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▼ 福岡の人妻 ~麗子 PARTⅢ~
- ジャンル:恋愛・結婚
「まだ飛行機の機内かよ!!!」とせっかちな皆さんが多いので、予定前倒しのアップです(笑)
* * * * * * * * * * * * * * *
名古屋から福岡までの飛行時間は50分間 妄想に妄想を重ねてあっという間に到着。
駐機場に飛行機が止まると、麗子にメールする「今、到着しました」
麗子「はい 私も到着ボードで確認しました 到着ロビー出口でまっています」
順平が返信する間もなく、再び麗子からメールが・・・
麗子「やっと逢えますね 胸がドキドキしています」
またしても麗子から・・・
麗子「私と順平さん どちらが早く気付くでしょうね」
矢継ぎ早に送られてくる麗子のメールからは、気持ちの高揚感が伝わってくる。 また順平もその雰囲気に呑み込まれドクッ!ドクッ!ドクッ!と胸が高鳴っていた。
足早にゲートを通り到着ロビーに出ると、パッと視界が広がった。
正面には、搭乗便の乗客を出迎える人達が10人ほどいる
家族で出迎えていたり、老夫婦であり、この中には麗子らしき人物はいない。
順平は足を止め、ゆっくりと左から右へ首を振りながら、辺り見渡すと、壁際に立つ一人の女性と目が合った。
何度かメール添付写真で見ていた麗子のイメージとは少し違うかな・・・でも、その女性以外に、麗子らしき人物はいない。
とりあえず、その女性の方へ近付いていくと、何か緊張した面持ちの表情で順平の方を見つめている。
さらにその女性に近付く・・・
女性の手元を見ると、携帯電話を握り締めている・・・順平は麗子だと確信した。
声が届く距離になり「おはようございます。順平です。 麗子さんですか」と声を掛ける。
女性「はい はじめまして麗子です」とペコリと頭を下げた (うおっ 可愛いじゃん

