DRESS DREPAN-EVO 最五話

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DREPAN-EVO 取扱説明書 その①

いよいよ発売になったDRESS の新しいメタルバイブ、DREPAN-EVO
サイズは75㎜、20g。
シャローエリアをスピーディーに攻めること・微波動を
メインコンセプトとしたメタルバイブである。
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他に類を見ない、類い稀な性能を持つこのメタルバイブの特長や
僕なりの使い方を説明したいと思う。

まず何故20gというウエイト設定になったか?
シャローでの使用を前提とするならば軽い方が良いのでは?
と思われる方もいるだろう。

しかしルアーというものはいたずらに軽くすればいいというものではなくコンセプトを実現する最適な重さがある。

たとえは75㎜のサイズそのまま14g程度までウエイトを下げたとする。
するとどういう事がおこるか?

メタルバイブは中心のブレートをウエイトで挟む構造になっているが、
プレートの重さがかなりあるので全長を変えずに総重量を軽くすると

重心が上がり不安定になり、超ハイスピードリトーリーブをしたときに
水面を割ってしまったり、ジャークやリフト&フォールといった
テクニックを
使ったときにトラブルも増えてしまう。

また強度の面からブレートを薄くするにも限度がある。
全長を短くすればプレートを薄くしても強度を出せるが、軽く小さくしても
シャローで使えるメタルバイブにはならない。

従来型のメタルバイブを単純に60mm・14gにしても
比重があまり変わらないのでシャローを引けることにはならないのである。

なによりもシャローエリアで1番必要なのは何か?
シャローでは魚から距離をとることが大切なので

飛距離が出るルアーが求められる。

その為にはシャローで使えるというコンセプトを維持しながら
最大限の重さにして飛距離を稼ぐことが必要である。

特に僕がテストを繰り返した大阪市と堺市の境を流れる大和川は
平均水深も浅く、目立った変化もない。

シャローフラットの中にある流れや少しの地形変化を見つけるためには飛距離の出るルアーが必須である。
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一般的にメタルバイブやバイブレーションは力の入力点が
ミノープラグに比べ後ろにあり、リトリーブの際上部からの入力に
なればなるほど水を受けてヘッドが下がり潜ろうとし、
ライン等の浮力で揚力が働きそのバランスがレンジを決定する。

DREPAN-EVOの形状的な特徴はヘッド上部が三角形で
水を適度に切りながら浮き上がりを抑え、
斜めにカットされたノーズは揚力を生み出し
前傾姿勢になりすぎるのを押さえ、
フラットに作られたベリー部分が水に乗り
沈みすぎるのを抑えるように設定されている。

フロント・リアフックは本体よりアウトセットされているが
フック重量を下にすることにより重心を下げ、
早巻きした時の安定感を生み出すことにも一役かっている。
またアイより距離をとり、リーダーを拾ってしまうというトラブルが
起こる確率を低下させることにも寄与している。

これによりこのサイズのメタルバイブとしては大型のST-46の♯5を標準で装着することが可能となっている。また♯4も装着が可能でより大型の魚や、ライトな青物まで使用可能となっている。

ラインアイは楕円形にすることによってスナップの着脱を容易にし、
ステンレス製のセンタープレートの先端を少し露出させることによって着底感度のアップやストラクチャーにヒットさせたときの変形を少しでも抑えるようになっている。

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必要な飛距離を出しつつシャローで安定して使えトラブルが少ない、
テストで導き出された答えがDREPAN-EVOの75㎜・20gという設定であり
形状なのである。

 

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