釣り針の刺さった鳥獣類への対応

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ご存知の方も多いかと思いますが、先日ヒロさんの記事にあったジグヘッドのささった野良猫の話を読んで少し調べてみました。


釣り針の刺さった鳥獣類の保護・治療に関して、基本的に保健所の対応と個人の対応に別れます。




保健所の対応 : 函館市保健所
市民からの要請があれば、保健所で捕獲と治療は可能。

捕獲の際は複数でタモや投網を使用する。捕獲が困難な場合は睡眠薬入りの餌を使用。
睡眠薬入りの餌に関しては対象のサイズにより薬品の量の調性が必要なのと、効果が現れるまで5〜6時間かかるので保健所の専門職員の監視下で行う。
個人への譲渡は不可能。

捕獲後は治療し一時的に保護。
飼い主が見つからない場合は処分。

ヒロさんのケースでは完全な野良で、しかも子猫もいるので処分される可能性が高いようです。

補足として、個人・法人問わず猫を引き取った後、名目上放し飼いとして捕獲場所へ帰すのは法律上問題なし。(犬は対象外)
ただ、糞尿などによる近隣住民とのトラブルが発生した場合は処分の対象となる。



個人の対応 : 北斗市某動物病院
捕獲方法は保健所同様、タモや投網を使用。
睡眠薬は入手困難ですし、量を少し間違えただけで死亡させる恐れがあるので使用不可。

捕獲後の治療
バーブレスフックであれば抜くだけで完了。
普通の針で、針先が出てれば、ニッパーなどでカットし貫通させて完了。
釣り針除去後の投薬は不要。
口腔内のキズはすぐに治ります。


上記以外は、動物病院で治療が必要。
釣り針を除去するだけなら、2〜3000円の治療費。
人馴れしてない野良で麻酔を使用した場合、13000円前後の治療費。

保健所を通さないで捕獲・治療した場合、自分で飼うも野良に戻すも自由。

子猫がいるなら、野良でも一緒にいさせてあげたいですね(^^)




もし良かったら、誤って犬猫鳥を釣ってしまった時の参考にして下さいm(_ _)m

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