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鴨下 圭太郎

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シーバスの食性

  • ジャンル:日記/一般
こんばんは、カモです。
先日のアジ釣りで少々思う事があったので、忘れないうちに。
長文なんで、興味ない方は適当にスルーを(笑)

ご存知の方もいるかもしれませんが、私は某水産系学科の学生でした。
当然卒論なんて物が有るのですが、テーマは

東京湾におけるスズキの食性・生殖

なんていうシーバスアングラー的な卒業研究をしておりました。
ひたすらシーバスを釣ってきてはかっさばいて、耳石を取り、胃の内容物を調べて、生殖腺の重量を測定しておりました。

そんな訳でほぼ通年のシーバスの食性のデータを作っていた訳なのです。
ざっくりとその内容を記すと、

春:多毛類・アミ・カタクチイワシ
夏:サッパ・シャコ・カタクチイワシ
秋:サッパ・カタクチイワシ
冬:カタクチイワシ

上記のような傾向が有りました。
で、問題になるのはエリアです。
この魚たちを採補していたのは下記のエリア。

荒川河口~隅田川河口~台場~多摩川河口~風の塔

東京湾の北西部ですね。
季節によって色々ベイトは変わるのですが、特徴的だったのはカタクチイワシは通年食べられていて、イナッコは上には書いてませんが1%程度しか出てきませんでした。
ほかにもアユとかアジとかコノシロとかサヨリとかイカとか、よくベイトになっていると言われる魚たちは全然出てこなかったのです。

これは何故なんでしょう?

理由はいろいろ考えられます。
エリア的に上記のベイトが少なかった、とか
食いやすいベイトを偏食していた、とか。

でも、湾奥にも沢山居るイナッコが少なかった理由がよく分かりません。
釣り雑誌やネットにも散々書いてある、イナッコパターン。
自分も、イナッコにボイルするシーバスを見たことは何度もあるし、釣った事ももちろん有ります。
食べやすくてどこにでも居るイナッコたちですが、サンプリングされた個体からはほとんど出てこなかったのです。

シーバスは偏食することは皆さんよく知っておられると思いますが、つまるところ、偏食=優先順位という事だと思うのです。
シーバスが居るエリアで最も食べやすくて好みのベイトしか食べない、と考えると分かりやすくなります。
つまり、カタクチやサッパが居るエリアではイナッコは狙われないのではないかと。
河川など、カタクチ等のベイトが居ないエリアではボラに激しくボイルする姿をたびたび見かけます。

それから、最近よく行っているアジ釣りで思った事も。
アジにボイルするシーバスが見受けられたエリアでも、翌週にはアジは居てもシーバスは居ないという状況がありました。
また別の場所ではカタクチは大量に居ても、シーバスは見られないという状況もありました。
よくある状況ですが、ベイトがのん気にしているときって釣れませんよね(笑)
大抵のベイトよりもシーバスの方が多様な環境に適応するので、特定のベイトに依存しないでシーバスにとって居心地のよい潮に居るのではないかと思っています。

 
どこかでシーバスがボイルしていたよ!とか、
○○パターンで釣れてるよ!
なんて事をよく耳にしたり、また自分も人に言う事があります。
が、ボイルしていたのは事実でもたまたま通りすがりのシーバスがボイルしていただけで、そのエリアには実はシーバスが薄い場合は多いのではないか?なんて思ったりするわけです。

シーバスを釣るのに何よりも大事なのは、
今シーバスが居る場所で釣りをする事
なので、本当はボイルとかベイトとか関係無いんですよね。

ただ、自分のような凡人にはシーバスのパターンは分からないので、、前にボイルしていたポイントや、いそうな気がするポイントで釣りをしてるだけなんだなあ。
これでは釣れない訳だ(笑)

うーん、もうちょっとまじめに釣りしてみようかな(汗)

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