【ターニングポイント２】出張カマス

つづき

8：00ごろに再び起きると、外は砂嵐の様子。
海に近いエリアなので、砂塵が半端ない。

清算を済ませて、車まで行くのも一苦労。
こりゃぁ釣りにはならんな・・・という事で、宮城に居ても仕方がないのでとりあえず常磐道に乗って関東を目指す。
途中で風がやめば、そこで高速を降りて釣りをするつもりなのだけど、結論から言うとず～っと止むことがなく水戸まで来てしまった。
もはや地元。遠征釣り場ではない。

う～ん、この南風ならば外房のヒラスズキが良いんじゃないか？
高速を降りて、そこから下道で外房へ向かう事にした。

夕方、日が暮れた頃に外房入りし、タケさんと合流。
話を聞くと、風なんかぜんぜん吹いて無いよ！とか。
おまけに前日は大雨。
個人的にシャローのヒラスズキって、大量に雨降った後にあまりいい思いをしたことがない。
これは伊豆も外房も同じ。

じゃぁとりあえず川にでも・・・と言った話が出たが、これまた上流は潮位の低い時は釣りにならない。

ココまで来て手詰まり（笑）

なんか無いもんかねぇ…なんて話をして、とりあえず最近カマスが釣れているらしい港へ行くことになった。

到着するとビックリ！
すげぇ人の数だ。しかも殺伐としてるｗｗ

とりあえず、一人で釣りしているお兄さんに話しかけた。

なんでも今年は本当に当たり年らしく、11月からず～ッと港内にカマスが入っていて、明け方には青物も入って来るとか。
それで港口ではカマスの泳がせ、港内はカマス釣りの釣り人で一杯に。
しかも漁船が止まっている隙間でやるしかないので、必然的にポイントキャパも少なく場所取りなんかが始まっているとか。

小さいのは無限に釣れますよ！デカいのは一時間に一回ぐらいお気を周って来るんです。
丁寧に教えてくれました。

へぇ～っと。
じゃぁ港の奥の方の空いてる場所で、ひっそりとやりますか。

前回の芦ノ湖のタックルのまんま、ルアーをメバル用のジグヘッドに変えて巻いてくると、けっこうな頻度でバイトがある。

しかし乗らない。

そこからあれこれとアクションくわえたり、速度を変えたりするとやっと釣れた。

釣りに飽きた子供のように、足元の水面を往復させるだけが一番釣れるｗ

タケさんは何度かやっているらしく、秘密兵器的なルアーを持って来ていてアホみたいに掛けていた。

せっかく魚が沢山いるので、それからは色々と試した。
渓流用のスプーンやスピナー、もちろんミノーも試すが、ポツリとは掛かるが爆発力は無い。
ジグヘッドに戻してアレコレ。
その結果、ワームの差がすごいという事を知った。
解ってはいたけど、ガルプの黄色が最強。
圧倒的に釣れる。

干物を造りたいから今回は沢山キープするつもりで、釣れたカマスは片っ端からクラーヘ。

さぁ、朝マズメどうしよっか～なんて話をしながら、ひたすら釣りを続けて気がついたら夜が明けた。

カマスに夢中になり、磯も川も結局逃す（笑）

一度タケさん工房に戻ってまずは寝る。
後の事は、目が覚めてから考えることにした。

つづく