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夏南記 ~二日目~

  • ジャンル:日記/一般

今年も、あっと言う間に終わってしまった夏。

ドタバタした日々も、名残惜しく終了致しました。


さて、前回の続き。
http://www.fimosw.com/u/tommy/dnck1t1d7x23ig


予期せぬ花火渋滞に巻き込まれ、十二時間以上も掛けて和歌山県入りしたTOMMY家。

南紀に到着した事すら知らぬまま、子供達は相変わらずの夢の中。

時刻はAM3時半過ぎ・・・。

子供達には今しばらく寝ていてもらうとしよう。


釣りに割く時間を大幅に奪われはしたものの、未だ絶賛開催中のfimoのサマフェス。

シーバスで有名な熊野川と古座川をスルーしたTOMMYは、せっかくなので釣った事のない魚を狙ってみようじゃねーかと。


前情報は一切ナシ。

何より、ニューロッド「AIMS Black Arrow 126MH」を試すには絶好の機会だ。


まだ暗い、通い慣れた山道を降り、大海原に面した大場所に立った。

うっすらと青みがかった空と海へ、“kamiwaza  Decopop slim 130F”を撃ち込む。
派手なスプラッシュを立て、大きく盛り上がった海面を斬る。


そう。
狙いは一発大物の『平政』。


届いたばかりの真新しい相棒を思いっきりフルキャストし、出るかゼロか、乗るか反るかの博打釣り。

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久し振りに踊ったねぇ、ドキドキワクワクと。

こんな釣りが大好きだ。




出なかったけど(笑)。



小一時間程竿を振り、陽が登った所で汗だくになって車に戻った。

TOMMYの今年のサマフェスはこれで終わり。

大好きな場所で、新しい相棒と夢を追った。

それだけで満足だった。

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近くの漁港に移動し、車を止める。


海を覗くと、至る所に魚達の姿。
水族館でしか見た事のない様な、綺麗な魚達がたくさん泳いでいた。

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何かを察知したかの様に、ガバッと起きる子供達。

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「さぁ、あの道の先が今日の遊び場だ。行くか!」


浮き輪を膨らまし、シュノーケルとハコメガネを持って飛び出す。


磯場が隣接する、小さな砂浜。
そこはまるでプライベートビーチ。

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サンゴが群生し、TOMMYですら初めて目にする魚達の宝庫。

アオリイカの群れを追い掛け、大きなカマスと睨めっこ。
もの凄いスピードで泳ぎ去った良型のマダイに目を奪われ、アオヤガラを見付けて歓喜し、1mを超すブダイの仲間が目の前に現れた時は、シュノーケルでは呼吸が追いつかなかった。



大人も子供も夢中になって泳いだ、初めての串本の海。

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本当に最高だった。



近くの“珊瑚の湯”でさっぱりした後は、夕涼みがてら漁港にてサビキ釣り。

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目に見える熱帯魚達は、しっかりと針を見切っており、四苦八苦。

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そんな中、何とか“ネンブツダイ”が釣れてくれて一安心(笑)。

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陽が暮れるまで遊び、お腹もペコペコになった所でお待ちかね、楽宿「おおはし」へ。
http://syukuohashi.main.jp/index.html


今回も出るわ出るわ、ご馳走の数々。

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兄貴、食えねぇって(笑)。



もう動けないって程に腹を膨らませられた後は、大橋の兄貴と夜のパトロールへ。

ジーパンにスパイクシューズの軽装で向かった先は、とある磯。
手にはシーバスタックル。

パンパンに膨れた腹を抱え、「う~んう~ん」言いながら磯を歩く。


おもむろに兄貴が眼前の海を照らす。

ヒラスズキが出そうな雰囲気の中、ウミガメが顔を出していた。


「う~ん、いないかなぁ・・・」


今日のお目当ては、ヒラスズキではなく“カネヒラ”と言う魚。
正式名称は“ゴマヒレキントキ”。

何でもこの魚、ライトを照らすとアカメの様に目が光るのだとか。

引きも強く、とにかく美味いらしい。
こいつは楽しみだ。


早速、冷音14g(花火)を結び、月明かりに黒く映し出された磯と磯の間へフルキャスト。

フリーフォール、カーブフォールを織り交ぜながら、様々なレンジを探って行く。



開始から一時間。

そろそろ移動してみようかと兄貴が言った直後、突如伝わった強烈な魚信。

「何かアタったっすよ!」


同じ場所へもう一度・・・


『ゴゴン!』


完全に食ったと思ったが乗らず。


「ウソ~!今ので乗らねーの!?」

「アタリは強烈なんだけど、中々乗らんのよ」と兄貴。


そこからしばらくアタリが遠のいてしまった。


(見たい。一体どんな魚なんだカネヒラ・・・)

手に残る強烈なアタリ。
体長20cm~25cmの魚体は、兄貴をして“中型のヒラスズキと遜色のない引き”と言わしめる魚。


時よりライトを照らし、赤く光る目を探すが、見えるのはウミガメの姿ばかり。

(ウミガメ掛かったらどうしよ・・・)

そんな事を考えていた時だった。


「ゴッ・・・ゴゴゴ!」

鋭い前アタリの後、しっかりとロッドに重みが乗った。


「きたっ!」


激流の猛鱸設定のタックルがジリジリと引き込まれる。

(ウソだろ?何だこの引き!?)


「兄貴ぃ!めっちゃ引くんすけど!」

「カメやない!?」

「いや・・・カメの引きじゃねぇっす!魚ですよ!」


ライトを照らす兄貴。

「おおっ!カネヒラや!」


足元のサラシの中、たしかに赤く目を光らす魚体!


足場は海面まで3m程。

(抜けるのか?どんなサイズなんだおい!)


おりゃ~!っと思い切ってひっこ抜くと、すんなりと釣れた(笑)。


「大きいやん!そら引くわ!」

上がって来たのは25cm程のカネヒラ。

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引きもさる事ながら、何ちゅうロックな色をした魚だ!

カッコええ!


「おめでとう!」

兄貴とがっちり握手。
この人も他人の釣果を喜んでくれるお方。

釣れた事よりも、この一瞬が何より嬉しい。



その後は“アカマツカサ”を三匹追加して納竿。

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激しく砕ける波音、そして月明かり。
ゆっくりと磯に腰を下ろし、兄貴と夜中まで語り合って宿に戻った。


『寝るのが惜しい・・・』
疲れた身体とは裏腹に、そんな事を思う夜だった。



最終日へと続く。



 

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