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そのトンネルがもたらす物

  • ジャンル:日記/一般
トンネルの目的とは、その下を潜る事の優越感を得る事や、オレンジのライトを楽しむものでは在りません。
最も原始的な時間短縮の一つであるべきなのです。
それは『真っ直ぐ行けば速い』という事。
 
時間がもたらすのは鮮度。
人間の鮮度です。
  
だから私は、敬意を表して「いかに速く駆け抜けるか」に挑戦するのです。
 
やがてその用いる道具は、「もうこれ以上は嫌だ」と言いながら1/2の反抗をブルブルと震えながら伝えてきます。
 
その区間、179秒で駆け上がっていくのは無理なのか。
 
その先は、安全を確保された檻の中をグルグルしていたモルモットが、粋がって踏み込む場所ではない事を知っています。
野鼠とモルモットは、生きている場所が違う。
 
意味が解る人は何も言わないで下さい。
そう、それは常識の範囲内での話し。。。
ひっそりと、そこを楽しんでるだけのこと。
 
その大きな川の集合体を渡り、異なる生い立ちや文化の人が、ある意味で尊敬するけどある意味で危険なアングラーの声で集まりました。
 

それぞれの思い。
そして交差している一つの何か。
 
ただそれだけの事です。
 
ある人は闇に消え、ある人は架空の生き物に怯える。
それで良いんだと思います。
私は、自分の頭の上を越える波からタバコを守ることに命を懸けます。
 
 
やがて、沖合いで謎の男に出遭う。
その箱を見て一瞬、「アサリの密猟ですか?」と声を掛けそうになったが、どうやら違うらしいのです。
話を聞いて、その正体が解る
 
一回50円
 
やがて仲間が一人、その魔力に引き込まれる。
 

曰く、最高だとか。
しかし何故、こんな場所で商売をしているのだろうか。
 
話を聞くと、どうやらこの海域に現れる、ある特殊なスズキを追い求めて彷徨っているとの事でした。
 
 
過去に、たった一度、この広大なシャローで目にしたとか。
それはその橋が、オレンジ色に海面を照らすはるか前の事らしいです。
 
その神々しい(禍々しい)姿に、気が付けば心を奪われ・・・
何時出逢うかわからないそのスズキの為に、こうして常にフィールドに身を沈められる商売をしているとか。。。
 
長く熱い熱帯夜のように、妙にべたつく感覚に脳が支配されます。
私は、はたしてそこまで出来るのだろうか?
 
距離と言う尺度で言えば、かなりの範囲を探してはきました。
ハワイにも、石垣にも。
そして丹沢の源流と。
でも確信的な部分は、実はこの謎の男の足元にも及んでいないのです。
 
横に並びながら、ロッドを振りました。
ひょっとして、何かが解るのではないかと。
 
その男は、「今日はアオサが掛かるぐらいのイメージで」と言いながら、短時間で5匹ほどのスズキを上げました。
そこからは夢中で話をしたので、あんまり良く覚えていません。
 
やがて会話の中に空白の時間が増え始め、その男は最後に寂しそうに言いました。
 
あと99匹か・・・
 
謎のセリフを残して、風に抗うかのごとく北東の方へ行ってしまいました。
 
ただ、なぜか?
「あのオレンジの光の方に歩いていったにも拘らず、姿が見えなくなった」のです。
まるで海に吸い込まれるように。
その刹那、もう一人横に誰かが居たようにも見えました。
 
そして「そっちは違う・・・求める道はもっと北だ」と言う声がハッキリと。
それは耳からではなく、脳に直接話しかけるように。
 
迫り来る恐怖に駆られ、私はそのシャローを後にしました。
 
幾ばかりの時間が流れた後。
温かいコーヒーをゆっくりと喉に流しながら考えました。
 
5000円(原価)÷50円=100
100回-前田先生の1回=99回
 
あぁ、
なるほどねぇ
原価償却でしたか
 
あの謎の男
夢追い人としては100点でも、商売人として大きく間違ってたんだなぁ・・・
 
なんかスッキリした(爆)
 真実はアチラで。
 

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