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数十センチのせめぎ合い。

  • ジャンル:日記/一般
 
このアユは完全には死んでいない。
まだ微かな命の灯を宿している。

このような鮎は、泳ぐことなど出来ず、漂っている。

また、泳げるが、力が無く流れに負ける鮎もいる。


そんなアユ達を、捕食する魚達が居る。

鯰、鯉、ニゴイ・・・・・・・

そして、私が狙っている”鱸”。


その鱸は、どの捕食者達よりも賢く、強い。


半径数十センチの一番良い捕食ゾーンに確実に鱸は付いている。

他の捕食者を押しのけ、蹴散らし、まるで自分がこの場所の王者だと言わんばかりの振る舞いを見せる。


そんな鱸にアプローチする私。

 
月に照らされ、うっすらと姿を現す捕食者の一等地。

その周りには、鵜やサギ等の野鳥が、陣取っている。
その野鳥も、テリトリーを必死に確保するため、戦っている。

鳥にとっても、魚にとっても良い場所は、釣師ににとっては最高の楽園。

しかし、鱸達は賢い。

他の捕食者とは違い、追う事はしない。


その場でじっと息を殺し、獲物を狙っている。
そこに入れなければ絶対に食っては来ない。


そっと投げ入れる先は、捕食ゾーンの上流。

少しでも手元が狂えば、対岸にルアーが突き刺さってしまう・・・・・・

なるべく自然に餌を流す。

流れを読み、地形を読み、ラインスラッグを整えなくては理想のバイトは得られない。
その差、数十センチ。



理想通りの流し方が出来た時、会心のバイトが得られる。


効率よく捕食している鱸は、ウェイトが乗っている。
そして、パワーが凄い。
 
締めあげたドラグは滑り、ロッドは大きく弧を描く。

 
重さは優に5キロ越え。

こんな魚を待っていた。

長さでは無い、充実感。



戦いに勝ったと言う優越感。



こんなに必死に鱸と戦えるのはこの季節しかない。



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