【波止の上にも３年】諦めの向こう

2015年4月29日（水）

噂では底を迎えている沖堤防。

今はホゲが基本ステータスらしい。

水質や潮回りがどうのというより、落とし込みやフカセ釣りを見ても全く魚っ気ってもんを感じない。

この日の６番は先端はかろうじて“ポツポツ”のようだったが、他のエリアは私を含め大多数がノーバイトで、すれ違う人は皆揃って首を横に振る。

ふと、内側を見るとベテランのフカセ師が手慣れた手つきでロッドを曲げている光景が目に入ったが・・・

ランディングネットに入ったのは・・・サメ。

更に、常連さんにヒット！

・・・サクラマス！！

何れも全体のモチベーションを底上げしてくれる貴重な釣果だ。

しかし一体どうなっているのか。

AM11:00を迎え、久しぶりに延長した。

この様子では、延長するのは私と高橋さんだけかと思っていたが、思いのほか居残る人は多かった。

何もないままマッタリと時間だけが過ぎていく沖堤防の午後。

足下にはいつの間にかカタクチイワシの群れ。

ベイト達は、外敵がいないことをこれ見よがしに主張し悠然と泳いでいた。

終了15:00までラスト30分。

単発ヒットした小型をばらす・・

何とも締まらない終わり方だ（汗）

ラスト15分になり、終わったかに見えた。

たまたま堤防を横切っていった船の引き波へキャスト。

早朝から「上」が当たりだったらしいが、敢えてカウント20でシャクラを踊らせた。

スピードジャークから繋ぐフォールで、ブレードに「揺らぎ」を入れたとき・・・

ラインスラッグが、フワリ。

「ビシィィィィィィィィィ！！！」

シャープに貫く合わせに反応した魚はそのまま急浮上。

自ら水面に飛び出すと尾ビレで水面を引っ叩きながら狂乱。

「パンパンパンパァーン！」

「ズパパパパァーン！！」

「パン！パン！パン！パン！」

ようやく潜ったと思えば凄まじい突っ込みにドラグが悲鳴。

「ギャギャギャギュィィィィィィン！」

「ギュィィィン！」

濃厚なファイトを見せてくれた。

ATOLL「JJシャクラ」（３０ｇ）チャートアワビ：

72cm。

9回裏、ツーアウト、ツーストライクからのまさかの一発。

たまらない１本だった。

【 TACKLE DATA 】

ロッド：DAIWA morethan AGS 85MLM

リール：DAIWA morethan BRANZINO 2508SH-LBD
ライン：YGKよつあみ G-soul X8 UPGRADE １号（22LB） 150m
リーダ：VARIVAS SEABASS SHOCK LEADER PREMIUM FLUORO CARBON 6号22LB
ルアー：ATOLL「JJシャクラ」 30g（チャートアワビ）