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▼ 夏バラマンディ・月下のCRAZY BITCHES
- ジャンル:釣行記
- (バラマンディ)
緑の森を裂くように真っ直ぐな灰色の一本道が終わり無く続いている、日本の様に山に囲まれていないせいか空気が澄んでいるからか、空がやたら広く青く感じる。ブリスベンから400km離れたところを運転していた。エアコンが効き過ぎて寒くなり、窓を開けると緑の匂い付きの暖房が一気に入り込んできた、湖まではあと3時間弱だ。ターゲットは毎年恒例のレイクバラ。大きな鱗にメタリックなブロンズ色が特徴のレイクバラマンディ。海、汽水域に棲むシルバーに輝くバラとは少し違う淡水ならではの規格外のブ厚さとトルク、そしてその魚体からは想像もできない迫力のエラ荒いとジャンプ、毎日のようにオーストラリア各州から押し寄せる釣り人達がその魅力を物語っている。
バラマンディを釣ると一言に行っても、他の魚と同様に季節ごとに狙うポイント、時間帯が変わってくる。簡単に分けると、春と冬は水温が上がり始める午前10時頃から日没まで、夏と秋は夕方から夜、早朝まで水温とプレッシャーが下がる時間帯が狙い目だ。車の中ではいつもどおり妄想ばかりが膨らんで大きなバラマンディを抱えている自分の姿が出来上がっていた。休憩を入れ約8時間の少し長いドライブの末、やっと巨大バラマンディが棲むLake Awoongaへと着いた。シートに張り付いた腰を上げ背筋を伸ばす、海から近いこの湖の特徴である南東の風がブワッと吹いた。風が強い日が多く、時にはサーフィンすら可能なほど荒れる〔笑〕この湖では楽をさせてもらった記憶はほとんどないが、バラの魚影の濃さとのっぺりとした湖の形状から釣り易いのが気に入っている。釣り易いとは言ったが、釣り上げる事と釣り易いとは必ずしも一致しないのである。その証拠に、ここへくるたびに1000km以上の長旅の末にノーバイトで帰る者や1週間釣ってボウズの方々を幾度も見ている。しかし、逆に一日釣ってメーターオーバーを含む5匹を釣ってしまうエキスパートもいるのだ。

午後4時ボートを湖へ下ろす、風が強く青い空はどこへやらドンヨリとした雲が覆っていた。早速実績のあるポイントへ向かう、波が立ちそこを突き進むからボートが立てた水飛沫のせいでズブ濡れになりつつも期待は高まっていた。風、波に押されつつエレキを操縦し、バラが捕食しに来るであろう水深1~3mのラインをシンキングペンシルで深度とリトリーブスピードを変えつつ、いつ来るかもしれないガツン!というアタリを待つ。NORTHCRAFT・BMZXを筆頭とし、シンキングペンシルは湖の様な止水ではサブサーフェスからボトムまで探れる万能ルアーである。
キャスト毎に吸い込まれた感触のフワッとしたようなバイト、ガツンと来るような衝撃をイメージしているが、一向に魚信は無くすでに日没を迎えてしまった。辺りは薄暗くなり時間的にはベストタイムのはずだが、捕食音も聞こえないしバラの気配をまったく感じなかった。日没と共に現れた何万という数の蚊に囲まれつつも投げ続けること数時間、時計を見るとすでに21時近くであった。大きな期待を持って来たものの、やはり甘くない。気がつけばいつの間にか風は収まり、無風なのをいいことに蚊が猛威を振るいボコボコに刺された手足をかきつつ休憩する。蚊にご馳走をあげつつ自分も夕飯のオムスビをほお張る。温度差から来るムア~とした霧の様な重い空気とたまにくる小雨のせいか蒸し暑くジメジメしていた。明かりを点け、明日はどこを攻めるか考えていると眠気が徐々に襲ってきた。ちょっと一休みと目を閉じようとした時、少し離れたところでズボッ!っと音がした。間違いなくバラマンディの捕食音だ。メーター級のあの大きな口で水面付近にいるベイトを水ごと吸い込むから静かな湖に木霊すほどの爆音が鳴る。眠い目を開けて、またキャストの準備をすると今度はキャスティング射程内でゴボッ!と出た。すかさずキャストしサーフェス付近で、トントンとドッグウォークさせる感じで動かすと、ゴツンと来た。グイグイと引っ張られ、3kgほどのドラグをものともせずにラインを引き出して行く、竿を立てるとドッパーンっと水面に飛び出した。底にある沈み木に持っていかれないようにドラグを完全に締めるとゴボゴボッっと凄まじい音と水飛沫のエラ洗いとジャンプ。竿は満月に曲がりリールは軋んでいる。この豪快な引っ張り合いと水面でのド迫力のファイトがバラマンディ釣りの醍醐味だろう。真夏の元気の良いバラをなんとかなだめ、ネットイン。

