お彼岸

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今日は彼岸の中日ですね。

暑さ寒さも彼岸までと言われますが、今年は8月中旬からの気温低下で9月初めにはキンモクセイの花が咲く程涼しいです。
例年より1ヶ月も開花が早いって事は、それだけ朝晩寒いんですよねー^^;

和菓子屋は秋に入ると行事が重なり忙しくなります。
真夏の弛んだ生活から一変するので体がついていかない程に(汗)
なので釣りは一旦小休止です。

特に彼岸は餡を使う量が半端ないので、国産豆の自家製餡を作るだけでヘトヘトになります。
(大きい声では言えませんが、自家製餡を謳っている和菓子屋でも、豆から仕入れてこし餡を作っている店舗は極少数です。地域に1店舗あれば良い方ですね。大半の和菓子屋は各地域にある大手製餡業社から外国産の安い餡を買っているのが現状です。OEMってやつですね。)





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お彼岸では恒例のおはぎと十五夜も近いので月見うさぎ饅頭です。



おはぎの由来ってご存知ですか?

3月のお彼岸に食べるのは「ぼた餅」。9月のお彼岸は「おはぎ」になります。

諸説ありますが、春彼岸のぼた餅は牡丹の花から「牡丹餅」。秋彼岸のおはぎは萩の花から「お萩」。

さらに細かく言うと、3月彼岸はこし餡で作ったぼた餅。9月彼岸は粒餡で作ったおはぎを食べます。

昔の日本人はサラッとしたこし餡で包んだ餅は牡丹の蕾に見え、豆の皮が散っている粒餡で包んだ餅は萩の花に見えたのでしょうか。
きな粉やゴマのおはぎは昔の人から見ると邪道なんでしょうねきっと。

今では春秋関係なく色んな種類のおはぎを作りますが、和菓子は一つ一つ古い歴史があるので甘党の方は由来を調べてみると面白いかもしれません。

ちなみに自分は粒餡が好きなのでおはぎ派です。





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