えばる。

  • ジャンル:日記/一般


大隅の巨大ウグイ、南薩のアカヒラマサ、

玄海の猛魚、さらには清流に蠢く淡水マゴチ。

凶暴なビッグフィッシュと数々の死闘を繰り広げて勝利を収め、

伝説の勇者の名を欲しいままにしているワタクシであるが、

どうしてもあと一つだけ手に入れたい称号があった。



何も世に言う「肩書き」などに目が眩んでいる訳ではない。

ワタクシにとっての生きる事の意味や価値など、全ては後付けで十分なのである。

これからもまだまだ生きなければいけない人生がワタクシには残っている。

ワタクシの場合は、そんな物に囚われていたら足元掬われて全てを失ってしまうのがオチだ。

だから「肩書き」には、なんのこだわりも持っていない。



しかし、



その称号だけは手にしたい。

巨エバと戦い、輝かしい勝利を得た者だけに許されるという、

神聖にして厳かなる称号。

その称号を得るべく、

ワタクシはまたしても延岡に飛んだ。



今回は16日と17日の連休である。

それだけの時間を費やせば必ずチャンスはやってくる。

15日の夜に出発して16日の未明に到着、

それから朝まで竿を振り続けるも、戦いどころか巨エバの気配さえ感じられなかった。

一旦水辺を後にし、入浴、睡眠補給を行う事にした。

「ヘルストピア延岡」へ。



2ukyvkj32xdopek6ha8f_480_480-79ff9733.jpg


気持ちよく風呂で汗と疲れを洗い流し、

施設内のお昼寝OKの休憩所でせっかくお昼寝にありつこうとしたところで、

地元の元気のいいおばちゃんの地元トークに巻き込まれ、

お昼寝どころでは無くなった拷問シーンも良い旅の思い出として心に刻もう。

ヘルストピア延岡、いいお湯でした、ムーチャス グラシアス!




たまらず後にしたヘルストピア延岡から戦場へ赴いた。

炎天下の車の中、ドア全開にして2時間程睡眠をむさぼり、

入浴の意味をまったくなさない程、汗と脂で全身ギトギトになりながら夕まずめの岸に立つ。

これから朝までがラストチャンスの大勝負ときたもんだ。

今日は絶対に巨エバがやってくるはず。

そう信じて竿を振り始めた。



痛みさえ伴なおうかという激しい日差しは、

やがて空を赤く染めながらその威力を落としていった。

干潮から緩やかに潮が満ちはじめた時、

大きな衝撃を受けて竿が曲がった。

「コレが巨エバのアタリか!」

不条理、ヤツらからすればただそれでしかないワタクシとの戦いから、

魂を賭けた失踪を謀ろうとするが自由は与えない。

即座に竿を起こし全力でハンドルを回した。

一切の抵抗を許されずに己の生活圏を奪われようとしているヤツは、

正に水際で最後の力を振り絞り、何とかまた己が人生を取り戻さんとして

尾びれで水面を激しく打ちたたいた。

だが既にワタクシの左手にはランディングネットが握られている。

描いた夢はもうワタクシの足元だ。

最後の詰めを疎かにするほど気は抜いてはいない。

ネットを纏ったステンレスの輪は、ヤツの体を容赦なく飲み込んだ。

ワタクシの勝利はこの瞬間、確定した。



「勝った」



今までに見たエバよりこの巨エバが暗色であることに違和感を覚えはしたが、

エバが巨エバともなれば色も変わるということなのだろう。

色のおかげで面構えもより悪辣なものへとワタクシの印象を変えていた。



9h5bo6vtmx53y46f9kc5_480_480-8304043c.jpg



巨エバにワタクシは勝利した。

これはワタクシが欲した巨エバとの戦いに勝利を収めた者だけに許される

神聖にして厳かなる称号を得た事を意味する。

勇者の称号、









エバンゲリオン





を冠したのはこのワタクシだ!



ohya7a4jpu2iak9wsiwp_480_480-aa73fa45.jpg



ん~~~、素晴らしい姿態の巨エバだわ~~~(はーと)



そしてこのログを読む良い子のみんなは、

このワタクシの事を、伝説の勇者エバンゲリオンA吉田様と

敬い奉りたまへ。


眠い、もう寝よう。 じゃ!



**** おまけ ****




t2m7su762vffkmtf4r2j_480_480-07e92d5b.jpg


ヘルストピア延岡の横に流れる小川には巨鯉がうじゃうじゃ。
目測かるーく80cmオーバーがうじゃうじゃしとりました。
ヘルストピアおそるべし(; ̄д ̄)



竹田市から小国町へ抜ける国道442号線「旧小国街道」は、

天気がよければこんな景色を見せてくれるステキロードである。



6pr5ym6fyooe3v6k98de_480_480-f61124c9.jpg

sjsbdpo63zxinuah93jh_480_480-15d488da.jpg


uig2jgejicgsobwcwhi3_480_480-c9a97cb0.jpg

ejye4dfr5y7m5cxn7fje_480_480-aac2d232.jpg

オサン一人で味わうブルーベリーソフトもおつなもんである。

コラ!どこのどいつだ!「寂しいオサーンだ」とかいいやがるスズキんぐは!?!?!?


で、なぜかなぜか、不完全燃焼気味のワタクシは、

清流に向かうが、

ワタクシとブローウィンと清流の組み合わせとなれば、

現れてくれるのは、そう、

幻にして伝説の

crur5zbuy4bk6ydfb7iu_480_480-e960b715.jpg


淡水マゴチ(苦笑

コメントを見る