写真を撮り終えリリースした後、ボートから少し離れた岸周りで奇妙な音がしていた。まるで大量のドジョウが泳ぎまわっているような、ジョボジョボという水面が掻き毟られるような音だ。なんだろう?と音の先にある闇を眺めているとドボッ!と水面が炸裂した。それを皮切りに辺り一帯でボコボコ、ズボズボと爆音の大合唱が始まった。それはバラマンディの大宴会の始まりを意味していた。岸際のそこらじゅうで水面が爆発する。薄っすらと月光が照らす静かな色の無い世界に響き渡る凄まじい捕食音、わずかに見える飛び散る水飛沫、バラ釣り人生初めて目の当たりにする非現実的な光景に頭はアドレナリンでいっぱいになりガムシャラにキャストをする。当たり前のように一投毎にゴンッ!とバイトがある。・・・がバラもアドレナリンいっぱいのようでしっかり喰っていない感じで弾かれたり、口の外側に浅くかかることが多いようでバラシのオンパレード、まさに狂喜乱舞状態。そこで、ルアーをチェンジする。水面が割れたところにOGRE85LFをスローに引っ張ると、ガボン!とルアーが吸い込まれた。強めにアワセをと入れるとがっちりノッたようで、ほとんどの場合にフックアウトするファーストジャンプを乗り切りホッと一息。水温が高いせいで血がたぎっているのか、凄まじい勢いで走り回り、ラインを引き千切らんばかりの連続ジャンプに面白くもスリリングなファイトで翻弄してくるが、ボート脇で見せた一瞬の隙をついて強引にネットイン。

87cm、サイズダウンしたものの文句無しのファイトでルアーを丸呑みにされた事もあり80lbのリーダーがボロボロになっていた。
よく80lbのリーダーが切られたという話をすると、信じられない釣り人が多いがバラのヤスリの様な歯と20kg、30kgにも達する巨バラとの強烈な引っ張り合いで伸びきったラインをあの歯でズリズリと何度もやられると80lbと言えど切れてしまうのだ。もちろんルアーがフッキングする場所にも寄るし、エラ蓋の近くにあるノコギリに触れてしまったら一発でプツンである。

