​木曜スペシャル  謎の民オオス民を・・・

  • ジャンル:日記/一般

またこんなタイトルで人釣って何にも無いっていうオチなんだろうと、

訪れる方は思われるのかもしれませんが、

今回は、




ところがどすこい
なのだ。



大晦日、午後9時に福岡を出発。

快調に九州を下り、谷山インターで例によって指宿スカイラインに乗り損ねて一般道に

降ろされるという前回と同じミスに苦笑いを浮かべつつ、無事午前2時に南薩摩に到着。


1箇所目、暴風と連発するバカ波でずぶ濡れになりつつジグ20投くらいはしたと思うけど、

こないだの対馬より酷い状況に敢え無く白旗。

そそくさと移動したが降り口が分からずウロウロしてた時、

近くで草刈りしてたオイチャンに尋ねると

「あー、ついておいで」と軽トラで先導してくれた。

なんとかっちょええ草刈りのオイチャンなのだとお礼にジュースを献上。



磯に降りると、降りた時から、ワタクシが立った時からまた爆風・・・

さっきここ、風なかったやん(´・ω・`)・・・

波が無いし、時折風が弱まるのでその瞬間を待ってダイペンやジグをちょいちょいなげましたけども、

思うような釣りができないままフェリーの時間がきて終了。



夕マズメの大隅で!と錦江湾を渡って風裏となるはずの東に向いた磯を見つけ

意気揚々と崖を登り、崖を降り岩をいくつも乗り越えて先端に立とうとするが、

2本足で立てない、つか、ぶっ倒されるくらいの超爆風・・・(*′皿`*)ウウウウ



他の場所へ移動する時間もなく、

南方戦線、1日目、ホゲまくり終了。



夕方に先日買い忘れていた携帯コンロのガスを買いにたろちゃんとこへ。

Blooowin2本とブルーオーシャンとフックを買い、

お風呂入ってすき屋でせっかくどんぶりに付いてきた生卵をトレイに全部ぶちまけたりしながら、

早々に明日午前中の南方戦線ラストチャンスの戦場へ。

現場に到着してから当初の目的だったガスを買う事をすっかり忘れていた事を思い出した。

なにやってんだか・・・



昨晩からほとんど寝ていないため、

降り口に車を止め瞬殺、すぐに深い眠りへ。

ふと、車内が明るい事に気が付き目を開けると、

外から懐中電灯で車内を照らす人影。

「む、他の釣り人かな」とドアを開けると

「おはようございます、すいません、僕らもここで釣りさせてもらってもいいですか?」

と、3人の中の一人が言った。

釣り場に車があったってガン無視して釣り座行って場所とったりするのがむしろ普通、

先に到着してるワタクシを尊重し、なおかつ丁寧に断りを述べたうえで

同じ場所にて釣りさせてほしいなどとは・・・

とてもデキた人達ではござらぬか・・・




ワタクシも2回目の場所なので、ここがあまり広い釣り座ではない事はわかっていたが、

この人達もここで釣りするために延々とあの山道を走って来たのだろうし、

3人一緒にここで釣りを楽しむ機会もそれほど無いのかもと思うと、

「いいですよ、一緒に釣りしましょう」と言わざるを得なかった。

3人とも大喜びしていた。



午前3時を回ったばかり、まだ少し早いが彼らに合わせ4人で崖を降りた。

「どうぞどうぞ、先に場所を選んでください」と。

とっても気持ちの良い人達。



道具を準備してるとなにやら火の気を感じる。

「ちょっと来てくださ~い」とワタクシを呼ぶ声。

岩を越え3人のトコ行くとなんと!

炭火を起こしてなにやら焼き物をしてる!

「タラバガ二です!どうぞ!」

この人達、箱でタラバを磯に持ち込んでるし!!!

p22n565d8in37neot7g8_480_480-1e5dd8a2.jpg



たまたま一緒になったワタクシごときがこんな食べ物いただけませんと丁重に

お断りしたのだが、一切認められず(笑

磯でたらふくタラバガニというこの上ない贅沢な釣りの準備を完了し、

改めて3人を見まわした時に気が付いた。



この御仁達か!

食に一切の妥協を許さず、

ウマい物をよりウマく食べる為には、どんな崖だって降りてくるという、

あの伝説のセレブリチーグルメアングラー「オオス民」がここに!!

彼らの前回のメニューは磯和牛ステーキだったそうだ・・・

出会いに確証はないが、

腹ペコなアングラーは大隅に来て彼らを探せ!!


あ、釣り釣り。。。

昨年後半からコトゴトク呪われてきた風のバカヤローは、

一切その姿を現さず、天国のような釣り場となった。

コレもオオス民のお陰か・・・


各々が思い思いにルアーを投げている午前8時、

ワタクシのマックスに水柱!が、、、誤爆(苦笑

今からか!時合か!と皆、色めき立ち気合入れて竿振るも沈黙・・・

ふと見ると一番実直そうな1人が高く足場の悪い岩の上に立ってずっと竿を振っていた。



アソコじゃルアーも操りづらいだろうと、

ちょっと狭くなるけどもワタクシの横だともっと釣りし易いと思い、

「そこ釣り難いでしょ、コッチ来て投げてくださいよ」と声をかけるも、

「あ、ダイブ慣れてきましたので大丈夫ですよ。どうぞお気遣いなく釣りしてください」と。



オオス民は自己犠牲の精神も持ち合わせていた。

この人には是非、釣ってほしい、回りにそう思わせる人柄だし、

ワタクシもそう思っていたら、この人釣った。

パンパンのハガツオだった。

神様っているかも(笑

オオス民達が言うにはこの時期のハガツオはマグロよりウマいらしい。

ルアーは何でもいいらしいので「オッシャー!ハガツオー!」と投げ散らかすも異常なし(苦笑

そんなこんなで終了時間。

「よし!ラスト!」と渾身のキャストでジグを遠投。

釣りの神様は最後の最後でワタクシに微笑む。



今回は釣れたもんね、










残念賞が!

kavovg6fvh52nysi8myb_480_480-7e1b3672.jpg
















コメントを見る