じいちゃん

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僕が今こうしてfimo にいるのも、幼い頃、釣りを教えてくれたじいちゃんがいてくれたから。

そんなじいちゃん、去年から体調崩し、入院生活を過ごしてました。が、3月に入り余命もって20日と宣告されました。
一度もお見舞いにはいってなかったんですが、さすがに宣告受けた日にお見舞いに行きました。

俺のじいちゃんは、すんげぇ~頑固で、誰にも弱い所見せず、いつも困ってる人の力になってた気がします!そして、釣りが大好きで、何時もウキやらなんやら作ってました。
最近じゃ、チャリンコで海に出かけ、アジを釣るのが大好きだったかな…

が、病院へいくと、そこには目もほとんど見えず、話しも儘ならない姿のじいちゃんが寝ていました。 すげぇ戸惑いました…
何も声かける事出来ませんでした。

しかし、よくわかってない僕の子供が言ったのです。

「じぃ~じぃ~なんしよると~?」

この子にとってはひい祖父さんなんですが、近くに住んでいたため、産まれた時から可愛がってもらってました。
一度だけアジ釣りに行きました。今でも目を閉じると瞼の裏には、じいちゃんが子供にアジ釣りを教えてる姿が…

「そらくんか?」

ほとんど話せなくなった姿で僕の子供の名前を手を出して呼ぶのです。
子供の手とじいちゃんの手を繋がせると、もう力もないのに力いっぱい子供の手を握ろうとする姿を見て僕は、凄く弱くなってしまいました…

「まあは?」
僕を探したのです。目の前に居るのに… 結局、一言も声かける事が出来ず、その日は帰って来ました。バカだな俺…
だけどさぁ~、俺のじいちゃんは、戻って来ると勝手に信じてたんだ~
やがて20日は過ぎ、それっきり…
そして、昨日の午前に戻らぬ人となりました。

じいちゃん、ごめんね~、病院では冷たい態度とってしまって。きつかったね!釣り教えてくれてありがとうね。

無事、三途の川は渡れたかな?

新たな道でまた、じいちゃんが釣り出来る事を願ってます。
じいちゃん、本当にお疲れ様でした。
そして、いろんな事教えてくれてありがとうございました。
明日からはfimoで俺の釣行、釣果見といてね(笑)

「誰にでも」って公開設定しとくから。

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