アングラーズレビュー ダイワ D-トレブルフック”サクサス”

皆さん、゚*。(o'∀')b。*゚こんにちは♪
fimoフィールドレポーターの、ぽんきちです。

今回も、fimoより依頼を受けレビュー記事を書く運びとなりました。
さて、この度のfimoから提供頂いた商品は・・・

ルアーではなく、ダイワより発売されている新作のトレブルフック!
その名も”D-トレブルフック サクサス”です。
(゜O゜;アッ!ちなみに、8月11日現在、ダイワのホームペー上での写真は3Rのほうも4Sの写真になってます。いわゆるミスプリント!?

全部の写真を撮り忘れましたが、十分な数のフックを送って頂きました。ありがとうございます。

レギュラーパワーでラウンドタイプの”3R"7本入りです。

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ミディアムヘビーでストレートポイントタイプの”4S"6本入りです。
 
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さて今回のレビュー・・・どうやってやろうか?悩みました。
だれもが知りたいフックに求められる情報って何?
自分的にも知りたいのは・・・
形状、フッキング、強度、耐久性、バラシの軽減、価格という感じかな。

と、言う訳で自分なりに検証してみることにしました。
釣りを愛する一ユーザーとして書かせて頂きますので、詳しい商品説明はメーカーのHPで御覧下さい。

箱から出して、まず最初に感じた事があります。
それは・・・手触り!
ちょっと表現が難しいんですが、他にも光沢のあるフックはありますが、触った感じが”キュキュッ”って感じだとすると、僅かに茶色がかった黒光りしたこのフック・・・言葉にすると”ツルンッ”って感じなんです。
ちょうど手に少しオイルが付いた状態でフックを触っているような感覚です。

いわゆるこれが”サクサス”加工の効果でしょうね。
いかにも刺さりは良さそうです。

私はシーバスを主に釣りをしておりますので、シーバス釣行をメインで話を進めていきます。

まずは形状の比較から。
シーバスでは定番中の定番OWNER社のカルティバST46と、同じくシーバスでよく刺さり丈夫と評判のがまかつ社のSP-MHと比較してみることにしました。

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素人撮影なので、写真撮影に多少の誤差がある事を御了承ください。

写真が撮りやすい#4のサイズで比較してみます。
全長は・・・同じ#4という事もあり4種共にほぼ同じ長さです。
しかしよく似てますよね?
4SはST46、3RはST36に・・・

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次はアイの先端からフック先端までの距離。
SP-MHが一番短いですね。

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次にフックの先端から先端の距離。
これもSP-MHがワイドだという事が一目で分かります。

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次はシェイプの確認と先端から曲りまでの長さ。
これもSP-MHが深くまで刺さりそうな形状ですね。

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次はバーブの形状。
(*^▽^*)ノハイ注目です。これは明らかに違いが分かりますよね。
バーブが小さいSP-MH。バーブが大きいサクサス4Sと3R、その中間のST46

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この写真から判断すると・・・
評判のいいSP-MHはワイドな形状でバーブが小さい為、確かによくフッキングしやすそうですが・・・油断してテンションを抜くとバレやすい!?最後まで一定のテンションを抜かないバーブレスでのファイトに近いファイトをしたようが良さそう。

ST46は、まさしく標準的なフックって感じです。

そして今回の主役サクサス4Sと3Rは、見た感じはST46・36にソックリですが、やっぱり違いがありそうです。

御存知の通り、性能はそのままで去年値上がりしてしまったST46。

SP-MHは良いのは分かってますが全てのルアーのフックを交換するとなると・・・かなりの金額が・・・
頑丈ではありますが、一度曲り元に戻そうとしても折れてしまい交換になるのも難点。本来のお値段もですね・・・

そりゃやっぱり、安くて良い物を所望するのが消費者の心理。
共に私の行きつけの釣具屋で700円台のSP-MH、ST46。
500円台のサクサス4S。それより少し安価な3R。お手頃な価格が魅力!?。

バーブのが大きいのでしっかりフッキングしてしまえばバラシも減る!?しかしバーブが大きいという事は刺さりにくいのでは?いやいやその為のサスサク加工なんでしょ!?

と言う妄想はここまで。
さあここからが本番。
あとは事は釣って釣って確かめるのみ!これが大変(;^ω^)
ちなみに釣行後はしっかりと流水で洗い&乾燥して使用しています。

まずは4S#4をセットしたミノーでリバーシーバスでの検証。
ファイトスタイルはファーストテーパーのロッドと主にLBリールを使用したどちらかと言うとやんわり型のファイト。

時期的に河川で数があまり出ないのですが、釣れたうちのランカーだけをピックアップしてみました。

コモモ125HDにて。
フッキングが硬い頭の部分だったんですが、しっかりとフッキングしてます。

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クロスウェイクにて。
水面直下のバイトで、唇の内側にガッツリとフッキングしていました。

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ハウンド125グライドにて。
足元のピックアップ寸前でバイト。これまた全フックでガッツリとフッキング。

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主にLBなので曲りにくいはずですが・・・ST46では掛かりどころによっては曲る事もしばしば・・・
しかしこの4Sの#4、他にもシーバス掛けてますが結局一度も曲る事はありませんでした。

次は4Sの#6をバラシの多いバイブにセットしてのテスト。
実は自分的にはこれが一番試したかった事だったりします(^^)v

新品の湾バイブをひたすら使い続けどれだけ釣って、どのサイズまで釣ったら曲るのか!

