プロフィール

藤沢 周郷

兵庫県

プロフィール詳細

カレンダー

<< 2024/3 >>

1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

検索

:

アクセスカウンター

  • 今日のアクセス:5
  • 昨日のアクセス:37
  • 総アクセス数:3184403

QRコード

■YoreYreMINI■インプレッション

■YoreYoreMINI(通称ミニヨレ)
定価¥1,764(本体価格¥1,680) 

オリジナルサイズ80mmより一回り小さい68mmサイズ

 

いつも、邪道製品をご愛用頂きありがとうございます。

今回、邪道ルアーを知って頂き、より効果的にターゲットを手にして頂くために、

たぶん、私自身初めて説明させていただく事になりました。

長文になりますが、少しの間お付き合いください。

 

●プロローグ

私の宣伝スタイル?とでもいうのでしょうか??
 

「無理に買わなくても良いし、使わなくても良いよ」


「真の使い方は、各個人で見つけると絶対楽しいから、多くは語りません」

 

こんな感じの事を、聞いた事がある人もいると思います。
これは、ウソではなく、本当にそう思ってるからです。

無理して高いお金払って、使用して頂いても
「そのルアーを信用できるの?」
そこだと思ってます。


そこに「コレしかない!=おまえしかない!」愛に似たような感情がなければ、
きっと「信用」度合が少なく、ルアー本来のポテンシャルを十分に引き出すことは
無理だと思っているので、あえてそのような文句で、宣伝してきました。


しかし、ここにきて・・なんというのか。。
世の中にある既存ルアーの思い込みで
ある「勘違い」が生まれてきた商品が邪道ルアーの中に数点出てきました。

なのであえて、今回はその事をYoreYoreMINI(以後ミニヨレとします)を例えて
お話と説明を進めていきます。

 

 

●コンセプト
みなさんに、まず知って頂きたい事が一つあります。

邪道のルアーはサイズ違いで
全く動きや、用途が変わるという事を知って頂きたい。

ダウンサイズにしただけでは無い!という部分。


「似て非なるもの」


これが邪道ルアーだという事。
 


それなら、別の名前で売れば?そんな意見も出るであろうという事っで、
スーさんやチョーさん、ニーサンという風に、似たような形ですが、
動きや用途の違う物は、既に違う名前で販売しているものもあります。
 

しかし、Miniヨレや、ごっつあん89Fなど、オリジナルとは全く違動きや使い方であるのに
オリジナルと同じ感覚で、御使用されてしまうと、
ん~??という「?」マークがついてしまう商品も
出てくるという事なので今回、説明する事になったというわけです。

 

 

■YoreYoreMINI 開発着手の経緯
オリジナルのYoreYore80は、シンキングペンシルとしての由来である
ボトムトレースを意識し開発に着手したモデルで、川の流れに乗せながら表層を釣るというよりも

このタイプで、今まで手付かずな中層から、ボトム付近を中心に
戦略を組み立てたいと、作ったのが「YOREYORE80mm」シンキングペンシル・・

以前はそんな洒落た名前ではなく、
「ジグミノータイプ」そんなネーミングで販売した記憶がある。

おかげさまで、このYoreYoreから、今のシンペンブームを巻き起こしたといわれるようになり、
それ以降、周りでは、素晴らしいシンペンが発表されてきました。

そこで、YoreYoreとは「似て非なる物」
隠し玉として、開発を続けていた



浮上スピードの速いシンペン」




YoreYoreMINI68mmを送りだしたという事です。

 






「小さいから、飛ばねえし。。」

たしかに80と比べれば、飛距離は多少落ちる事はやむえません・・

ただ、同サイズのルアーであれば他を引きつけない
圧倒的飛距離である部分は間違いありません。


でもぉ・・
オリジナルより飛ばないのは。。ちょっとなぁ。。・・・


飛距離に頼るのも分かりますが、

Miniヨレには、それ以上に「得る」事が大きい部分があると言う所。
 

このサイズで、ここまでの飛距離と、
「浮上アクション」を上手く使いこなせれば
如何に魚をキャッチする確率が上がるという部分に注目して欲しい。。

 