10kg以下のバラですらこの威力。
宴会は終わることを知らず、ファイト中ですら周りではズボン・ガボンと捕食に無我夢中のバラ達。いったいどれくらいの数がいるのか気になり、大き目のスポットライトで岸際を照らすと、1mはありそうな大きな丸太が4本、いや6本・・・まさか、そのまさかである。背中を水面に出している個体が3匹、水面付近に浮いているモノが3匹。その姿は泳いでいるというよりも、潜水艦が浮いてる感じ。小型ならまだしも1mに迫る良型バラマンディが群れで小魚を追いかけ捕食するなど誰が知っていただろう。その他にも離れた場所から捕食音が次々と聞こえてくる、音からしてどれもこれも良型のバラだ、興奮しすぎて手が震えだした。
2匹仕留め少し気持ちに余裕がでてきたので今度はトップで狙ってみる。狙い通りボコボコ出るものの、弾かれてばかりでなかなかしっかりフッキングしない。下手くそな自分のいい訳かもしれないが、バラマンディの硬い口はフッキングを本当に難しくする。さすがに4匹逃したところで、もう居ても経ってもいられなくなり、OGRE85LFにチェンジするとすんなりヒット、やはりルアー選択は重要なのである。ファイトはこれまた申し分なく、ネットには88cmのバラが横たわった。ファイト中に飛び散った過食気味のバラが吐き出したベイトはワカサギよりも少し小さな魚だった。その後もヒットは続いたが、ランディングまでは至らず、月明かりが消え、空が薄明るくなったところでピタリと捕食音は消え、狂気に満ちていたMoonLightの世界は幕を閉じた。
いったい何匹バラしたのか・・・?それはタブーである。。。〔涙〕
暑いせいもあるが、興奮冷めやらなくてなかなか寝れず迎えた午後4時。ボートを下ろして昨夜捕食音が鳴り響いていた場所を見て回る。昨日よりも風が強く、波が生じ濁りが出てきた。濁りとクリアーな水の狭間を見ていると、バラが半身を出しつつ捕食した。まだ明るく、なるべくプレッシャーをかけないようにBMZX(シンペン)を遠投し、少しフォールさせワンアクション入れると、ゴチン! ギュンギュンラインを引き出されちょっと焦ったが、必死に竿を立てると水面に出てきて激しいエラ荒い、そしてジャンプ。4kgのドラグをものともしないトルク、視覚と聴覚にビンビン伝わる刺激、腕にガンガン伝わる衝撃、やはりバラ釣りはいいなぁと心底思えるファイトであった。

ランディングしたのは今期最大の95cmのグッドサイズ、ちなみにフックは曲がっていた。陸にボートを上げ、バラを水に入れながら写真を撮ってリリースすると、今度は目の前で水面が炸裂した。もうやる事は決まっていた、その夜も月下のCRAZY BITCH達の大宴会は開かれ93cmと89cmを一匹づつ釣った。

オーストラリアが誇る魚・バラマンディ。おそらくレイクバラはそのカテゴリーから一線を画す存在なのだと思う。湖の王者として君臨し悠々と成長し、30kgOVERも夢ではない丸々と太った魚体、湖ならではの食性、釣り方、その面白さはまだまだ奥が深い気がした。レイクバラを追いかけて4年目、これからもどんどんそのベールをはいで行こうと思う。

バラマンディを釣ると一言に行っても、他の魚と同様に季節ごとに狙うポイント、時間帯が変わってくる。簡単に分けると、春と冬は水温が上がり始める午前10時頃から日没まで、夏と秋は夕方から夜、早朝まで水温とプレッシャーが下がる時間帯が狙い目だ。車の中ではいつもどおり妄想ばかりが膨らんで大きなバラマンディを抱えている自分の姿が出来上がっていた。休憩を入れ約8時間の少し長いドライブの末、やっと巨大バラマンディが棲むLake Awoongaへと着いた。シートに張り付いた腰を上げ背筋を伸ばす、海から近いこの湖の特徴である南東の風がブワッと吹いた。風が強い日が多く、時にはサーフィンすら可能なほど荒れる〔笑〕この湖では楽をさせてもらった記憶はほとんどないが、バラの魚影の濃さとのっぺりとした湖の形状から釣り易いのが気に入っている。釣り易いとは言ったが、釣り上げる事と釣り易いとは必ずしも一致しないのである。その証拠に、ここへくるたびに1000km以上の長旅の末にノーバイトで帰る者や1週間釣ってボウズの方々を幾度も見ている。しかし、逆に一日釣ってメーターオーバーを含む5匹を釣ってしまうエキスパートもいるのだ。

