時々、自然に還る

時間がある時にはなるべく磯に立つようにしている

それは決して修業だとか、先進鍛錬などではなく、気持ちのリフレッシュの為だ

今の現代社会で本来の自然に触れ合う機会はあまりないと思う

あったとしても、その自然は人間の手が加わり、人為的に作られた自然がほとんどであろう

そんな自然は人間の世界の中の自然である

僕らの立つフィールドは人間の手の加わっていない自然本来の磯

向かう手段も船などは使わず、己の足で山を登り、崖を下り、岩道を歩き、時には泳いで向かう

全身で自然を感じると、自分も自然の中で生きているんだと再認識させてくれる

それは、とても気持ちの良いことだ

例え魚が釣れなくとも、心は晴れやかな気持ちになり

「いやぁ、楽しいなぁ」

と本心から思えるのだ


この日もそんな充実感を得る為に、仕事終わりから寝ずに暗い内から磯へ向かった

日の出ている時間に散々通った磯だが、夜には来たことがなかった

何か新たな発見を探しに、あえてこの磯へ向かった

磯へ到着し、まずはシーバス狙いで様子を伺う

まずは沖の潮目を探るが反応はない

しばらく投げ続け、ルアーをピックアップしようとしたところでヒット

足元で暴れる魚を強引に浮かせ、波に乗せてゲームセット

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70無いくらいのシーバス

筋肉質で締まった魚体の荒々しい魚だった

この磯は沖には障害物はなく、足元のエグレに着いていた魚が食ってくれたようだ

魚をリリースし、再度探るが反応はなく、横の根周りを撃つことに

するとバイトがあるが乗りきらない

どうも酷使してきたルアーだけに、針先が甘くなっているようだ

ルアーを釣行前に新品のフックに変えたルアーに変えてみる

するとすぐにバイトがあり、フッキングすると確かな手ごたえ

2、3発と追い合わせを入れ、ショートポンピングで手早く寄せる

中々のファイトを魅せてくれ、そのファイトに恥じぬように魚と真剣に向きあう

足元で強烈に突っ込んだがなんとかかわし、最後は波に乗せてランディング

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80アップの見事な魚体

身が締まり、ムキムキボディのシーバスだった


その後、対人関係で嫌な出来事があったが、ここでは愚痴るのはよそう

楽しく魚と向き合えた、それだけでいい



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Tackle Data

rod:WILD BREAKER 113R
lille:TWINPOWER 5000HG+YUMEYA POWER HANDLE
line:FIRE LINE 40lb
reader:NYLON 50lb

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