【Fishing Spirits 2】昼間美背景低磯上逆風下波かぶり単独鱸ルアー雄叫び釣り

この言葉を聞いたことがあるだろうか。

「シーバシング・ハイ」

である。

※この言葉の意味は、二宮氏のブログを読んで理解していただきたい。

私はこれを求めて、磯に立つ。

この日、夕方には実家に行かなくてはならない事情があり、夜中にいそいそと家を出た。

夜明けには到底間に合わないが、釣りをする時間を少しでも稼ぎたく、常識の範囲内で車にムチを入れる。

今日は、急激に荒れる。

南西の風が15メーターを超えてくる。

その前には何とか到着。

ここからが勝負。

時折、豪雨が襲う。

風が体を煽る。

波飛沫が顔を濡らす。

音を立てて波が砕け、サラシが伸びる。

そこには私一人。

条件は揃った。

風が強くルアーを馴染ませ難い中、FCのロッドが風を切り裂き、Ｋ2Ｆ142Fをサラシへ誘う。

すると金属的な硬いバイト。

雄叫びと共に、すかさず合わせる。

暴力的な引きと、粘り強いメンタル。

コイツは赤鬼。

海を背中の紅で染める。

限界まで締め込んだドラグを普通に引き出すこの鬼は、暴力的な力を持っている。

だから鬼なんだ。

身も厚く、重量も有る。

ランディングした時も雄叫びを上げ、何度もガッツポーズ。

この興奮は、どんな釣りでも感じられない。

リミッターを外れた頭で私は更に釣り進む。

雷が鳴りっぱなし。

雨が断続的に降り続く。

そして、風は立っていられない程に。

その時、やっと気付けた。

危ない。

真っ黒な雲の中を稲光が走る光景。

流石に鳥肌が立った。

車でテレビを見ると、「竜巻注意報」。

戻って良かったと思う。

アドレナリンは、麻薬。

感覚を狂わせる。

しかし、もう私は普通に戻れない。

私は、重篤な中毒者だから。

Android携帯からの投稿

2017年6月14日
コメント(2)

コメントを見る

fimoニュース

fimoニュースとは？

08:00	釣りブーム終わった？　ルアーが買える様に…

00:00	［再］法改正施行で沖提が…千葉の沖提は渡れなくなる？

4月19日	アブガルシア 20 Revo ALX theta 2000s開封レビュー

4月19日	【大野ゆうき】サスケのプロトモデル　何かとバランスがよく使いやすい印象

4月19日	【特選】春シーバスではアミ・ハクのパターンだけでなく大きめのルアーが活躍する時も（fimoニュース）