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▼ 【ベイト入門者へ①】どれくらいバックラッシュする?
今回のログはタイトルの通り。
これからベイトタックルの導入を検討している方へ向けた記事です。
私は昨年2018年に一念発起し、一年間でシーバス釣りの全てをベイトタックルに置き換えました。理由は『ベイトタックルってカッコいい!』それだけです。
しかし、それまで触ったこともないベイトタックルと過ごした一年はまさしく激動...。
独学で始めたがために、失ったものが多かった。
例えば、時間とお金です。
楽しいはずの釣行時間がバックラッシュ地獄と化し、なかなか自分に合った道具にも巡り会えず二桁万円なんてすぐに消え去りました。
身近にベイトに精通したアングラーがいればその人に手取り足取り、道具選びから教えてもらうのが一番の近道と言えるでしょう。
運良くそういった環境にある人は遠回りせずに、すぐベイトタックルを扱えるようになると思います。
しかし、私のように独学でベイトタックルに挑戦しようとしている方はネットに転がる断片的な情報を拾っていくしかないのが現状...。
何やらベイトタックルはイバラの道であるかのように書いてしまいましたが、心配は無用です。
結論から先に申し上げます。
私はこれから鱸釣りのほとんどをベイトでやります。
独学で挑戦せざるを得ない方々へ向け、
私のように遠回りしないで済むように以下の内容で記事を連載したいと思います。
【連載①】バックラッシュの不安。初心者の場合どれぐらいバックラッシュする?
【連載②】どんなロッド、リールを買えばいいのか?
【連載③】ベイトタックルはただの道楽か。実釣におけるメリットは?
このログでは、さっそく【連載①】の内容について書き記したいとおもいます。
これからベイトタックルを導入しようとしている方が最もナイーブになる部分。
Qどのくらいバックラッシュするか?
私の場合も、最初の壁はまさしく『バックラッシュへの不安』でした。
簡潔に答えましょう。
A. 誤ったタックルセッティングだと毎投バックラッシュします。
たとえDC機でも、ノーバックラッシュを謳った竿でも、です。
決してあなたにセンスがないわけではありません。
じゃあどうしろと!
実は初心者がバックラッシュからおさらばする1番の近道は、『キャスト練習にあらず』というのが私の結論です。
一番重要な事は使用するルアーに合ったタックル選びとブレーキ設定です。
練習なんてものが成立するのは用途にマッチしたタックルを選んでからです。
ある時自分がセッティングしたタックルを、釣り場で興味を持った釣友に貸したことがありました。その釣友は初めてベイトタックルを触る方です。
『バックラッシュしてもいいですよ(笑)』なんて言ってブレーキをやや強めて渡したのですが、その釣友はいとも簡単にキャストしてしまいました。
(方向が逸れたり弾道が定まらなかったりするようでしたが。)
サミングなんてせずとも、過剰気味にブレーキ設定をしてあげれば最近のリールはバックラッシュしません。
(※着水寸前のスプールを抑えるサミングは当然必要です。)
もちろん使用するルアーの重さとロッドの強さ、リールのバランスが取れていればという前提付きです。
ベイトを扱うにはサミングが出来なければ話にならないよ、というような表現のハウツーをよく見かけますがそれは昔の話。
最近のリールのブレーキは本当にスゴい。飛行中のサミング(飛距離を伸ばすサミング)を習得するのは二の次でいいと思います。
レベルアップの順序としては、
①自分が使用するルアーの重さに合ったロッド、リールを調達する。
↓
②ノーサミングで投げても8割がたバックラッシュしないギリギリのブレーキ設定を見つける
(メカニカルブレーキでの調整は厳禁。スプールがカタカタ言わない所で固定です。外部ダイヤルでブレーキを強めて下さい。あと、着水のサミングは必ずして下さい。)
スイングの仕方は特に特に意識せずともそのうちおのずと分かってきます。
イメージが掴めない方は動画などを繰り返し見るのもいいでしょう。
私はフィッシュマンの上宮氏、バスプロの秦拓馬氏の動画をよく視聴しました。
↓
③まっすぐ正面に、ライナーで投げれるようになる。バックラッシュ君さようなら。でもあんまり飛ばないなぁ...。
(この時点で15gのバイブが25m〜35mほど飛んでいればOK。)
↓
④ブレーキを下げ、少しずつ飛距離を伸ばしていく。バックラッシュ君と感動の再会。
この時点で、十分釣りになる飛距離は出ているはず。
↓
⑤飛行中のサミングに挑戦。
さらにブレーキを緩め、自分の限界に挑戦。目指せ人間サミングマシーン。
という流れです。
先に述べた私の釣友のエピソードは、まさしく①〜②の段階をすでにクリアしている道具を受け取ったからこそ。だからバックラッシュしなかったのです。
ルアーに合った適正なタックル選び、ブレーキ設定を施された道具一式をポンと渡されただけで、初心者でもとりあえずは投げれてしまうのです。
②まではほぼ道具と知識で解決するステップ。
しかし、②までに道を誤ると途端にイバラの道となりますので要注意。
どうでしょうか?
シーバサーにとっては『謎テクニック』と言っても過言でないベイトのサミングと、バックラッシュに対する不安が少しは解消しませんでしょうか。
入門者のバックラッシュの原因は
タックルセッティング:8割
個人の努力:2割
と言った所です。
個人の資質、努力も少ないながら関係しますので、どれぐらい期間・釣行回数でバックラッシュしなくなるかという点についての明言は避けさせて頂きました。
しかし上に述べた手順で練習して頂ければ先の見えないバックラッシュ地獄にはハマらないはず。
バサーは当たり前のようにベイトタックルを使っていますよね?
なにもベイトタックルは特別な釣具ではないのです。
バックラッシュへの不安からベイトタックルの導入に二の足を踏んでいる方!
ぜひ一歩踏み出してみて下さい!
『ベイト』はそれほど気難しい釣具ではありませんよ!
今回のログを総括すると、
『タックル選びさえちゃんとすれば入門者でもあまりバックラしませんよ〜』
ということでした。
というわけで、
次回は入門者が失敗しないタックル選び。
つづく。
質問等ありましたら出来る限りお答えしようと思いますのでどうぞ。
- 2019年2月19日
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