【EXPERIENCE】第６話　初体験

楽しいと思える事を一所懸命に楽しむ。

すると無邪気な笑顔になり、それを見た周りの人も笑顔になる。

その笑顔を見て、本当に大切なものは何かという事を再び

理解する。

ストレスに負けそうになると多くの場合自分しか見えなくて、

だけど毎日でなくともそういう事があれば再び立ち上がることはできる。

弱いけど強い。

強いけど弱い。

それが人なんだと思います。

さて、今回の釣行は初めてのポイント。

航空写真を見て大体の地形を予想し、「ここなら！」という場所に

行ってきました。

で、気合い入れて出発したのはいいんだけど、一言で言うなら

「道に迷った」状態に（笑）

道はやたら狭く、カーブもほぼ直角。

それが住宅街なんだから困ったもので、たとえ軽自動車でも

対向車が来ればアウトな状態。

そんな道で僕も普通車、対向車も普通車（汗）

なんとかその状況を乗り切って、国道に出て次に目を付けていた

ポイントへ向かう。

で、再び迷子（笑）

言い訳ですが、一応ナビにも乗らないほどの道なのです（笑）

「もうやってられっか！！」と、誰に怒鳴るわけでもなく

自分に怒鳴り、すぐそこで畑仕事してるおじさんに道を教えて

もらうことに。

するとこのおじさん、もの凄く丁寧に道を教えてくれました。

何度も頭を下げてお礼を言って、おじさんの言う通りに行って

みると・・・

「こ、ここはっ！！」

素晴らしいポイントです。

再びおじさんにお礼を言って（当然ここには居ない）、ウェーダー

履いて入水。

（すみません、ようやく釣りの話です（笑））

下げ５分のタイミングでちょうどブレイクラインと思われる所まで

進み、まずはシマノさんのサイレントアサシン129sをキャスト。

BlueBlueさんのBlooowin!140sもとんでもない飛距離ですが、

シマノさんのARCシステム（？）もぶっ飛びです。

で、その飛距離を武器に対岸ギリギリに着水させ、ワンジャーク

入れてリトリーブ開始。

すると10巻きぐらいしてまさかのヒット！！

キツめのドラグも少しだけど出ていくし、サイズは良さそう。

しかしボトムの形状も把握できていなくて、何があるか分からない

ので強引に寄せていく。

そして浅瀬にズリ上げて見事キャッチ成功！

結局60㎝でしたが、初めてのポイントで一投目でのヒット。

嬉しくないわけがありません。

ちなみにこれ、タイリクスズキだと思うんですが、間違いですか？

タイリクだったら初めて釣ったことになるので、更に喜びが増す

のですが。

で、コイツをリリースして再びキャスト開始。

しかし流れがほとんどなく、その後ルアーを変えても反応は

得られませんでした。

だけどまあ下見も兼ねてそのまま下ってみましょうという事で、

キャストしながら移動を繰り返す。

すると河川の対岸に小さな流れ込みがあり、その周辺がある程度

水深があるなら魚が着いてるんではないかという事で、飛距離は

必要ないけどBlooowin!140sで攻めてみることに。

これも対岸ギリギリに着水させ、ウェイトボールを前側に戻して

流しながらスローに巻いてくると僕もビックリのヒット！！

「コイツも重たいぞ！」と、ここもボトムに何があるか分からない

ので強引に寄せる。

しかしシーバスとは何かが違う。

そう思いながら寄せているとエラ洗い！

ん？

やはり違和感を捨て切れず、手前まで寄ってきた魚体を見てみると

再びビックリ！

ブ、ブラックバス！！

メジャーを目一杯伸ばしてはみたものの、ゴロタでどうしても

真っすぐにならないので、48㎝申請で（笑）

まさか汽水域にブラックバスが居るとは思いませんでした（汗）

しかも人生初のブラックバスで良いサイズ。素直に嬉しい。

しかしこのブラックバス、ルアーのフックを外すときにたまたま

口の中を覗いてみると、悲しい気持ちになりました。

そう、こんな大きなフックが喉に刺さったままの状態。

ある意味僕に釣られて良かったんではないかと。

これを見ると、僕も当然ですが、釣り人もただ釣りを楽しむ

だけではいけないなと、再び感じました。

そしてバスをリリースした後、完全に暗くなる前に納竿。

もっと流れが出るタイミングを探しながら、再びこのポイントを

攻めてみたいと思います。

タックルデータ

ロッド：風神ADハイローラー104ML

リール：イグジスト3012H

ライン：シーバスPEパワーゲーム　18lb

リーダー：シーバスリーダー　パワーゲーム　フロロ　25lb

使用ルアー

サイレントアサシン129s

Blooowin!140s

サルディナ137F

モンキー69バイブ

カッター115