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▼ 5月8日 第60回 辰巳釣行記(巨大バチパターン)
- ジャンル:釣行記
見上げる夜空に、三日月が灯っている。
生温い風が頬に当たり、フツフツと沸く寂寥感を掻き立てている。
一体どうなっているのか。
胸に込み上げてくるものは、悔しさなのか、達成感なのか、自分自身も良く分らない。
隣にチームAKB69のソル友、ねむちゃんが佇み、一生懸命 励まし、称賛してくれている。
彼の、その優しさを無下にする訳にはならず、こちらも作り笑いで、心の底の鬱積を隠そうとして見たが、恐らく、眼力鋭い彼なら、この遣り切れない気持ちを見抜いているだろう。
今日は朝から多忙を極め、夜中の釣行から戻り、早朝より子供のサッカーの送り迎え、そしてキャスティング錦糸町店での村岡さんのトークショー、チャリティー、そして終了を待たずに戻り、子供の世話と目まぐるしい一日であった。でも、ニーサンを購入したり、RUNDAM80のカラーを浅川プロに見ていただき、明暗部から離れたキャストの仕方、姿勢などをご教示いただき、とても参考になった。
さて、夕食後、タイドグラフを見ると、これから満潮。
体力も限界で明日 月曜も朝から会議があるので、今日は充電、釣行するまいと思ったが、潮が気になり、結局 出撃となった。
これで10日連続深夜釣行。
よく体力が続くな、我ながら呆れるばかり。
中潮
満潮 20:54(162cm)
干潮 翌2:07(109cm)
釣行時間 20:30-21:30
現場に到着すると、道路を隔てて反対側ポイントに見慣れたアングラーが丸太のような腕でキャストを繰り返している。
あれー、と見ていると手を挙げてきた。
ソル友のねむちゃんだった。
セイゴクラスのバイトが多数ある模様。
水面をライトで照らすと、でたー、20cm近い巨大なバチが悠々と泳いでいる。
よっし、マニック95で行こう。
明暗部境に入れ、ロッドを立てて引き波で引いてくると。
ゴッ! いきなり一投目バイトあり、しかし乗らず。
二投目、今度はやや明暗部より離れたポイントへ。
ゴン! グイーん、ロッドがしなる。
二投目でヒットは幸先良い。
結構潜り、水面でバシャバシャと暴れ、パワーある。
なんとか寄せてネットイン。

おやー、引き波のマニックをガッツリ喰っている君は、ボーラー君か?
一昨日、昨日、今日とスレでは無く、3日連続で喰うなんて初めてのこと。
約50cm、お陰でマニックのフック、伸びてしまった。
それにフックにバチが絡んでいる。
バチ系ルアーでは、またボラが掛かるといやなので、大きめのルアーを投入。
Sasuke 裂波 120をチョイス。
沖の潮目へロングキャスト。
手前からシャロー、牡蠣ガラ付のゴロタなので、5m前で
ルアーを回収しようと早巻を開始した瞬間
ゴーンッ!!
ひったくるような、強烈なバイト。
バシッと合わせた瞬間、
ウイーン、ウイーンと固めのドラグが悲鳴を上げ、沖に向かって魚が走り出す。
もの凄いパワーとスピードだ。
一気にラインが30m程でる。
まだ止まる気配がないので、ドラグをサミングで止めた瞬間、
ゴッ! なんと、ヤマガブランクス バリスティクス86/15のランカー仕様のロッドがのされるではないか?
うぅぅぅー、思わず ひざまずき、のされたロッドを90℃の角度を保つべく、手首と肘をはって、何とかしのぐ。
しかし、一向に近寄って来ない。
沖でバシャバシャとジャンプ、というか尻尾でバタフライのような暴れよう。
その度にドラグが唸り、ロッドがのされる。
ヒュイーン、ヒュイーンとPEラインが風を切って鳴っている。
ぜんぜん寄って来ないばかりか、パワーはまったく衰える気配は無い。
ちょっと寄っては、また沖に走りを何回繰り返しているだろうか。
喉がカラカラに渇いて、腕がパンパンに張って、それも震えてきた。
5分位経過しているのではなかろか。
おもしろいじゃねーか、かかって来い!!
あまりにも突発的なバイトに防戦一方であったが、ようやく体勢を起こし、ファイティングポーズをとったころ、向こうサイドのねむちゃんが、ようやく異変に気づいたようだ。
何回か突っ込んだ後、沖への走りもおさまり、やっと頭をこっちへ向けて寄ってきた。
10・9・8・7・6m辺りに来たところで、もの凄いトルクで、またまた突っ込みが始まる。
ピューン、と糸が鳴り、また30m程 沖に突っ走る。
バシャバシャン! バシャバシャン! バシャバシャン!
沖での暴れようといったら、想像を絶するぐらい激しく、重たい。
一体どこまで抵抗するんだ?
何回か暴れた後に、今度はこっちに、スーぅと余力を残したまま、魚が寄ってきた。
暗闇の中、ギラッと一瞬 魚体が見える。
でっデカイ! 凄い体高だ!
また突込みが始まる。
ウイーン、ウイーンとその度にドラグが悲鳴を上げる。
うぅぅぅ、ロッドを持つ右腕が痺れ出してきた。
綱引きのような攻防がしばらく続き、ようやく魚体がグラッと傾いた。
痺れる腕を伸ばし、一気に勝負を掛ける。
2週間前に買ったばかりの410cmの磯用アミを伸ばす。
50cm玉アミをはるかに超えているサイズ。
足元は高いが、ネットは充分届く。
なんとか、頭から入れてネットイン。
と思いきや、最後のアガキ。
バシャバシャン、とネットの中で大暴れ。
うぅぅっー、お、重たい。
上がらないぞ。
ボキッ!!
あー、カーボンの柄が折れたっ!
魚はまだネットに入って柄が水面へと落ちようとした瞬間が、まるでスローモーションのように小生の脳裏に刻みこまれていく。
地面に這いつくばって、手を伸ばし、辛うじて柄を掴む。
離してなるものか!!
助けてー、ねむちゃーん!!
ネットのポールが折れて、大物が上がらないよー。
SOSの声を聞いた、ねむさんは向こう側の橋を登り、道を渡り、重戦車のような地響きを上げて約3分後にやってきてくれた。
なんとか、垂直に引き上げ成功!!

Sasuke 裂波120(ベナンSP)をガッツリ喰っている。
んっ?
君はなんで、Sasuke裂波120をくわえてるの?

なんで70UPのボーラーがこんなデカイルアー喰うのか?
なんか顔も魚体もフロリダターポン見たいだ。
(がっつりベナンSPを喰ってます)
泳いでいる20cmの巨大バチと勘違いか?

約70cm、およそ持った感覚、家にある5kgのダンベルと同じぐらい。
しかし、10分も戦って、ランカーかと思いきや。
ボラの祟りに呪われている。
どんなにデカクても、投げるルアーに喰いついてくる。
それに、

買ったばかりの玉アミのポールはバキバキ。
こんなに虚しい事はない。
大魚と戦って勝利したにも関わらず、得た果実は架空の物だったような感覚に捉われ、新品ポールが折れた代償も高く、心も折れ、わずか1時間の釣行で撤収としました。
気分も重たく、潮周りも今週はよろしくないことから、しばらく釣行、お休みいたします。
長文のブログ、最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
- 2011年5月9日
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