【NORTH CRAFT】ロシア遠征その４

どや！とばかりに差し出した極東ロシアのモンスターパパシーマ。

ちなみにこれ、サクラマスです・・・

今回の遠征で自分が仕留めた最大魚となった７３cm、５kgオーバーの魚体。

この魚をキャッチしたのは分流と本流がぶつかり、その流れが壁にブチ当るディープエリアで、岸際でぎりぎりウェーディングができる水深の場所。

深くて川底が傾斜してることもあって釣りにくいため、ウェーディングでは狙いつらいポイントでしたが、よく水中を観察すると大きな岩が水中に散在する隠れたグッドポイントでした。

ヒットした瞬間はあまりの重厚感に、最初はメーターオーバーのタイメンかと思ったほど。

耐えて耐えて、ようやく寄せて来たところでシーマと分かり大興奮！

タンニン質の強い水色が、シーマを黄金に輝かせています。

これがネットインした瞬間！

チームメイトの水口さんが決定的瞬間をカメラに収めてくれました。

見てお分かりの通り、ネットに入りません！

それと魚の体高！見てください！

サクラマス用のネットと比較しても、その大きさがお分かり頂けると思います。

サイズはもちろん、美しい魚体に感動の瞬間でした。

今回、自分がキャッチしたシーマは初日が２本、2日目が３本、３日目が５本、4日目が２本、５日目がゼロ。

合計１２本のシーマと出会うことができましたが、ヒットルアーは全てNORTH CRAFT AmbientブランドからリリースされているAVION（アビオン）９０シリーズでした。

このAVIONの９０Fと９０Sを魚の活性、レンジによって使い分けたのですが、ヒットしたルアーは９０％以上がブルーバックホロ、もしくはブルーバックホロ＋オレンジベリー（西村ブルー）です。

トゥムニンを知り尽くした西村師匠からも「ブルーバックは効くよ」とアドバイスを頂いていたので、今回は多めに用意したことも良かったですね。

他社のミノーや、AVIONでも他のカラーは使ってみたのですが、やはりブルーバックでヒットしてしまいます。

ほんとに、見事なまでにAVION 90F & 90S のオンパレード（笑）

２本はギンクロだったと記憶していますが、あとは全てブルーバック。

なぜかゴールド系では一発もヒットなし・・・

タンニンの強い茶色の水と来ればゴールドチャートなどがいいと思うのですが、結果は伴わず・・・

５日間で1,500回くらいは投げ倒しましたが、最後まで集中して釣りができたのもAVIONの本流ミノーとしての基本性能の高さあっての釣果だと思います。

それとさらに重要なのがロッドの性能。

トゥムニンのシーマは重量感のある引きが特徴で、かなりパワーのあるロッドをもって臨まないと勝負になりません。

しかも、９cmクラスのミノーを流芯の向こう側にキャストできる繊細かつしなりのあるロッドティップが必要で、その両面を持ち合わせる性能が本流トラウトゲームには欠かせない性能となります。

今回は今年デビューとなったSurface Twitcher MN-HSi <BORON>　professional M.N.Hyper Minnowing Custom、これの84をメインに使用しました。

サブで使用したSTS 710 Siと比較しても、圧倒的なアドバンテージで魚を寄せ、ビッグトラウトと安心してやり取りができたのですが、留まるところを知らない最善の「UFM」に感心するばかりの５日間でした。

使用ラインはVARIVAS スーパートラウトアドバンスマックスパワーPEの1.2号。これにVARIVAS トラウトショックリーダーフロロカーボンの１６ポンド、２０ポンドの組み合わせ。

「ラインブレイク」という不安から一切解放してくれる信頼性の高いライン。これ以上の高品質はないと言い切れる史上最高のアイテムです。

本流ミノーイングだけは誤摩化しがきかないリアルな世界。

僅かなチャンスを決して逃さないためにも、信頼できる道具をもって、万全の体勢で遠征に臨みたいものです。

今回のツアーでは西村師匠が自分よりさらにデカい、モンスター級パパシーマをキャッチ。

全貌は雑誌でのお楽しみですが、キャッチした魚の画像を西村さんから入手しましたのでご覧下さい！

９人のアングラーが５日間フルで釣りをして出た７０アップのシーマは、西村師匠、自分と須田君の３人が１本づつ釣った合計３本。

その３本ともAVIONでの釣果した。

８０cmの大台を超える超弩級シーマに出会うことはできませんでしたが、様々な条件を取捨選択し70アップをキャッチできたことは大きな収穫でした。

今回はAVIONの独壇場でしたが、また新たなヒントを得ましたので、今後の開発に生かして行きたいと思います。

書き忘れたことがあると思いますので、おそらくその５に続く（笑）

魚のネタは一旦この辺で終わりにしようと思います。

来年もロシア遠征に行く予定（目的地はまだ未定ですがシーマ狙いだと思います）ですので、一緒に行きたいという方は個別にメッセージください。