【B.I.T.E】いつも釣れてる訳じゃない①　ジョイクロ持って三千里

イカン。

ふと振り返ったら、皆が大好きなボウズの話が全然無い事に気がつく。

ナマズの連敗記録や、鮎が毛鉤で釣れるドブ釣りとか言う詐欺にまんまと騙された話とか、書いてない。

これは別に、いい所出し的なセルフプロデュースで俺イケてるスーパーアングラーを気取りたい訳でもなく、

ボウズって奴は書く気も無くなるほどに、マイハーツにヘビーなブラストを叩き込んでくるからだ。

真実の記録、ここに敗北の棋譜を記す。

我、敗れたり。

大河川へ挑む

一度しっかりと挑んでおきたかったのが大河川。

リバー・ランズ・スルー・イット的な雄大な風景で、ジョインテッドクローを投げたいというよりも、エキサイティングなバイトが見たかった。

だからと言って、有名な場所に行って釣れました的な事をするつもりもなかった。

それは何か違う、ジョインテッドクローで釣れた、という実績を拾いに行くような行為に思えた。

これは自分が思うベストの方法だからジョインテッドクローを使うのであって、既に多数の実績があるような場所ならば、

別にジョイクロにこだわることもなく、そっちの安牌を選ぶだろう。

うむ、釣れん

例えば皆さんは普通、どれ位の時間、釣りをするんだろうか。

初めての場所に立ち、ワクワクが止まない一投目。

ここが良さそうと、狙い目が見えてくる二投目。

良いところにぶっ込んでいく三投目。

↑気持ちが折れたライン

釣れない気持ちが増してくる四投目。

なぜ、こんな所に来てしまったのかと後悔を始める五投目。

何時頃に帰ろうかと時計を気にする六投目。

恐ろしさを知る

大河川やばない？

もう釣りたい気持ちライフがゼロなのに、まだ打たなきゃならない所が沢山残ってる、

この・・・

スティーブン・セガールとチャック・ノリスが後ろから回し蹴りしながら追ってきて、前にはランボーとターミネーターがニヒルに笑いながら待ち構える位の絶望感。

30分も釣れないと　「もう帰りたい」　って何度も言う豆腐メンタルが大自然の叩きつける無慈悲なブロウにグチャグチャ、

そら鍋奉行も怒るわ。

ベイトは居たんだけどなぁ。