理想のヘッドライトを考案してみた

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ナイトの釣りだったり朝マズメ狙いでポイントに向かう為に重要なアイテムのヘッドライト

 

今では定番になっている「USB給電・白色メインライト・赤色サブライト」の組み合わせ

 

使い込むうちに不満な部分も出てきたので理想のヘッドライトは無いものかと検索してみたんですが…無いんですねこれが

 

 

 

まず、確固たる地位を手に入れている「赤色サブライト」

 

色んな著名人や大手メーカーが「釣りには赤色サブライト!魚にプレッシャーをかけない!」と謳ってますが、一部の特殊な条件や魚種では赤色が有効のようですが、シーバスや一般的なショアの釣りに赤色は本当に必要なんでしょうか?

 

 

 

サブライトが必要な時っていうのは手元での作業をする場面

 

テンヤにキビナゴ巻いたりルアー交換したりノットを組んだりですが、これを赤色のライトでやるとまぁやりにくい!

 

遠近感が掴みにくく、ルアー交換もカラーによっては判別が難しかったり不可能になります

 

 

 

ライトがプレッシャーになるポイントで釣りしてるアングラーさんは水面に背を向けてライトを下に向けて手元だけを照らすようにしますよね?

 

作業効率やカラーの判別を考えればライトの色は普通に視認性の良いカラーにメリットがあり、そんなに明るさは必要ないので光量を必要最小限まで落とせばターゲットへのプレッシャーは気にならないレベルに出来ると思ってます

 

 

 

薮を漕ぐような夏場の移動では、赤色サブライトでは光量不足から地面を這うツタに足を取られたり蜘蛛の巣に突っ込むからとメインライトを使いますが、強いメインライトでは大量の虫を寄せます

 

 

 

赤色のメリット:ターゲットへプレッシャーをかけにくい

→光量を限界まで落とせば昼光色や昼白色でも問題ないのでは?

 

赤色のデメリット:距離感が掴みにくく手元作業に向いてない、ルアーのカラー判別ができない、枯れ木や土や地を這う蔦が見にくい

 

 

光量を落とした昼白色系のデメリット:魚にプレッシャーになる(でもそれは光量と範囲次第で解決できるのでは?)

 

 

 

 

確かにベイトの種類によってはアングラーの立つシャローに溜まって、ライトを極端に嫌って、1匹が逃げればそれに追従する習性のベイトもいる事はわかってます

 

それをデメリットと認めた上で、メリットとデメリットを天秤にかけて私は赤色より白系色が欲しいです

 

 

 

じゃあなんで釣具メーカーから赤色サブライト搭載機種ばかり売られていてオレンジサブライトや昼白色サブライトが出てないのか調べてみた結果

 

 

『釣りには赤色サブライトという認識が広まっており、赤色サブライト搭載機種の方が売れるから』

 

 

心の折れる音がした

 

 

 

ライトで水面照らしても釣果は落ちないって方も結構多いと聞いてたのに、サブライトは赤にこだわってるだと…そんなバカな

 

 

 

 

赤いライトで判別できない程度のカラー差なら魚から見ても同じ色じゃない?

ナイトなら細かいカラー気にしないでもいいんじゃない?

赤色に慣れればいいんじゃない?

ってそう考えようとした時期が私にもありました

 

 

でもカラーによってフローティングとシンキングを判断する場合なども多く、ボックス内でルアーの一部を見て「これは140Fだな、129Sはどこかなー?」って感じの時に、カラーが判別できるのとできないのでは大きな差があるんです

 

 

 

あと、ハイシーズンのテトラやゴロタでは人が釣りしてる後ろを歩いて奥に進む時、赤色はめちゃくちゃ見にくいので皆さん非常に明るいメインライトをつけてますが、人によっては嫌がります

 

それをわかった上で赤色ライトで通過しようと心掛けますが、荒い場所や風の強い日や新月の日なんかは赤色の光量や視認性では危険な場合もあります

 

 

先行者が後ろから照らされたり水面照らされると嫌がるのもわかります

 

 

サーフやゴロタは手前もチャンスなのでそこは照らしてほしくないし自分の影も水面に落としたくない

 

 

そういう色んなデメリットへの解決策として昼光色や昼白色のサブライトを切望してました

 

 

 

 

そして、そのメインとサブライトの切り替え…

 

ボタンを長押しする事でメインとサブが切り替わるタイプ

 

長押しに必要な時間…4秒

 

 

 

アングラーがライトを必要なタイミング、ライトの切り替えが必要なタイミングをいくつか想像してみてください

 

そのタイミングでの4秒って死活問題で超絶ストレスじゃないですか?

 

 

シーバスが近くまで寄ってきた!

ランディングするぞ!

ライトの色を切り替えるぞ

片手はベントカーブしたロッド

リールから手を離してボタンをポチッ

シーバスさん4秒暴れないで待ってくれよ!

 

人間の近くに寄せられたシーバスは100%暴れます!絶対に4秒も待ってくれないです

 

 

開発担当に言われました

「うちは3秒です」

長い!!!

「2秒ぐらいがいいですか?」

長い!1秒で!!