午後4時ボートを湖へ下ろす、風が強く青い空はどこへやらドンヨリとした雲が覆っていた。早速実績のあるポイントへ向かう、波が立ちそこを突き進むからボートが立てた水飛沫のせいでズブ濡れになりつつも期待は高まっていた。風、波に押されつつエレキを操縦し、バラが捕食しに来るであろう水深1~3mのラインをシンキングペンシルで深度とリトリーブスピードを変えつつ、いつ来るかもしれないガツン!というアタリを待つ。NORTHCRAFT・BMZXを筆頭とし、シンキングペンシルは湖の様な止水ではサブサーフェスからボトムまで探れる万能ルアーである。
キャスト毎に吸い込まれた感触のフワッとしたようなバイト、ガツンと来るような衝撃をイメージしているが、一向に魚信は無くすでに日没を迎えてしまった。辺りは薄暗くなり時間的にはベストタイムのはずだが、捕食音も聞こえないしバラの気配をまったく感じなかった。日没と共に現れた何万という数の蚊に囲まれつつも投げ続けること数時間、時計を見るとすでに21時近くであった。大きな期待を持って来たものの、やはり甘くない。気がつけばいつの間にか風は収まり、無風なのをいいことに蚊が猛威を振るいボコボコに刺された手足をかきつつ休憩する。蚊にご馳走をあげつつ自分も夕飯のオムスビをほお張る。温度差から来るムア~とした霧の様な重い空気とたまにくる小雨のせいか蒸し暑くジメジメしていた。明かりを点け、明日はどこを攻めるか考えていると眠気が徐々に襲ってきた。ちょっと一休みと目を閉じようとした時、少し離れたところでズボッ!っと音がした。間違いなくバラマンディの捕食音だ。メーター級のあの大きな口で水面付近にいるベイトを水ごと吸い込むから静かな湖に木霊すほどの爆音が鳴る。眠い目を開けて、またキャストの準備をすると今度はキャスティング射程内でゴボッ!と出た。すかさずキャストしサーフェス付近で、トントンとドッグウォークさせる感じで動かすと、ゴツンと来た。グイグイと引っ張られ、3kgほどのドラグをものともせずにラインを引き出して行く、竿を立てるとドッパーンっと水面に飛び出した。底にある沈み木に持っていかれないようにドラグを完全に締めるとゴボゴボッっと凄まじい音と水飛沫のエラ洗いとジャンプ。竿は満月に曲がりリールは軋んでいる。この豪快な引っ張り合いと水面でのド迫力のファイトがバラマンディ釣りの醍醐味だろう。真夏の元気の良いバラをなんとかなだめ、ネットイン。

写真を撮り終えリリースした後、ボートから少し離れた岸周りで奇妙な音がしていた。まるで大量のドジョウが泳ぎまわっているような、ジョボジョボという水面が掻き毟られるような音だ。なんだろう?と音の先にある闇を眺めているとドボッ!と水面が炸裂した。それを皮切りに辺り一帯でボコボコ、ズボズボと爆音の大合唱が始まった。それはバラマンディの大宴会の始まりを意味していた。岸際のそこらじゅうで水面が爆発する。薄っすらと月光が照らす静かな色の無い世界に響き渡る凄まじい捕食音、わずかに見える飛び散る水飛沫、バラ釣り人生初めて目の当たりにする非現実的な光景に頭はアドレナリンでいっぱいになりガムシャラにキャストをする。当たり前のように一投毎にゴンッ!とバイトがある。・・・がバラもアドレナリンいっぱいのようでしっかり喰っていない感じで弾かれたり、口の外側に浅くかかることが多いようでバラシのオンパレード、まさに狂喜乱舞状態。そこで、ルアーをチェンジする。水面が割れたところにOGRE85LFをスローに引っ張ると、ガボン!とルアーが吸い込まれた。強めにアワセをと入れるとがっちりノッたようで、ほとんどの場合にフックアウトするファーストジャンプを乗り切りホッと一息。水温が高いせいで血がたぎっているのか、凄まじい勢いで走り回り、ラインを引き千切らんばかりの連続ジャンプに面白くもスリリングなファイトで翻弄してくるが、ボート脇で見せた一瞬の隙をついて強引にネットイン。