いやしかし、これはキツかった。
なにしろルアーローテできませんから・・・精神的なモチベーションが・・・(;^ω^)
スレさせないように釣りをしなければいけないし・・・

舞台は錆びやすい海でのボートシーバスと磯マルでの釣行。
ファイトスタイルは50UPのシーバスでもドラグが出る程度のドラグ設定でジャンプしてエラ洗いした時は素早くドラグ鳴らしながらゴリ巻きしてテンションを保ちバラシを抑制するスタイルです。

結果、最大サイズが79cm。
硬い唇にフッキングし結構なドラグも出されましたが・・・曲る事はありませんでした。

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釣ったのはシーバスとヨコシマフエダイとアジ。

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その結果、フックはこんな感じになりました。
新品だった湾バイブ本体もボロボロ・・・サクサス加工のコーティングもそれなりに剥がれて錆びも出てきてしまいましたが針先の鋭さはまだ健在。
プライヤーで外す時にコーティングが剥がれやすいようで、あまり針先は強く掴まない方がよさそうです。

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残念ながら、この写真を撮った次の日に1本釣ったあと根掛かりロストしてしまい4Sでのテストは終了。
結局ロストするまで曲る事はありませんでしたので、頑丈なのは間違いないようです。

続いては3R#6を同じくバイブにセットしてのテスト。
舞台はそのまま引き続きボートシーバスでの釣行。
今度はIP26(アイアンプレート)に変更しました。もちろん新品で。

さてこの3R・・・あきらかに4Sより細軸なんですよね・・・
正直、曲りそうで期待はしてませんでしたが・・・
なんと!ランカー来ちゃいましたが・・・それでも曲りませんでした。

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結果、4日間でシーバスとオマケをこれだけ釣って、最後の半端ないパワーの70UPのランカーより強烈な突っ込みでついに曲ってしまい、元にもどそうとしたらポッキリと・・・

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最終的にはこんな感じに。

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サクサスのコーティングは4Sと同じですが、細軸なだけあって錆びの進行が早いようです。
しかし見た目はST36に似てますが、強度は断然上でした。

以上、実際に釣りをたうえで総評価をさせて頂きます。

まず大きめのバーブでフッキングはどうだったかというと・・・
良いです!。SP-MHと比較しても劣るとは思えないです。
4Sも3Rも十分なフッキング性能を実感できました。
本来、フックが曲がる時は針先までしか刺さってなくて、奥まで貫通していない時に曲りやすいのですが、しっかり最後まで貫通しているようでした。

次に強度ですが、4Sに至っては結局最後まで、どのシチュエーションでも曲る事はありませんでした。SP-MHにも迫る強度かも。カルティバで言えばST56クラスに近いのではないかと。
3Rは、やはり4Sよりは劣りますがドラグガチガチでガチンコファイトさえしなければシーバスでも十分にイケます。
パッと身はST46・36にそっくりですが材質は硬いようなので全体的に曲りにくいように思えます。

耐久性は・・・コーティングが剥がれやすいのでフックを外す時は丁寧にプライヤーを使う事をお勧めします。剥がれた部分から錆びが発生します。
なので・・・釣行後の水洗いなどの手入れをしない方にはお勧めできません!
また、バーブレスの設定がないので、バーブレスにしようとバーブを折る方にはそこから錆びが発生して針先が痛みやすいので折った部分は塗装なり何かしらの対策をしたほうがよさそうです。
とは言っても、錆びの進行はST46と同程度な感じです。
やっぱり錆びに関してはSP-MHは圧倒的ですね。

そして特筆すべきは・・・バラシ率の低さ!
明らかにバラシは減りました。
リバーシーバスでは“ゼロ”!
バラシが多いバイブでさえも、”バラした~!”という残念な記憶が薄く、確立で言えば1割程度。
これはホントに素晴らしく、下手すると5割バラシとか全バラシとかもあったりしてたんで、これはいざという時に心強いフックです。
やはり大きいバーブの効果でしょうね。

と、言う事はバラシの多い釣り・・・
バイブでの釣りはもちろん、平鱸でも威力を発揮!?
私は多少錆びてもバレにくいフックのほうを優先します。
なので・・・とりあえず私のバイブと、まだ行けてませんが平鱸用のルアーにはサクサスをセット致しました(^^)v

価格も、それなりにお手頃。
私は現在セットされているST46がダメになったものから少しづつ入れ替えていこうかなと・・・思ってたりします。

簡単に要約すると・・・
「錆びは仕方ないけど、バラしを減らすならばサクサス!」
ってとこでしょうか。

やっぱりシーバスで安心して使うなら4Sでしょうね。3Rでもイケますが、もうすこしライトな魚、チヌ、メッキ、カマスとかバスあたりいい感じではないでしょうか?

ただ問題なのは・・・流通量が少なく、置いてる釣具屋が少ない!
ので・・・手に入れにくい!という点と・・・
ラインナップが今のところ主に使うであろう4Sで、#8、#6、#4、#2しかなく、シーバスで使うならば、あと#5と#3は最低でも欲しいところ。

ま、ここらへんはメーカー努力をお願いしつつ、今回のレビューを締めさせていただこうと思います。

最後まで長文にお付き合い頂き、ありがとうございました。
 

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