人生初シーバス

  • ジャンル:日記/一般
なんか、夕方寒いな。

どうも僕です。






先日、会社の方とシーバス釣りに行ってきました。







前々からサーフやら浜名湖やらに行ってはいたようですが、ただただルアーを投げては釣れずに虚しく帰っていたとの事。







僕がその話を聞いて、

「会社からすぐの河川でも釣れますよ。」

と、ポイントを教えてからは、会社帰りにもちょこちょこと通っていたそうです。








暫くして、


俺「最近どう?釣れましたか?」


と連絡をいれると、





彼「先日も行ってましたがダメでした。」




との返答。






そんなやり取りをして、時間を作り一緒に行くことに。







事前にトップ持ってこいとの連絡に、現場についた彼は本当にトップのルアーを持ってきくれていました。









ポイントに着くなり若干水が多く、


俺「今日ダメかも」


と、誘っておいて早速ダメダメっぷりな俺……。






二人並んでルアーを投げると、上の方でライズがッッ。




彼「うおぉぉースゲー」




俺「魚いるっしょ」


と、内心ホッとするも、どや顔の俺







彼「また出ましたッッ」

 


俺「それはボラ……」





ただ、魚が着いてる場所が、どう考えても飛距離が足りない。






ギリギリ飛ばせても着水点が、食わせの位置……。






もう少し潮が下げれば……。
届く所に来るとは思うけど。







落ちパクで、出そうっちゃ出そうだけど、そんなに甘く無いよな。







トップのルアーを投げていた彼は、今使ってるルアーより、飛距離が出るミノーを僕に見せて、




彼「これなら届くし、良くないですか?」



と、俺に話す。






俺は正直、

「そうだね、それ投げてみっかッッ!」

と答えそうになるも、





俺「いや、トップだけでいい。トップで出る。絶対。」




と強気。






実際、前日ミノー投げて釣れなかった自分がいる。







その後も彼は俺を信じてトップを投げてくれた。








それにしても蚊が多い。 





俺「ちょっと虫除け取ってくる。」




と、虫除けを車に取りにその場を離れる。






どこ行った?虫除け?

あ?ねーな、どこ?




と、いつもの如くモタモタしていると、






彼「つ、釣れましたーッッ」




と、彼から大きな声で応援を求める声が。







散々釣れると言っといて


俺「うそーんッッ!?」


と急いで釣り場に戻る。






彼の姿を見ると、ロッドを片手に四苦八苦している。







水面に魚が見えたッッ。







ルアーはガッツリ口の中に。






俺「大丈夫ッッ!絶対バレない。落ち着いて。」





網を片手に俺が魚をすくう準備。





魚が深場に潜る


彼は


彼「ヤバい、ライン、ライン切れます、ラインッッ」

と、超弱気。







俺「絶対切れんから、慌てない、慌てない。」






言ってる俺も、玉入れ絶対しくじれんと、足プルプル……。






何度かの抵抗を無事にいなし、スーっと魚がネットに。







俺「は、入ったッッ!捕ったぞ!!捕れたぞッッ」






彼は放心状態。







ネットに入れ、陸に上げた魚を見て、





互いの目が合う。







言葉より先に


無言のハイタッチッッ。







ガッツリと口の中にかかったルアーの写真を撮り忘れたのは俺もテンパってたのか(笑)








顔出しはNG。
(見せたい彼の嬉しそうな笑顔を。)






そこに居合わせた僕も幸せだった。







彼「本当にトップで出ましたッッ」



俺「だ、だから言ったろうに。」





バイト丸見えッッ。
(俺、見れてないけど……。)






初シーバスがトップとか羨ましか……。







釣れた魚は食べるそうです。





旨かろうに。
羨ましい。








家に帰った俺がその事を嫁に話す。


嫁「楽しそうで良かったわね……」


折角の休みに、子供を置いて釣りに出かけた俺に不満げだ。









夕食後にビールを飲みながら、今日のことを思いだし、ニヤつく俺。





嫁「何笑ってんの?気持ち悪い。」


子供も寝てホッと一息の嫁に




俺「分かってたまるか。分かって。」












釣人にしかわからんのだよ。

釣人にしか。








記憶に残る一本に。







あぁぁ、ビールが旨い。
 


コメントを見る