ヤバイ!ロッドが川に引きずり込まれた

今日は小宮君の遠征2日目。
彼の釣行日程は3泊4日。

明日は深センが誇るアマゾン釣堀に行く予定で
明後日は正午のフライトで帰国。

って事はだ、今日中に必ずアフリカンクララを釣らなきゃならない。

潮加減からして、午前中はムリ。
昨日の疲れが抜けた午後から動いた。

まずは市場へ行き、草魚の切り身を購入。
お値段HK$10なり。

コレをブッ込みながら
ルアーで攻めるプラン。

ボクはこの釣方にメチャ期待していた。
まだ知らないクララの一面を見れるチャンスだ。

実績ポイントにクララが異常な位に固まっているのだが、
竿先に付けた鈴は「チリン」とも鳴らない。
ルアーには稀に反応がある。

沸騰したお湯のように
ボコボコと水面を賑わすボイル。

餌ではクララは釣れないのか?

そう言えば去年にナマジさんも餌釣りで挑んだが、
クララらしい当りは拾えていない。

待ってる間にカワイワシが釣れた。

そして小宮君にとり香港2度目の夕暮れ。
昨日に続き、今日も時合いが訪れない。

しかし、潮が動き始めた頃に待望の鈴が鳴った!

慌てて竿を拾いフッキングを入れるもスカ。
その後も何度か鈴が鳴る。

何かが動き始めてる。
しかし、暫くすると沈黙の鈴と化した。

さっきの鈴鳴りは移動中のクララのものではなかろうか?
クララの移動先を予測し、ボク達もポイントを移動。

ソコは前日に大物がでた場所だ。
ボイルの数はまだ少ないが、
まもなく多くのクララが集まるポイント。

ソコへ切り身をブッ込む。
同時にルアーでサーチも反応は薄い。

くそ~!今日釣れなかったらどうなるんだ?
せっかく日本から来て・・・

「チリチリチリチリチリチリ」

す、鈴が鳴ってるぅ!

置き竿が引きずり込まれた。
リールが水没するほどに。
小宮君がロッドエンドを間一髪で掴む。

「凄いパワーです、コレはナマズレベルの引きじゃないッスヨ!」

間違いない。
アフリカンクララがヒットしてる。
頼む、バレないでクレ。

そして・・・

皆さんもご一緒に、バンザーイ!バンザーイ!バンザーイ!

ナマズ臭い手でガッチリ握手。

良かった。
本当に良かった。

コレ、エエ写真と思いません?

日中はアレだけ無視されたのに、
突然、餌を食うようになったクララってなんなんだろう。

この後、暫く2人は抜け殻の様になってた。


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