パーマークが見えますか?

この一言から始まった。

「香港には2種類のオイカワが居るそうです。」

去年の9月、日本からの貴賓ナマジさんからの情報。
その話に飛びついたのがMaboさん、Lefty Hさんにボク。

この日の釣行がメインストーリーとなるのだけど、
実は3人で雲を掴むような情報を頼りに試行錯誤した
プロローグの方もハンパなく楽しかった。

そして釣行。

「春が来た」感で一杯の朝に香港入り。
Lefty Hさんの案内でポイントへ向かう。

まずは現場の雰囲気でも見てもらうか。







川幅は狭く、フルキャストしたら対岸の岩にルアーがメリ込んじゃうかも。
水はガブ飲みできそうなほど綺麗だ。
大都市香港にこんなスポットが残ってたんだな。


これが今日のタックルとルアーケース。

メタニウムXGが過労で入院の必要がある為、
今回はスピンニングタックル。
ロッドはバスワンR 260UL-2
リールがアルテグラアドバンス 1000S

「レンジバイブじゃなくて、ルアーケース???」

って思ったかも知れないが、
レンジバイブを置いたのはサイズ比較の為。


隣のケースをパカッっと開いたら、ホラね。

このケースに6個も詰め込めるほど、極小ルアーを用意したんだ。
過去の無駄遣いがよぎるラインナップさ。


そのなかで最も小さいUoウグイングスピナー2をセレクト。

過去にバス釣りで使用履歴があるのは
少々気まずいかな。

キャスト前に現場を再確認。


おや、足元にはカエルのカップルが。

バレンタイン程度で毒ガス混入イオンを撒き散らす、
アノ2人に見つかったら、速攻で引き剥がされるだろうな。

「どうでも良いから、さっさと釣りを始めんかい!」

と、2人に激を飛ばされそうなのだが、
実はこの段階で諦めていた。

目の前に見えうるターゲットがどうにも小さい。
Lefty Hさんに使用してるフライを見せてもらったが、
そのまま飲み込んでも、
次の日には何事もなく下から出てきそうなほどの物。
これでも大きいと言う。

だったらルアーなんて無理じゃない。

こんな事もある程度は予測してたんで、
今日は撮影等のホスト役に徹しますか。


早速、Lefty Hさんが釣った模様。


ひぃ~、華麗過ぎるぞ。

ダメモトだけど、ボクも可能性のありそうなところで遊んでみよう。
流れの強そうなポイントを適当に流す。

アレ、当たったよ。


な、なんと釣れたジャン!!!

ヒットから抜きあげるまで、
ホンの何秒かの間、ありえないくらいドキドキした。

これが香港のオイカワ。
どうです、パーマークが見えますか?

ボクは中途半端な田舎で育ったので、
こんな綺麗な魚を手にするのは初めて。

凄く嬉しい!

もう、今日はお腹一杯です。
なんで、Lefty Hさんの釣りを追いかけよう。
(Lefty Hさんの釣果及び感想はLefty Hama's in actionを読んでね)


流れの強い小場所でもアタックしてくる。

2人で上流へ向かい流してく。
ボクはチャンスがありそうな所を見つけたらキャスト。
ルアーはスピンウォーク

えっ、また当たった?


香港チャブも釣れた!

なんと、この釣行で2種類の香港オイカワに会えるとは。
(この種類についてはプロローグと共に後日補足説明します)

そして約3時間の釣行を終えた。

Lefty Hさんと何度も硬い握手をした。
コノ場に居なかったMaboさんにも
その思いが届けと。

そして、遠い日本に居るナマジさんにも。


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