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バラマンディ シンドローム-④

Dr.AWOONGA

バラをリリースしボート発着場に戻り、釣り人達と情報交換する。ほとんどの釣り人がノーフィッシュの状況で僕は鼻高々だった。そして、ボートをトレイラーにあげている時いかにも釣りが上手そうなバスボートに乗った親父が後ろから来た。挨拶をすると、まだ聞いてもいないのにわざとらしくも

「いや~今日はいい日だった、バラ5匹釣ったよ」とニコニコ。

・・・ちょっと怪しい、冗談でそれ「オージートーク(大袈裟に何でも表現すること)」じゃないよね?と聞くと彼は笑いながら本当だと言い切った。

そして話し込むと彼はローカルアングラー(ここポイント♪)でAWOONGAでほぼ毎日釣りをしており、プロトーナメンターでもあった。名を聞くと「Dr.AWOONGAです(笑)」と名乗った。面白い親父だし、ローカルアングラーの言う事は素直に聞き入れるがモットーの自分は少しでも彼の釣りスタイルを聞き出そうと試みると、彼も察したようで親切に「明日一緒に釣りしないかい?」と誘ってくれたのだった。


空はまだ雲に覆われ雨が断続的に振る2日目を迎える。もう心はほとんど満たされているけど、少し前には130cmOVER、ワールドレコードに迫る重量のバラが釣り上げられている。111cmでもあの迫力なのに130cmを超えたらどれだけの魚になるのか想像もつかない。もしかしたら次のキャストでそんなスーパーモンスターが僕のルアーにかかるかもしれない、そんな甘い幻想にかられつつもシャローやウィードエリアを中心に攻めたが、まったく反応を得られないまま午後2時を迎えた。キャラバンパークへ戻り、ラインシステムをもう一度組み直し、少し待つと昨夜の彼、Dr.AWOONGAが現れた。僕はこれから彼の無料診断(無料ガイド)を受けるのだ。



ピカピカのバスボートに乗り込み、時速100kmで突っ走りアッという間にポイントへ到着。Dr.のお勧めはソフトプラスティック。
彼が何故Dr.と名乗っているかというと、メディアを通し有名になりすぎたAWOONGAへオーストラリア中から遥々この湖へ来て、坊主で泣く泣く帰るたくさんの人達、そして、ガイドは高すぎて($560/day)使えない人達に少しでも安く、そして自分達で釣れる様にテクニックや状況によるポイント選択を数時間の 診察 で助けてあげようと最近ビジネスを立ち上げたからだ(まだ試験段階らしい)。昨夜会ったばかりの僕にとても親切にいろいろ教えてくれる。偶然にも彼が得意とするボトム層の釣り方は僕が一番学びたかった釣り方で、彼のアドバイスに聞き入る。あまり詳しく書いてしまうと彼のビジネスに影響するので控えておこうと思う。
 


おそろいのサンダルに運命wを感じてパチリ
 
僕とはまったく違う方法でポイントへアプローチするDr.。彼が言う

「AWOONGAのバラマンディはオーストラリアで一番頭が良いんだ。特に音への配慮はとても大切なんだよ」

Dr.に言われた通りのボトム攻略練習する僕、ノーバイトで日が暮れ始めちょっぴり  の言葉が浮かんで来た時、ついにDrにヒット。元気イッパイのバラマンディはヒットと同時にドラグを引き出しまくってすぐさまティンバーへ。ウィードを突き抜け、ティンバーを縫うように走り抜けた賢いバラマンディが逃げ切るかと思ったが、辛抱強くドラグ調節とエレキ操作で追いかけたDrが勝負を決めた。



サイズは90cm位。でも、ボトムから引き出したバラマンディとあって彼のスタイルが釣れるという証拠になりヤル気がUP、しかし・・・


・・・ドラマは起きずに日は暮れ、雨雲が抜けた後の美しい星空が広がった。たまに聞こえてくるバラの捕食音に期待したが結局その日はDrの1匹だけだった。

Drが言う

「バラマンディは80cmを超えると全てメスになるんだよ。だから大きなバラマンディは釣るのが難しいのさ、だって女はムーディー(気分屋)だろ。今日は彼女達の気分がのっていないのさ」


静かな湖に笑い声がこだまし、竿を畳んだ。

 
つづく
 
ブログには書いてませんが、Dr.からは多くのテクニックを学びました。ありがとうDr.AWOONGA。これで次回は爆釣間違いなし♪
 

Dr.AWOONGAとバラ

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