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対象魚
▼ 爆風の中で見つけたパターン
2日前の3月12日。
1週間前から有給を申請して、東京湾奥ホーム河川でバチ抜けパターンを楽しむ気でいた。
当日、台風のような低気圧が関東を襲い、バチ抜けどころ釣りに行くのですら悩むレベルだった。
しかし、家でもやもやするよりは釣りに行こうと思うのが釣りバカの性なのである。
18:00頃、ポイント近くのコインパーキングに車を置き、早速準備をして明暗ポイントに向かう。何もなければ後中潮1日目の明暗なんて間違いなく入れないが、行くと、もはや誰もいない。そして向かい風。常に風は強く、水面はザブザブ状態。時折ふく強風で体がよろける程なので、1番手前にある橋脚の裏から体を半身出してキャストをする。水色は茶色で、この時期の色ではない。
頭の中では、風が強い。→飛距離重視のルアー選択。これしか無かった。風が通常の思考をさまたげてしまっていた。なんなら、少し投げて車に避難しようかなとも思っていた。
最初に選んだルアーは20gのジグヘッドワーム。飛距離が出てアピール出来そうだからだ。数投してなんとか流れを探そうとしたが、水面が風に引っ張られて水中の様子が全くわからない。そうこうしているうちに根掛かりをし、ロストしてしまった。
一旦やめようかな。
そう思ったが、ふと、頭にある考えがよぎる。
こんだけ波があり、水色が悪ければ、むしろ大きいルアーの方が目立っていいのでは?
イメージは途端に具体的になる。
この流れで流されてきたベイトを演出する。ラインを風と水面の流れに預けてフラフラ水面直下を漂わせるように。
お守りのように毎回ボックスに入れているカゲロウ124Fをスナップに通し、キャストする。当然飛距離は出ない。およそ20mほど。
これはたまたまなのか?と思い、リリース後、キャストをしていると、今度は回収間際の目の前でバイト。こちらはかわいいサイズのシーバス。
こちらも迅速にリリース。
そして潮位が下がり少し前にでてキャストしていると自分の下流が5mのところでガポッ!っととても大きなボイル音が。すぐ見ると、ただ水面を流されてきた白い発泡スチロールに出た様だ。
これで確信。間違いなく警戒心がない。なんなら、もっと大きいルアーの方が良かったと思うくらい。
そしてまたキャストを続けていると、ロッドを支えている腕まで持っていかれるほどのいいバイト!
その後は表層の反応が無くなったので、冷斬20gを遠投し、第一明暗を通した後にそのまま第二明暗まで流していると、明暗際でリールの手がとまるバイト!
この魚を最後に、納竿。
なかなか良い勉強になった釣行となりました。
- 3月14日 20:47
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