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TULALAハーモニクス82 vol.3

GlissandoからStaccatoへ。

前回のからの続き。
こだわりまくって仕上げた曲がりについて。

たとえばキャスト時。
最低限の入力でしっかり曲がることで、軽い力でキャストが続けられるのでまず釣りを続ける事がラクになります。流行りの高弾性ブランクを締め上げて更に張りを出した竿と違い、キャスト時のヘッドスピードをあげなくても曲がるので軽量ルアーをより遠く、軽い力で届ける事はもとより、ルアーの加重が竿に乗っている時間が長い分シュートの精度も確実に上がりました。
低弾性ベースで仕上げたHarmonixブランクスならではの業といえます。

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※Harmonix76とサクラマス

次にナイトゲームで皆さんも多用するであろうシンペンや、リップレスミノー、ソフトベイトなど抵抗値の低いルアーをデッドスローで使う為に、しっかり曲がって水を当て続けるティップセクションをハーモニクス82に与えました。
標準的なシーバスロッドで言うとL~LLクラスでしょうか。
バチパターンの吸い込み系のバイトも、デイゲームの小突くようなリアクションバイトも掛ける為にはソフトなティップが必要だったのですが、ただ曲がるだけではデイゲームにおいて、シャッドやミノーをアクションさせた時のキレを損なってしまいますし、何より釣りの動作に対する操作感も失ってしまいます。

魚をかけた後も同様です。
港湾ロッドである以上ストラクチャー絡みの釣りが前提になるので、強引に魚をひっぺがすようなやり取りが出来ないといけません。それ以前に、不意にくるメモリアルフィッシュもきっちり仕留められる竿でなければいけません。
ハイシーズンの魚にも臆さず挑める信頼できる相棒でなければなりません。

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これにはオフショアロッドのように竿先からグリップエンドまでブランクス全体が曲がる事で魚をコントロール出来る様にセッティングを施しました。ベンドするほどに生まれるトルクは安心感に変わるハズです。にもかかわらず前述のように軽量ルアーもしっかり使えないといけない訳です。それが僕の、そしてハーモニクスシリーズが目指した形だったのです。

続く

松原ムツミ Twitter

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