▼ ながさきえれじー

  • ジャンル:日記/一般

この日、ワタクシはソルトルアー界の夜明けを見た。



2月5日未明、tommy氏、彩嬢と合流し、長崎南部へ向かう。

ﾏｼﾞｶｺﾚ、って山を越え崖を延々下りた。

その難易度はオオスミン国にも匹敵する。

釣り座に到着し、

夜明けと共にタックルをセットしたtommy氏が投げる。

彩嬢も投げる。

ワタクシも投げる。

30mほど離れた瀬に知らない2人組が下りてきた。

ワタクシ達の足元にはカタクチが湧いている。

そしてボイルがでた。

そこらじゅうで、ワタクシ達の眼前でも頻繁に起こり始めた。



tommy氏、掛ける、バレル。

ワタクシ、投げる。

tommy氏、掛ける、バレル。

ワタクシ、投げる。

tommy氏、掛ける、あげる。

ワタクシ、投げる。

tommy氏、掛ける、あげる。

ワタクシ、投げる。

彩嬢、掛ける、バレル。

ワタクシ、投げる。

2人組も頻繁に竿を曲げる。

ワタクシ、投げる。

tommy氏、掛ける、あげる。

ワタクシ、投げる。

彩嬢、掛ける、あげる。

ワタクシ、投げる、メげる・・・

気を取り直し、

ワタクシ、投げる、投げる、投げる、投げる、投げる、投げる、投げる・・・・・



1時間程で海は鎮静化。

ワタクシがよく知る海の景色になった。

2人組はどっさり魚を抱えて崖の上へ消えて行った。

ワタクシ、









さじ投げる・・・・






あれほどのボイルを前にスカポンタンを食らってやっと知ったマッチザベイト。

１３～１４ｃｍのカタクチだらけの場所、執拗にそれらを追い回している青物の前では、

１８ｃｍのダイペンなんて、単なる棒切れでしかないと初めて思い知った19の冬。




そして我々は眼前にそびえる崖に向かい、静まった海を後にした。

オオスミン国で、かの「どS」に苛め抜かれたこの肉体は、

日本ﾎﾞｶｼ話（R１８）に出て・・・あ、間違えた、

日本昔話出てくるようなこの崖と山を越えても根を上げなかった。

イジメられた甲斐がﾁｮｯﾄだけあったような気がする（苦笑

それからある男と合流し、ランチを済ませ2か所目へ向かった。



熱い情熱に滾る心を体色に表した真紅の魚とワタクシの図。

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決して、ワタクシだけ魚とのツーショット画像が無い事に焦り、

苦し紛れで彩ちゃんに土下座して事もあろうか食堂の中にある水槽の中、

可愛く泳ぎ回る金魚をバックに撮っていただいた

魚とワタクシの画像という訳ではございません。

これはいわば母心です。

良い子の皆が、ワタクシの洗練された文章を読む際に、

挿絵がないと淋しかろうという愛情に満ち満ちたワタクシの母心は、

他人の車をさも自分の車のようにして納まる素晴らしい画像なども用意していた。

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2か所目の磯も雰囲気がとても素晴らしい場所であった。

そしてこの男が魅せた。

それはソルトルアーフィッシングにおいて、

新たなジャンルの幕開けとなる、

まさにソルトルアーフィッシングの夜明けだった。

その男の名は、

９２☆

ソルトルアー界の未来はこの男に託されたといっても過言ではない。




突然の出来事だった。

何の前触れも無く、LUXE SALTAGE CHEETAH-RR をバットまでヘシ曲げ、

とどろき渡るドラグ音をBGMに、持てる能力の全てを注ぎ込んだ頑健かつ流麗なファイト。

長時間の格闘の末、磯に横たわる





18㎝のアラカブ。



再び竿を握ったと思った直後、

綺麗な弧を描いたLUXE SALTAGE CHEETAH-RRの先で見える

豪快なエラアライを自慢の剛力で強引にねじ伏せ、

激しい戦いを制した後に手に提げたコレ見よがしな





18㎝のアラカブ。



ワタクシ達の眼前で行われていた数々の死闘と、

その数だけぶら下げられた





18㎝のアラカブ。



これこそが、全国のスペシャリティーなホゲリスト達へ贈る、ソルトルアーの未来。

「楽しむ事」のみにフォーカスした大胆な発想、

９２☆氏考案、その名も




イリュージョンフィッシング





９２☆

この男の背に、ソルトルアーの未来と、ワタクシの進むべき道を見た気がした。

このログを読むホゲリストの皆も、ドラグノブを落とさないで極限まで緩めきり、

いかにして１８ｃｍのアラカブを巻けないリールで釣り上げるかを競う、

スーパーアングラー９２☆氏のイリュージョンフィッシングに





ﾁｪｯｹﾗｯ(･∀･)

＊注：抜きあげた魚が地面に落ちたと同時にテレマークが入ってなければ

減点の対象となります。

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