【ジグザグベイト80】師走 - 冬に入った湘南河川

ここんとこ、一気に寒くなりましたね。

この日は日中も夜と変わらない寒さ。
しかも夜は潮の動かない潮周り。。

やる気が削がれます。。

自分のスタイルは、流れの効いている潮周りは狙ったポイントで丁寧に、
逆に潮の効かない時は、数ヶ所効率よく廻る、という感じで組み立ててます。

が、潮の動かないタイミングであっち行ってこっち行ってって、途中でめげる可能性高すぎる。。

ってことで、日中の潮の動いてるタイミングでの釣行を決行。

イメージする魚は、「もう落ち鮎はほぼ居ないけど、もう少し食べて満腹になったら産卵に向かいたい」と思ってるスズキクラス。

ふざけてるような話しですが、どんな魚を狙うか、というイメージは、自分の中で一番大事。

何で川の中に居るのか、何を食べたいのか。
無我夢中で、それでも毎回ボウズだった過去は、それが無かった。ただひたすら回ってくるだろう魚を待つ日々。そして、釣れない。

この時期どういう魚が何をしに川に入ってるか、を自分なりに妄想して、それを取ろうと考えた時、ハマる時はハマるようになりました。

自分の中でも、その結果を咀嚼しやすいのも事実。



現場につくと、潮見表どおり潮位は高く、上げ潮なため、個人的にもう少し流れは欲しいところ。

あとは妄想との闘い。

この流れなら、あの沈み根に付く必要はない。
緩い流れを味方にして、手前のブレイクについてても一匹。

えてして、先発に選んだのはワンダー80鰯カラー。このブレイクを広範囲かつ的確にパイロットルアーとしての役目を果たす。

で、反応得られず。

次に、日中の実績の高い、ピース80。

一舐めするがこちらも反応は得られない。

ここで、その日の目的の一つ、板おもりチューンしたルアーのスイムテスト。

高浮力のジャーキング用ルアーを、いかにナチュラルにジャークし続けるか、がその日の課題。

選択肢をあと2つ、と絞った時に、
足元1メートルの間合いで、鯉がやってきた。

偶然なのは百も承知だが、何か、今、魚が回ってくるタイミングがあったのかも。と、釣り人によくあるポジティブシンキングが発動。

もしかしたら、このタイミングでシーバスも入ったかもしれない。

と、思うと、もう一度、真面目に狙おうという気がムクムクと立ち上がり、不思議な緊迫感が生まれる。

取り出したるは、ジグザグベイト80chモヒート。

このカラー、考えようによって、ナチュラルカラーとも思えるし、アピールカラーとも思えるところがなんとも言えずお気に入り。

その3投目だった。

1,2投目とも、思い通りの場所を流せての3投目、向こう岸のブレイクを舐め、流芯をドリフトさせ、手前のブレイクを抜けてあと見込みの少ない手前のシャロー帯に差し掛かってからの、

ゴンッッっっ。。。。

シャローに入ったあとだったので、
取りに行ける深さの根掛かりだなっと思った直後、その位置で銀鱗が光った。

そこからは、あの鯉のおかげ!あの鯉のおかげっ!っと反芻しながらゴリ寄せて、ハンドランディング!

肛門が赤く染まったプリスポーンのママをゲット!!!!

沢山赤ちゃん生んでくださいと切に願いつつ、丁寧にリリースした個体は67センチ、午前11時30分の出来事でした。



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