今年の２月頃「Ｇｉｊｉｅ」のサクラマスの記事を読んでいて、
その中に秋田県関する記事が何件か記載されていた。

今までたいして興味はなかったが、秋田の上流域では
サクラマスの解禁が６月１日である事を知り、ふと思い立った。

幸運にも従兄弟が秋田県在住であったため今回の釣行は、
すぐに現実のものとなった。

今回釣行したのは秋田県の玉川をメインに行ったのだが、
その周辺はとても自然に溢れており、付近には日本で一番
水深がある田沢湖等がある。

この田沢湖とは少し前話題になり、絶滅したと考えられていた
クニマスの生息域であった。
鉱毒により絶滅したと思われていたが、あのサカナクンの活躍
によりクニマスの生存は確認されている。
今後、この田沢湖にもクニマスが戻ってくることを期待したい。

実際に見に行ったが、とても綺麗な湖で見ているだけで癒される
景気であり、一度見に行く価値はある場所であると思う。


雑誌の記事にも再三書かれているのだが、玉川という川は非常に
水が綺麗な川で、綺麗でありながら独特な水色をしている。
今回は、河口から８０ｋｍ以上も上流にあるポイントをランガンする
かたちでの釣行を試みたのだが、そのどれもが緑に囲まれていて
非常に雰囲気のあるものであった。





１日目の早朝、車を停めてエントリーしたポイントから釣り下っていた。
今年は田植えの遅れなどの影響で極端に川の水が少ないらしい。
さらに水色はド・クリアな状態なので魚が川底が丸見え状態である。

何とか水深がある場所を探して、キャストを続けていると従兄弟の
スプーンに何かがＨＩＴした。
難なく上がって来たのは、２０ｃｍソコソコのイワナであったが、天然物
のイワナは初めて見たので嬉しかった。

その後更に釣り下っていると今度は僕のルアーに当たりがあった。
迷いなく合わせると、魚の重みが伝わった。

魚の重みと引きから考えるに５０ｃｍ程度の魚だと思われる。
少し抵抗されたが、取り込みに成功した。
清流域の魚は魚体が綺麗なのだろうか？非常に綺麗な魚のよう
に見えた。





ほどなくして、２匹目の魚が掛かる。
今度は、さっきと重みが違う。ドラグもジーっと出て行く。
６０ｃｍ後半から７０ｃｍ程度の魚の反応だ。

こちらも何とかランディングに成功したが、目当ての魚ではなかった。




２日間の釣行であったが、僕の魚からの反応はこの２回だけであった。
途中に見て回った橋の上から、２人の男性が川を覗き込んでいた。
水質がクリアであるため、例年は橋の上から除けばサクラマスが、
数十匹確認できるらしい。
今回、確認出来たのはニゴイだけであったが、本当に綺麗な川で
魚の付き場がよく分かった。


今回は初めての釣行という事もあり、混雑が予想される解禁日は
避けての日程とした。
平日と日曜日の釣行を行ったが、この間遭遇したアングラーは４人
だけ。
釣れていないからかもしれないが、解禁日も事前調査してくれた
従兄弟の話によると、１日も驚く程の人ごみでは無かったようだ。

来年は１日に合わせて釣行するか、遡上の量が全く違うと言われる
米代川に挑戦してみようかと思う。

今回は噂に聞いていた清流シーバスを釣る事が出来ただけで、
価値ある釣行であったと今は思っている。