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山田 大輔

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如月。月夜を裂くランカー。~ BLoooWIN!80S



如月。

1年で一番気温の下がる月。

人も魚もイマイチ元気が無い。




しかし、自然界は停滞することはない。
そして、魚は居る。


だから、俺も浸かり続ける。


「アイツ」に、出逢う為に。







いよいよ、発売された
BlueBlue
BLoooWIN! 80S


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もう、手にされた方々も多いと思います。



どんな印象だったのでしょうか?




BLoooWIN! 140Sを知っている方なら
恐らく。。。



ちっちゃ!


と、言う第一印象だと思われる。


正直、私が初期テストプロトを受け取った時も、


ちっちゃ!


と、言う第一印象だった。




小さい=小さい魚がターゲット

と、言う事がよく聞かれる。


しかし、私はそうは思っていない。



当然、大量の仲間達とフィーディングに入ってきたシーバスは、
真っ先に大型や、波動の強いルアーに反応しやすい。



しかし、近年
それでは捕れない魚も居る。


それは、「タフな個体」


激戦区や、今の時期の様にコンディションの悪い時、
フィーディング以外の個体に口を使わせるな為には、
小型で、波動の弱いルアーを多用し、
その有効性を感じていた私にとって、
このBLoooWIN! 80Sは、

正に自分のスタイルにマッチした
ルアーであった。



しかし、このBLoooWIN! 80Sは
波動がシッカリと出せる。


しかし、今の時期、
私の好きな「流れの釣り」
において、ミノーに関しては
動きすぎるのは良くない。




その為に、度々ブログで書いて有るように

「巻かない」

と、いったニュアンスで書いてきたのだ。










この「よく動く」というルアー性能は、
逆を言うと低速でのアプローチで

「アクションが死なない」と、言うこと。


それに加えて、BLoooWIN!は
低速になればS字蛇行が強調されていく。

即ち、ウォブンロールからS字蛇行

S字蛇行からウォブンロールへと、

任意にアクションを変化させることが出来る。



この「アクションが変化する瞬間」と言うのは、フィッシュイーターにとって
「たまらなく、そそられる」瞬間。



バイトチャンスはこんなアクショク変化の瞬間に多発する。






しかし、この時期の釣りでは
連続した大きなアクションはかえって魚を警戒させてしまう事も多い。

特に大型のシーバスにはとてもウケが悪い。




ソコでよく言っている「置いて流す」
メゾットの出番。


BLoooWIN!が低速で出すS字と微波動で
「弱った小魚」若しくは「バチ」を演出し、
シーバスに口を使わせるのだ。






しかし、それだけでは大型には出逢えない。




もう1つ考えたいのが、

「レンジ」


BLoooWIN!80Sは、
潜航レンジ1m。


ウエイトを戻した状態でS字蛇行しながらスローな沈下していく。

このアクションが今の時期の並びに
タフな個体に効果を発揮するのだが、


問題はこれ。


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大型はボトムに居る。

上には小型。



ポイントに対して近くに落としてしまうと

ポイント到達時にはボトムまで落ちきらない。



流れが強ければ、なおさら。


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チッチャイノの餌食になってしまう。





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けして、ちっちゃくは無いのだが。


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細いけど、ちっちゃくは無い。



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まあ、ちっちゃくは無い。。。





しかし、
狙っているのはコイツらではない。







ソコで、流速や水深を考えて
立ち位置をポイントより上流に考える。



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単純に、
ポイントまで遠い。

流れていく間の、沈下する時間(スペース)が多い。

という事。




すると、ポイントに差し掛かる頃には、BLoooWIN!は上手い具合にボトムに到達する。


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こうして、何度も何度も繰り返しキャストを続けていく。

時には胸下まで水に入り、立ち位置を変えていく。

ボトムに流し込むために。


何日も何日も、この作業を繰り返し続けていく。







そして、そのバイトは。。。



無。



「こんっ!」でも「チョン!」でもなかった。





無である。



ただ感じたのは、
何かの違和感。

いく百。いく夜。

繰り返し使ってきた
BLoooWIN!80Sが伝えた

「何かの違和感」




まるで、「アワセろ!」とでも
BLoooWIN!が言ったかの様な違和感。



無意識に鋭くアワセを入れていた。







ロッドが弧を描く。
今宵の月の様に。




「重い!」



寄ってきかたから、間違いなく魚だろうが、抵抗が無い。



しかし、重くて中々寄らない。



ロッドを起こす度にその分のラインがドラグを鳴らしながら出ていく。





「離さなくては」


抵抗が無いときに、少しでも有利なポジションに「コイツ」を連れて行きたい。




すると、少しずつ。
少しずつ、抵抗の力を入れ始めるシーバス。




まるで、重機関車の様なスロースタートで、ラインを引き出していく。




そして、一気に下流に走り始める。





「止めなくては!」


このポイントでは、あまりラインを出されたく無い。



スプールを少し押さえ、
テンションをかける。



「頭だけでも、こっちに向けなくては」



ラインは0.6。


リーダーは、ナイロンの4号。





細くて無理は出来無いが、頭をこっちに向けないと負ける。。。。



ノットの強度を考えながら
ジワジワと、ヤツの頭をこっちに向ける。




「向いた!」




この時点で勝てる可能性が上がった。


後は、無理したのでフックとフッキングポイントの心配をしながら、慎重に寄せる。




ここまで、ヤツは1度も水面を割ることがない。

こういう奴は、間違いなくデカイ。




ランディング体制に持っていく。



すると、ここで初めて「ヤツ」は
初めて、その顔を空中に出す。


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なんて素晴らしいゲームなのだろう。




ファイトしながらも、このゲームに出逢えた事に、感謝をした。






そして、
ネットイン。



50cm枠に入る瞬間。



その銀鱗の美しさに、
その大きな尾ビレに、
そして、ボロボロになっている背びれに。。



この巨体に出逢えた奇跡に感謝の念を抱く。




そして見上げると、ソコには
今、まさに上がってきた「赤い月」があった。


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BLoooWIN! 80S
チャートバックパール
(本日は、全てこのカラー)










BLoooWIN! 80S

信じていた。


このルアーを使い続ければ、必ず出逢えると信じていた。




そして実際にこうしてランカーを手にする。





なんて凄い事なのだろう。


信じたルアー。
信じたメゾット。
信じていたランカー。

それが実際に合致する奇跡。





しかし、それ以上に、
こんな大きな海の中、
ほんの数十メートル。

コイツとの距離が近付いた奇跡。



これを「ドラマ」と言わずに、
何が「ドラマ」というのだろう?





釣りに出逢ったドラマ。
そして、今日此処に居るドラマ。
そして、コイツと出逢ったドラマ。




こう考えると
俺の人生は、素敵なドラマに溢れている。





改めて、
こんな素敵なドラマを用意してくれてた
大自然に感謝の念を抱かずにはいられない。







そして、
いつまでも、いつまでも、


皆にも、
この素晴らしいドラマが続いて行きますように。











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BlueBlue
http://bluebluefishing.com/m/

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