-0」とかにしてくれ)
 
恐らく人間がリールを回す感覚で、0.2のガタツキは気にならないと思いますが、0.8mmになったら気がつくと思います。
 
高額なリールと入門用リールの違いにおいて、ベアリングの数による摩擦低下でのステラ感とかも大事ですが、新品状態での各部品のクリアランス(ガタツキ)を触れば的確にバラツキが解ると思います。
当然ですが、最初にガタツキが無い固体は、全ての水平垂直が中央値に近いと考え、各消耗部品の持ちも良くなるはずです。
 
 
って事で・・・
 
リールを買う場合は、できるだけ「同じ物の在庫が多い店」に行くのがキモだと思います。
で、右手にボディーをワシ掴みにして、ハンドル根本を左手で軽く持ち、縦・横方向にガタをチェックします。
同じくスプールも縦・横にチェック。
 
多少カタカタ言うのは避けられませんが、できるだけガタが少ない物を買います。
入門モデルでも「なんか全部一緒かな?」と思うなら、それがその製品とアングラーのクオリティーですから、気にしないのが一番です。
むしろ、安いところで違和感が出ないなら、コスト面では理想です。
 
私は、「やる釣り」で差別化しています。
一番繊細差を要求するのは干潟の釣りですし、一番ルーズにしても良いのは磯のヒラスズキです。
その辺のバランスを考えながら、新規購入とオーバーホールをすれば、けっこう後から「こんなはずじゃなかったなぁ・・・」ってのが防げます。
 
シマノだろうがダイワだろうが、長いスパンで自分に合うリールが見つかると良いですね♪
 
おしまい
 
※当然ですが、リールの分解清掃は自己責任でやりましょうw
 
 
■参考
 
ウェーディング   ツインパワー4000XG・レアニウム4000
港湾部      レアニウム4000・ステラ3000
磯         ツインパワー4000hg ツインパワー5000 
オフショア中    ツインパワー各種
大物狙い     ステラ各種
 
その他       バイオマスター2000 2500 4000 アルテグラ 4000
 
■オーバーホールで使った工具
 
プラスドラーバー2本
マイナスドライバー1本
12mmスパナ
爪楊枝
 
その他に、グリス・クリーナー・歯ブラシ

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