 

 

 

次にメインライトのフォーカス機構

 

広げた時は別にどうでもいいです

釣りしててそんな広く照らす事なんて無いので適当にある程度広がってくれれば十分です

 

 

血走った目で「これじゃダメだぁぁあああ」と叫んだのは絞った時の細さと形と光輪

 

絞りは絞れるだけいい!

シーバスやイカだけピンポイントで照らせればいい!

 

 

だから光輪は限界まで無くしてほしいとお願いしましたが、ここでトラブル

 

 

どうやら現在販売されている色んな種類のヘッドライトの形状のどれを使っても実現は難しく、使っているLEDの種類も新しい物を検討しないといけないらしい

 

 

つまり今ある物では作れないと。

 

 

 

誠に残念ですが…。みたいな雰囲気が一瞬出たけどこっちはそんなのわかってるんよ

 

出来ないから今無いの!

無い物が欲しくて作ってほしいの!!

今あるものを組み合わせてほしいんじゃなくて、作ってほしいんです!!!

 

 

 

世間に浸透してる売れそうな組み合わせを作るんじゃなくて本当にこだわった最高のヘッドライトを作りたくなったら喜んで協力するから連絡してほしい!と伝えると数日後に

 

「許可は取りました、一から作りましょう」と熱い返事をいただきました

 

 

 

よし、じゃあ理想を言わせてもらうわ!と今までの要望が最低ラインであることを伝えてボタンの数や長押しの秒数、ライトの広がりや充電残量の見やすさ、インジケータの場所に充電口関連まで端から端まで

 

 

前回もらってたサンプルヘッドライトを元にダメ出しと要望の更なる追加

メモリー機能いらない!

ロック機能もいらない!

弱ライトに光量こんなにいらない!

もっと暗く!

もっと狭く!

見た目はジブリで!笑

 

見た目なんてどうでもいい派ですが、ラピュタ好きなんですよね

大好きが故にパクるわけにはいかないけど似た配置程度にできたらなと

 

 

 

 

現在まだ迷ってるのは充電残量インジケータ

 

みなさん釣り場でヘッドライトの充電切れた事ありますか?

 

 

更にいうと、充電残量が気になったけど「多分いけるだろう、頼むからもってくれよ」と思いながら切れた事ないですか?私は何度もあります

 

 

その原因としてインジケータがついてるのに充電残量がわかりにくいんです

 

4ランプで1つのランプが充電25%ってタイプ

 

残量が1ランプなら残量1~25%ってガバガバ判定すぎません?

 

 

 

スマホの充電がそんな表記でも不満なく使えますか?

 

私はiPhoneのアイコン表示ですら不満なのでちゃんと何%か表示される設定にしてます

 

 

 

せめて10%以上なのか10%以下なのか程度までは知りたい!

インジケータは5ランプでもいいから10段階で表示してほしい!

 

 

100%を10個のランプで教えてくれて10%刻みで表示されたとします

 

 

これだとアングラーは1回の釣行で「〇時間ぐらい釣りすると〇%消費するんだな」とか「〇分使うと大体〇%減るな」って感覚として身につくんです

 

命を守るアイテムの残量把握とか手を抜く部分じゃない!

特にこのライトはロックショアや山歩きやディープウェーディングでの川歩きを想定してるので手は抜くつもりもない

 

 

 

あと嬉しい誤算というか、サンプルを使ってて思ったのはラグゼのヘッドライトって軽くて販売価格も抑えられてるんですけど、それなのに充電の持ちがめちゃくちゃいい!

 

唯一デメリットとして感じたのは防水性

でもこの部分も今改良に向けて動いてるみたいです!

 

 

 

え、100点のヘッドライトできると思ってたら120点ぐらいのやつできるんでは!?

 

 

他にも折り畳んだ時の角度だったりボタンの位置関係とか書けばキリが無いですが、惰性でなんとなく作られたモノではなくて、神経質でうるさくてややこしいアングラーが何年も溜め込んだこだわりを詰め込んだモノ

 

ロックショアやるなら

ゴロタやるなら

ナイトでウェーディングやるなら

「まずはラグゼのライト買ってきな」

 

そう言われる事を目指した本気のアングラーズデザインです

 

 

情熱を込めたアイテムですので、発売されましたら手に取っていただけると大喜びします笑

 

 

 

・シンプルで質の良いヘッドライト

・スポーツフィッシング特化

2ボタンシステム

Aボタン 昼白色 弱サブ→強サブ(弱ではルアー交換やノットを組む最低限の光量、強では薮の中を歩いたり山道を歩くのに十分な光量、ただし広がりすぎない)

Bボタン 白色メインビーム 弱→強(弱ではランディングに必要な光量、強ではウェーディング可能な深さの川底を照らせる強力さを)

ライトを消したい時は同じボタンを押すだけ

押されたボタンが連続なのか消灯なのかの判断は1秒

フォーカス調整はクイックレスポンス

メモリー機能無し

ロック機能無し

インジケータ10ランプ 1ランプが充電10%

USB給電 USB type-C

防水性アップ

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今日ファーストサンプルが届きました

まだまだここから煮詰めていきます!

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