やっと・・・

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10月4日

前日にフッコ2バラシ(マル、ヒラ)、なすすべもなく竿をのされラインブレイクされた奴1(;_;)こいつはデカかった。ドスンっと掛かった後、奴は慌てる様子もなく悠々と一かきするだけで締め込んだドラグを引きずり出していき、水面に向かう気配すらなかった。
前日の奴には完敗だった。もう少しドラグを締めていたら取れたかも知れない、しかし、締め込む勇気が出ないほどの奴だった。

そんな奴にまた出会いたいと思って、今日も勤務終了と同時に川に立つ。

台風らしい風が少しずつ吹き始めていた。
流れはまだ弱いが、マイクロベイト~細い奴、ボラとベイトは多く、水面に浮いている。時折怯えるようにザワツク様子だ。

前日よりも雰囲気が良さそうだ。
嫌でも期待が高まる。

まだ潮位が高いので奴の目の前に届きそうなサスケ烈波を選んだ。

弱い流れの中を流していく。流し始めにボラにサスケが触れる。
まんべんなくボラもいるらしい。

日が落ちてまもなくその時はやってきた。

サスケがストラクチャーに入る寸前にドスンッ!!

重さが一気にロッドに伝わる。昨日完敗した奴に近い。

奴は慌てることなく悠々と一かきでドラグを引きずり出していく。
水面に向かう気配がない。
そして重い!!

ストラクチャーから一度は引き離したが、また戻られる。
ドラグを更に締め込む。
ロッドはバットまで弧を描いている。バットに手を掛け全身の力を込めてポンピング。
この時点で奴はまだ一度も姿を見せない。
今度は手前のストラクチャーに走り出す。
前日の悪夢が頭をよぎり「もうダメかも・・・」と何度も諦めかけた。
ダメもとで全身を使って強引に浮かせにかかる。
なんとか手前のストラクチャーもかわして、ついに足元に横たわった奴は↓↓↓↓↓

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写真をサッと撮りすぐさま川につける。
こいつは体力の回復も早いようだ。
早く離せよと言わんばかりに首を振る。
「エラ洗いも一度も見せずにお前はすごいトルクだったな。今日は運良く俺の勝ちだったけど、次はわかんないな。またな。ありがとう。」
そう心の中で思いながら、そっと離すと奴は静かに月明かりに照らされる川に帰っていった。

しばらく腰掛けて休む。
手が痺れたな・・・。
本当は何度もやばかったな・・・。
奴は凄かったな・・・。

その後はアタリもなくそのワンチャンスのみだった。

釣友のY氏到着で場所移動。たまたま空いていた明暗部へ、セイゴ~フッコ級をY氏と共にプチ入れ食いして終了でした。

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