『河川』の鱸 (2014.8月)①

  • ジャンル:日記/一般
先の7月後半、

『梅雨』も明けていよいよ『夏の陣』。


​これから暑さがガンガン増してくる8月かと思いきや、

台風やその余波で雨は多く、

気温も水温も伸び悩む感が続く日々。


おかげで暑さに負けない暴走兄弟を全力で小散歩させるには、

苦労の少ない日々でもある。


ふと、

そんな雨上がりの夕方の南東の空。

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『幸福のレインボー・橋脚右』。

短いけれども太くハッキリした虹の断片が出現。

あれよあれよと伸びていき…

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東の空からも『幸福のレインボー・橋脚左』がお出迎え。


西の空には間もなく夕陽と変わりつつあるお天道様と、

日中にパラ雨をもたらした残り灰雲がうっすら。

西日を灰雲が隠してしまうと、

たぶん虹も完成することなく消えてしまうだろう。




雲が勝つか。



虹が勝つか。



暴走兄弟も固唾を飲む。







そして…




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人生初『七色の架け橋』。






その完成に立ち会い、

うっとり。




判り難いけど外側にうっすら二重奏。




大人になっても心が躍るこの神秘的な現象は、

まだ幼い彼らの心にどう映ったのだろうか?


微笑まずにはいられない。




2014.8月上旬

そんな降ってみたり、

照ってみたりの日々に安定感は無く、

それでも休日を問わず狙いを絞って『雨の影響が少ない日』。


ベイト感はぐっと減って、

でも居ない訳でもなくて並み。

濁りも水量も数日前の雨の影響感を感じさせない、並み。

しっかり流れているのは下げの影響。


『ルーティーン・ごっつ89』は教科書通りに手前から、

『纏アクション』→『揺アクション』。

その『ごっつ89・揺』がユラユラ明暗直上に差し掛かったときに、

ズムっと引っ張るバイト、HIT。

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03:49 橋脚とかヨレではない、明暗の流れにステイしてたであろう魚。


ただ明暗直上で大きく長く2エラ洗い。


獲れる獲れないは別として、

あと2匹は居たイメージが崩れる。


1匹獲れても大失策、

ココで粘るならそう考えるべき。


案の定、後が続かなくて苦戦。

ひと通り撃って、

立ち位置を変えていくけどダメ。


キャストを今出来る限界ギリギリまで絞り込んで、

タイトに橋脚を掠める。

真っ暗闇にビクビクキャスト、

イメージだけをを最大限に膨らます。


その最奥極限にぶち込まれた『ソラリア85・跳』をしっかり引っ張ってくると、

さんざん通したはずのコースでゴンと反応してくれて、追加HIT。

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05:00 さんざん通したはずのコースにてHIT。回遊してきた魚?


粘ってはみたものの、

全然イメージ通りではない。

イメージ通りならもっと早く反応していたはず。




今までが例年になくEASYな展開だっただけに、

状況はいよいよ厳しく感じられる。


次回が、

次回の次が、

もしノーフィッシュ・ノーバイトの時、

それは『魚が居なくなった』と考えるべきなのか?


否、それは尚早である。

『知らない』ことにフタをして無視するのは非常に愚かである。

それよりも、

『魚に喰わせきらなくなった』と仮定して、

その仮説を棄却する考えを探ることの方が大切である、と考えるべきである。

その仮説を棄却するには、

もっと試してみないといけないことがたくさんある。

まだまだ苦労するだろう。




けれど、

その先には子供たちが初めてみた虹…みたいなものがきっとある。



『大人の心が躍る瞬間』



大人になってスレてしまうと、

なかなかそんな体験を積むことが難しくなってくけど、

スレかかっていた20代後半。

初めてスズキという魚を、初めてルアーで、それも釣り歴初の70UPを釣った瞬間があった。

あのときの高鳴る鼓動と震える足とガッツポーズは今でも忘れられない。

『釣り』という趣味に出会えたことは幸運だったけれど、

今、

その『釣り』を通して大切なことをたくさん経験させてもらっている。





ふと子供達と『虹』を見た後に、

そんなことを考えた。

『釣り』とはまったく違う視点から、

大きなテーマのひとつに答えが出かかった気がした。

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