順平「福岡まで逢いに来ちゃいました」とおどけみせた。
麗子「私の方が先に見つけましたよ」
麗子「ここじゃなんだから・・・車は用意してあるので行きましょうか・・・」
無言のまま麗子に案内されながら、ターミナル駐車場に向かうと、止めてあったシルバーのクラウン アスリート助手席に乗り込む。
順平は心の中で「へぇ~ いい車に乗っているなぁ~」と思うが、車内に飾りっ気は無く、よく見ると「車内禁煙」〇〇レンタカーのステッカーが貼ってあった。 どうやら麗子が事前に用意していたみたいだ。
それまで無言だった二人だが、麗子が「なんか緊張しますね」とポツリとつぶやいた。
順平「そうですね 初めてじゃない様で、初めてですもんね 全然緊張しなくて良いですよ」と言ったものの、次の会話が続かない。
麗子「それじゃあ 福岡を案内しますね」と車は空港を後にした。
順平は駐車場を出て、麗子の運転に違和感を覚えた。 なんか運転が危なっかしい・・・
ブレーキもキュッキュッとした止まり方だし、ハンドルの回し方もバッタンバッタンとしていてぎこちない。
最初は、この緊張した雰囲気と慣れないレンタカーだからかな?と思い静観していたが、ちょっと様子が違う・・・バックミラーをほとんど見ないし、車線は右寄りだし・・・
極めつけは、車線変更時、ウインカーを出してもキョロキョロするばかりで、いつまで経っても変更動作に移れない。
後続車は、車5、6台分の間隔が空いているにも関わらずに・・・
チラッと麗子の横顔を見ると、かなり強張った表情。
身の危険を感じた順平は「あの・・・・もしかして麗子さん 車の運転苦手ですか?」
麗子「・・・・・・・・ も、もし良かったら代わってもらえますか・・・」
その言葉に大きな不安を感じた順平。 タイミング良く赤信号で停まったので、「今、運転を変わりましょう」と助手席のドアを開け、運転席に回りこむ。しかし、麗子はシートベルトが外れないようで、運転席でバタバタとしている。
そうこうするうちに青信号
運転席側の外で、麗子が出て来るのを待つ順平に、後続運転者からの「公道上でなにやっとんじゃい!」と言わんばかりの厳しい視線を浴びる。
ようやく運転手が入替わり、発進しようとしたら、赤信号
恥ずかしい・・・周りの運転者と顔を合わせないように、正面を向いたまま、早く信号よ変わってくれ・・・と願うばかりの順平
長く感じた赤信号がようやく変わり、車が走り始めると麗子は「すみません」とポツリ
順平「麗子さん 運転経験ないでしょう?」
麗子「はい 10年振りくらいに運転しました」
順平「じゅ、10年振りに いきなり運転ですか? それは麗子さん無茶だよ~」
麗子「ごめんなさい・・・」
順平「いやいや もう大丈夫だから目的地を教えて下さい ナビも着いていますんで・・・」
麗子「さっき緊張しますねって言ったのは、『運転が緊張します』 と言う意味で言ったんですけど、順平さんは勘違いされたようだったので」
思わぬアクシデントがあったものの、これが緊張感を解きほぐし、会話は続いた。
順平「ところで この車 クラウン アスリート わざわざ借りたのですか?」
麗子「ええ そうです 福岡を案内するには車の方が都合いいもので」
順平「でも、なんでクラウンなの? 料金もけっこう高いでしょうに・・・」
麗子「そうなんですか? 私、車の事はさっぱりわからなくて、お店の人が車種の希望はありますか?と聞かれたので、知っている車と言えば、父が乗っているベンツと主人が乗っているクラウンしか知らないので・・・」
順平「お父さんベンツに乗ってみえるんですか・・・」(まさか・・・ヤのつく自由業の方とかではないよね)
免許を持っていても、こういう女性もいるものなんだな・・・と順平の住む世界とのギャップを感じながら口をつぐんだ。
とりあえず、腹ごしらえと今日のスケジュール確認の為、ファーストフード店に入る。
オーダーを済ませ、初めて麗子と向かい合わせに座る。
順平「改めて はじめまして 木下順平です。 えーと1つ訂正をしなきゃいけないのが年齢で・・・実は 教えていた年齢より2歳若いんですよ で、誕生日も今月なんですよ」と素性を明かした。
麗子「えーっ そうなんですか 普通、実際よりも若く言う人はいても 老けた年齢を言う人は珍しいですね」と笑いながら応える笑顔に大きな笑窪がとてもキュート
順平「笑窪が可愛いね」とさりげなく褒めると麗子の顔がみるみるうちに赤面した。
麗子「そんな 可愛いだなんて 恥ずかしくなるじゃないですか」と言いながら笑みをこぼす。
少しずつ初対面の緊張感も薄らぎ、今日のスケジュールを尋ねると、「ノーフォーク広場」という場所を案内してくれるらしい

右も左もわからない福岡・・・ノーフォーク広場と言われても方向も距離感もさっぱり見当がつかないので、車に戻りナビに入力すると距離85km 所要時間1時間20分と表示される。
ノーフォーク広場は、福岡県と山口県の県境にある旧門司港 下関海峡(関門橋)の海沿いにある観光商業施設

ナビ入力を済ますと、麗子は予め用意していた、お気に入りのB‘zのCDを入れる。
二人はBGMを口ずさみながら九州自動車道 門司ICを目指す。
途中、PAに立ち寄るが、麗子は「人目につくとマズイから」と言う理由で車から降りようとはしなかった。
順平は、そんな麗子に気を使い、ダージリンティーが好きだという話しを思い出し、差し入れをした。
そんな順平の何気ない心遣いが、麗子の心の隙間にスッと入り込み女心を掴んでいた。
B’zのLIVEの話しで盛り上がりながら、助手席で流れる「恋心」のリズムに合せて手踊りする麗子
そんな麗子の明るい振る舞いのおかげで、あっという間に目的地のノーフォーク広場に到着した。
* * * * * * * * * * * * * * *
前倒しでUPした割には・・・まだ車内です(笑)そう簡単には、イカセませんて ( ̄ー ̄)ニヤリ
- 2012年2月21日
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