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最後のパズルピース

高校時代にエギングを始めたボクは、いつしか鹿児島出身のそのプロアングラーに惹かれていった。
 
釣り場で会ったこともなければメディアにほとんど露出しない為、どんな釣りをするのかも知らない。
 
それでも惹かれ続け、後にそのプロアングラー監修のエギングロッドを購入した。
 
"パズルのピースを当てはめる"
 
そのプロアングラーの言葉は、エギングをしなくなった今もずっと、ボクの釣りの核の部分に有り続けている。
 
 
■ 釣り仲間の開拓心
 
"毎回おんなじ釣りしても面白くないなぁと思って"
 
出会ってからもう時期2年となる釣りで出来た親友から、その言葉を聞くのはもう何回目だろう?
 
"数釣りに美学を感じない"
 
この言葉も聞いたし、その言葉を発せずとも彼の行動と釣りに対する姿勢から、それは充分に伝わってくる。
 
 
12月から追うも、最終的に結果が振るわなかったカタボシイワシパターンに区切りを付けたとある晩。
 
帰って酒を身体に流し込んでいると、携帯に通知が入った。
 
「見つけた!」
 
数時間前に今晩の釣りの憶測をいつものように語り、なす術なしと言いつつ心が折れて帰路に着いたボクと、その開拓心で先に進んだ親友との分かれ道。
 
"流石だな"
 
彼のスズキ釣りに惹かれる理由が、ひとつここにある。
 
 
■ 最後のパズルピース
 
彼が見つけたそのシャロー河川に、何度か一緒に足を運ばせてもらった。
 
立ち位置だけでなく広く見渡せば、良いと思える地形と流れがあり、風や雨・さざ波やうねりが作る音色があり、僅かではあるが確実にベイトがいる。
 
釣るだけで言えば、必要最低限の条件は超えていると思う。
 
でもボクは、このシャロー河川の最後のパズルピースをまだ手にしていない。
 
・魚を釣る為のパズルピース
地形・流れ・ベイト。それらは場所により、タイミングにより優先順位は入れ替わる。
 
・最後のパズルピース
究極的に言えば魚のポジショニング。
だがそれは行き着いた先の話であり、それまでの過程は姿が見えない感情だったり、外的要因だったりする。
 
時として様々な形に変わる最後のパズルピースを見つけた時、"魚が釣れただけじゃないボクの魚釣り"が完成する。
 
x6obvbor287u4sigo7gi_361_480-9ca1e652.jpg
4年間積み重ねたひとつのパターン2018/10/10過去ログより】
 
でも最後のピースなんか見つかんなくたって魚釣りは成立するし、"魚が釣れただけじゃないボクの魚釣り"は、たまにで良い。
 
その相反するふたつの気持ちで挑む釣りは、互いを比べるものでなく、どちらも正真正銘の釣り。
 
実際に最後のピースが見つかっていない釣りの方が圧倒的に多く、それを仲間だったり1人だったりで探すことが、また最高に面白いと感じる。
 
 
■ 仮説をぶち壊す1匹
 
色々と模索する中で、また携帯に通知が入った。
 
「仮説をぶち壊す1匹を仲間が出しました」とのメッセージと共に、満面の笑みを浮かべ堂々たる魚を持つ"親友の仲間"の写真があった。
 
"なんと"
 
ちんぷんかんぷんなボクには、もうお見事という言葉以外何も出てこない。
 
あの場所で最後のパズルピースを見付けようと思うなら、真昼間の大潮干潮時に一度見てみないといけないだろう。
 
それが、いつか訪れるその時と釣れる釣れないに関わらずその場所を好きになる為の、ボクなりの次の一手。
 
 
 
…と言いつつ、最後のパズルピースは実はもう見つけているかもしれないとも思っていたりしてて。
 
"最後のパズルピースは時として様々な形に姿を変える"
 
それを踏まえてよく振り返ってみると、1人だけやけに釣ってる人物がいることに気付く。
 
地形、ベイト、時合い、ルアー…それらを超越した何か。
 
もしかして、"親友の仲間の存在そのもの"が、最後のパズルピースなんじゃないか?なんて。笑

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