87cm、サイズダウンしたものの文句無しのファイトでルアーを丸呑みにされた事もあり80lbのリーダーがボロボロになっていた。
よく80lbのリーダーが切られたという話をすると、信じられない釣り人が多いがバラのヤスリの様な歯と20kg、30kgにも達する巨バラとの強烈な引っ張り合いで伸びきったラインをあの歯でズリズリと何度もやられると80lbと言えど切れてしまうのだ。もちろんルアーがフッキングする場所にも寄るし、エラ蓋の近くにあるノコギリに触れてしまったら一発でプツンである。

10kg以下のバラですらこの威力。
宴会は終わることを知らず、ファイト中ですら周りではズボン・ガボンと捕食に無我夢中のバラ達。いったいどれくらいの数がいるのか気になり、大き目のスポットライトで岸際を照らすと、1mはありそうな大きな丸太が4本、いや6本・・・まさか、そのまさかである。背中を水面に出している個体が3匹、水面付近に浮いているモノが3匹。その姿は泳いでいるというよりも、潜水艦が浮いてる感じ。小型ならまだしも1mに迫る良型バラマンディが群れで小魚を追いかけ捕食するなど誰が知っていただろう。その他にも離れた場所から捕食音が次々と聞こえてくる、音からしてどれもこれも良型のバラだ、興奮しすぎて手が震えだした。
2匹仕留め少し気持ちに余裕がでてきたので今度はトップで狙ってみる。狙い通りボコボコ出るものの、弾かれてばかりでなかなかしっかりフッキングしない。下手くそな自分のいい訳かもしれないが、バラマンディの硬い口はフッキングを本当に難しくする。さすがに4匹逃したところで、もう居ても経ってもいられなくなり、OGRE85LFにチェンジするとすんなりヒット、やはりルアー選択は重要なのである。ファイトはこれまた申し分なく、ネットには88cmのバラが横たわった。ファイト中に飛び散った過食気味のバラが吐き出したベイトはワカサギよりも少し小さな魚だった。その後もヒットは続いたが、ランディングまでは至らず、月明かりが消え、空が薄明るくなったところでピタリと捕食音は消え、狂気に満ちていたMoonLightの世界は幕を閉じた。
いったい何匹バラしたのか・・・?それはタブーである。。。〔涙〕
暑いせいもあるが、興奮冷めやらなくてなかなか寝れず迎えた午後4時。ボートを下ろして昨夜捕食音が鳴り響いていた場所を見て回る。昨日よりも風が強く、波が生じ濁りが出てきた。濁りとクリアーな水の狭間を見ていると、バラが半身を出しつつ捕食した。まだ明るく、なるべくプレッシャーをかけないようにBMZX(シンペン)を遠投し、少しフォールさせワンアクション入れると、ゴチン! ギュンギュンラインを引き出されちょっと焦ったが、必死に竿を立てると水面に出てきて激しいエラ荒い、そしてジャンプ。4kgのドラグをものともしないトルク、視覚と聴覚にビンビン伝わる刺激、腕にガンガン伝わる衝撃、やはりバラ釣りはいいなぁと心底思えるファイトであった。

ランディングしたのは今期最大の95cmのグッドサイズ、ちなみにフックは曲がっていた。陸にボートを上げ、バラを水に入れながら写真を撮ってリリースすると、今度は目の前で水面が炸裂した。もうやる事は決まっていた、その夜も月下のCRAZY BITCH達の大宴会は開かれ93cmと89cmを一匹づつ釣った。


オーストラリアが誇る魚・バラマンディ。おそらくレイクバラはそのカテゴリーから一線を画す存在なのだと思う。湖の王者として君臨し悠々と成長し、30kgOVERも夢ではない丸々と太った魚体、湖ならではの食性、釣り方、その面白さはまだまだ奥が深い気がした。レイクバラを追いかけて4年目、これからもどんどんそのベールをはいで行こうと思う。

- 2010年8月26日
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