*浮上させる方法(ピックアップバイト誘発論)

以前から私が耳にタコが出来るぐらい言っている、
ピックUPバイトパターン。

 

「故意的浮上アクション」

 

こんな感じでしょうか。

これをより強調させたのがこの「Miniよれ」



河川や干潟の釣りで必ず思うこと。

遠くにあるブレイクラインを上手くトレースしたい



河川のブレイクラインをボトムから上に上手く浮上させて
ブレイクラインを舐めるように釣ってみたい」 


その思いは、みんな同じなはず。


遠くで浮上させることが出来、そしてしっかりボトムの取り易いシンペン


こいつなら
ブレイクラインのボトムからショルダーまでうまくリフトアップしながら
狙って釣る事が可能だと言うことを知って頂きたい。



「図1」
2/13UP



 

 

ノンリップルアーであれば、どのタイプも水の抵抗を受ければ、
多少浮上させる事が出来るものが多い。
しかし、「良い感じ」、故意的にその部分を意識しながら作ったルアーというのは、
どれ位あるのだろうか?

 

 


通常の使用感は、ほとんど同じなのに、「流れ」を掴むことにより、
オリジナル80に比べ、浮上スピードが格段に早く、水面直下20~40センチまで浮き上がらせる事が可能なのです。
流れ=水圧と考えてもらって良いので、流れのないところでは、ロッドをあおってやり、(ジャーク)故意的に
水圧を掛け浮上させたり、リトリーブスピードを速めることで、浮上させることも可能。

 


 

「リフト&フォールはなぜ使うの?」

「なぜバイブレーションやジグだけ?」


上の二種類では出来ないエリアや、もっと遅く、もっと水平に・・


そして
そのアクションを。。。

「なぜ・・シャローでためさないの?」 


浮上スピードとフォールのナチュラルさ、そしてルアーの姿勢は
ジグやバイブレーションとは全く違う物ですから、
バイブレーションを使うようなエリアでも試す価値はあるはず。

唯一デメリットとして挙げられるのは
「手返しの悪さ」
この部分だけは、格段に差をつけられてしまうのが、このタイプの宿命。
しかし、魚を見つけじっくり釣って行く場合は、
このパターンのルアーが最後の一匹を引き出す事があるので
頭に入れておいて頂きたいです。


私自身、一年を通して、オリジナルとMini、どちらの方が
使用頻度が多いかというと、圧倒的に「Miniヨレ」の方が多い。





それは、やはり釣行日が「タフった季節」よりも、活性の高い
春から秋にかけての釣りが多いからで、「浮上」という、効果が最大限に発揮できる季節の釣行が多いからです。

 

 

 

「オリジナルとミニヨレ特徴の違い」

◆オリジナルは中低層中心をメインに設計を始めたので、
アクションは、水を押し少し切る、タイトロールを協調させ、
流れの中でも、中低層を引いてこれるモデル。

少し活性の落ちる季節など、ゆっくりとした動きで口を使わすのにはオリジナルが向いている。


◆ミニヨレ中表層を中心に設計。

そして、ピックUPバイトの観点から、
オリジナルには無い、浮上スピードの早さを求め開発に着手。

動きも、オリジナルのタイトロールとは違い、ワイドウォブンロール
ボトムから水流をパラレルUPで掴みながら一気に水面近くまで浮上させる事が出来、
梅雨から秋の高活性時期に使用するのであれば、オリジナルの爆発力より、歩があるモデルに仕上がったというわけです。

 

 最後に
ルアーのサイズやカラーも非常に重要なファクターを持つ物である事は確かです。
しかし、それ以上に「大切」そして「重要」なファクターがあると言う事を知って頂ければ、
この「YoreYoreMINI」というルアーの存在感が如何に大きいかという事が分かって頂けると思います。


ご覧頂きありがとうございました。


藤澤周郷




2/13AM7時
完結しました。 

コメントを見る