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プロスペクターの矜持

  • ジャンル:日記/一般
新年のご挨拶申し上げます。

旧年はB.I.T.Eをご愛読頂きましてありがとうございました。
2012年も引き続き、よろしくお願いします。



ウサギさんの教訓

2011年、日本で商業的に大成功した物を考えるとAKB48、課金型携帯オンラインゲーム、そしてスマートフォンなどが思いつく。

この中でも特にスマートフォンについてはウィルコムというPHSキャリアと契約してまで、6年前にZERO3と言う機種を選択していただけに、ようやく時代が追いついたかと思いたいが、現実、あっという間に抜き去られてしまっていた。

先頭を走っている気になって、歩みを止めたらいけないと言う、ウサギさんの教訓をトップランナーでいたい人は忘れない方が良いだろう。

私は順位よりも如何に楽に着くかを考えるので、亀に乗って寝る選択をしたい。


ZERO3を語る

ただ、個人的にはZERO3は機体の持つ性能としてiPhoneに負けたとは思っていない。
勿論、スペック的には初代iPhoneとですら、このジャンルでは致命的な3年近い時間があるので勝負にならないのだが、逆に言えば最新型と5年もの時間があってこの程度の差しかないのかとも思う所がある。

これに関してはいわゆる太平洋戦争におけるゼロ戦や、現在のFCバルセロナなど、正しいビジョンを持った開発の重要性と言うのを痛感する。
無骨なマシンであるZERO3をただその一点、より高性能にする事だけを考えるべきだった。

電話としては不便で、携帯にある機能が何もないiPhoneはそれでも売れた。

これにはipodとmacbookの成功が大きな寄与をしていると思うが、注目すべきはジョブズの元に行われた、全くブレのない正統後継進化を続けている事だろう。

でも、もし、今の最高よりちょっと下でいい技術をつぎ込んで作られたZERO3があったら、私は間違いなくそれを選択する。

目の前の数字の為に頑張っている人を馬鹿にするつもりは全くないが、世界を革新する物と言うのは自分が欲しい物をその欲望のままに自由に作っている人間の発想から生まれると思う。

6年前、ZERO3にはその可能性が僅かながらあった。



脚立を登るしかない

常に注意をしている事。

総合的に見てチープ、低クオリティな物でも狙いを絞って上手くやれば成功する。

そういった物が氾濫して行く中で、それらを悪く言おうと思えばいくらでも言う事が出来るのだが、それを行っても、自身には何も得られないと気がつくべきだろう。

相手を下げても相対的に差が詰まる(現実は滅多に下がらないから差も詰まらない)だけで、自分は1mmたりとて上がらない。

背伸びでもいいし、ジャンプでもいい、脚立に登ってもいい、自分の位置は自分がアクションをしないと全く上がらないのだ。

本当によい物、価値がある物ならば人へ伝わるインフラは整いつつある。



プロスペクターとして

それでもどうしても埋もれてしまう物、事、というのはある。

人々の情報取得の生活形態としてモバイルマシンが選択され、より多くそれらに触れる機会が向上している。
だが、同時に余りに多くの物と事が氾濫している為、むしろ以前よりも埋もれやすくなっている。

インターネットは旧来メディアと言う極めて限られた状態から、爆発的な数の発信者を生み出すと言うイノベーションも行ったからだ。

その増えた発信者の一人として、上と空には目もくれず、情報の探鉱者として、コツコツと地面を掘って、そして何かを見つけたら、自分の手で目一杯上に掲げて行きたい。


内山高志見事なKOで防衛成功。




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