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佐渡の海、食いもん屋視点で紹介です。

  • ジャンル:日記/一般
 ひっぱるつもりは更々ないんですが、

 自分の記録、日記としてとっておかないといけないので

 佐渡の海話のログも書いておきます。


 両親の実家がある佐渡ヶ島、

 もう42年間、事情がない限り毎年帰ってます。

 佐渡の海が、私の少年期に大きな影響を与えてくれて、

 今、私の息子たちを大きく成長させてくれているのです。


 これは、昨年の今日8月9日の画像です。

 そしてこちらが今年の画像です。

 こちらが去年獲ったアワビと次男、

 こちらが今年獲ったアワビと次男です。

 何年経っても、故郷の海は変わらず私達を迎えてくれます。

 ただ年月とともに子供達は成長していってるんですね。

 二人ともどんどん逞しくなってきています。(^^)


 前回のログでも載せましたが、長男は体感5m程の高さのガケから

 走り込んで飛びこみするほど勇気が養われました。(^^)


 次男もヤスで魚をつけるまでに成長しました。(^^)

 (この魚はべラといって、見た目は熱帯魚的ですが、

 白身で塩焼きにするとたいへん美味しい魚なんです。)


 そんな故郷佐渡ヶ島の海、今回は食いもの屋視点で紹介してみます。

 まずは、何と言ってもサザエですね。

 佐渡に帰る理由の1つに、店の看板メニューの1つでもある

 「さざえの味噌漬け」のための天然サザエの漁をするためというのがあります。

 (料金払って許可を得て漁をしています。)

 サザエは、岩礁帯の窪んだ所に通常居ます。

 こんな感じです。 ちょっと球状に窪んでるのが分かりますかね。

 ウニも同様の窪みを好み、サザエと共生しています。

 ただ、佐渡ヶ島では、ウニは居すぎて誰も興味ありません。(笑)

 見渡す限りウニッ!! それよりサザエなんですね。(^^)

 で、毎日獲ったサザエをすぐに浜茹でして、おいしいとこだけ加工します。

 茹でては剥いて、茹でては剥いてを深夜まで繰り返します。

 ちなみに美味しいサザエの食べ方も紹介しときましょう。

 これがサザエの中身を剥いた状態です。茹でるとツルンッと蓋ごと取れます。

 何と言ってもオススメは壺焼きで、けっこう観光地なんかでは丸ごと食べさせてたりしますが、

 食いもの屋として、佐渡出身として丸ごとはオススメしません。

 こちらをご覧ください。

 サザエを剥くと、先端のほうに指紋のようなものがあります。

 よくキモとか言われますが、その先の部分は食べられます。

 色も画像のような緑から白、オレンジまでさまざまですが、

 食べてる海藻で違ってくるのだと思います。 

 通な方はこの部分が大好物だったりします。


 で残りの部分が上で、そこから食べない内臓を取った身の部分が下です。

 美味しく食べれるのはこの部分だけで、五平の「さざえの味噌漬け」も

 この部分だけを使って造られるのです。(^^)

 
 次はアワビの話をしましょう。

 ちょっとブレちゃってますが、アワビも同じく窪みにはまってます。

 が、サザエより高さがなく扁平な分、窪みより隙間的な場所を探すと、

 割と大型に出会える確立が高くなります。

 また、サザエより好む海藻が明確で、その海藻が群生してる岩礁まわりを狙うのもコツなんです。

 食材的には、よく黒アワビ、白アワビという風に区別されたりします。

 左が白で右が黒ですね。

 よく黒がオスで白がメスのように思われがちですが、

 アワビの雌雄は、キモの色で判別できるそうで、身の色は関係ないのです。

 また、TV的に黒が高級でより美味いように言われますが

 そういうもんでもない気がします。


 当たり前ですが、アワビも生き物で、じつはけっこうな移動能力があります。

 こうして見ると、生物感あってよく分かってもらえますね。(^^)

 ちなみにアワビは空いてる穴が4、5個が普通で、

 トコブシだと6~8ぐらい空いてるので小さい個体でも見分けがつきます。

 さらには、本当の天然物と放流物も見分けはつけられます。(^^)

 私のエリアでもサザエの10分の1も獲れないので

 やはり貴重な食材であることは間違いないです。

 刺身でもソテーでも、出汁にしても絶品ですね。(^^)


 最後は、もずくの話をしましょう。

 これが天然のもずくの水中映像です。

 みなさん「もずく」は、スーパーでも居酒屋でもお馴染みでしょうが

 実際生えてる映像は、あまり見たことないですよね。

 上の画像のもずくは、「花もずく」という種類で、海藻にくっついている種類です。

 この他に「岩もずく」や「石もずく」といわれる種類があって、

 普段私達が目にしているのは、こちらがほとんどです。

 「花もずく」は、「細もずく」とも言われ、繊細でこれこそ佐渡のもずくだと私は思っています。

 ちなみに「もずく」の名前の由来は、藻に付くことから「藻付く」、「もずく」となったそうです。

 フコイダンという有効成分がネバリの素で、抗がん成分とも言われており、

 海藻類でもエース級の健康食品なのです。(^^)

 この花もずくも自家獲りしてきたので、

 タイミング合えば店でソル友さんには振舞えるかもしれませんね。(^^)

 
 そんなわけで、食いもん屋視点で佐渡の故郷の海を紹介させていただきました。


 これは草フグの群れです。 真水が混ざるエリアによくたむろってます。(笑)

 この自然そのままの海に、私も、私の親父も育てられ、

 今、私の息子たちも育っているわけなのです。

 
 このいつまでも変わらない自然の海の恵み、

 東京の月島というこれまた都海に囲まれた地で、

 みんなにも味わってもらえたら幸いです。

 ぜひ佐渡の海の味、「さざえの味噌漬け」ご賞味くださいませ。

 「さざえの味噌漬け」 550円、 さざえ5個分使ってるので超お買得でしょ!(^^)

 ということで、今年の佐渡生活を終えましたとさ。(笑)

 フェリーから最後に撮った小木港の夜景です。


 最後まで観てくれた方にはいつものことですが感謝です。

 これからもよろしくお願いします。(ペコリ)

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