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▼ 【インプレッション】SUNLINE CAREER HIGH6 1.7号 × DAIWA ZILLION SVTW 1016SV-SH
- ジャンル:釣り具インプレ
- (ZILLION SVTW 1016SV-SH, SUNLINE -サンライン-, DAIWA -ダイワ-)
サンラインのキャリアハイ6を一年通して使用すると決めた今年。
ジリオンSVTWに巻いたキャリアハイ6の1.7号がスプールの半分以下になったので、ライン号数をひとつ落とした1.5号に巻き替えました。
せっかくなので1.7号を使用した約半年間を振り返り、あくまで個人的な主観でしかありませんがインプレしてみたいと思います。
■1.5号でもなく2号でもなくキャリアハイ6独自の1.7号という選択
興味本意というのが一番の選択理由にはあるのですが、付け加えるならば「僕にとっては試しやすい号数だった」という点があります。
ベイトリールの使用歴は今年1月の時点で約2年半。
その間使ったラインは…ざっくり言うと、4本撚りの1.5〜2.5号のPEラインになります。
(参考までに僕が使用した過去のPEラインに興味がある人は下記リンク先のログをご覧ください)
今まで気にしていたのは、「ベイトリールはある程度張りのある4本撚りのPEラインがバックラッシュし辛く扱いやすい」という点です。
ベイトロッドメーカーのフィールドスタッフやテスターの方々が大体似たような意見を述べているのをSNSで拝見することは少なくありません。
僕もその方々のインプレなどを参考にして4本撚りのPEラインを使用してきましたが、ほとんどハズレはありませんでした。
その土台があって初めて手をつける6本撚りのPEラインを使用するとなると、僕自身一番気にしたのは「ラインが柔らかくしなやかであるが故に、キャスト時のバックラッシュを助長してしまうのではないか」という点でした。
今まで使ってきた中で安定の性能を持つのは、ヤマトヨのPEレジンシェラー2号もしくは1.5号で、最終的に1.5号に落ち着いていました。
2号では感じ取ることが出来ない水中やルアーのアクションの波動といった情報を、1.5号にすることで感じ取れる情報が少し増えたという点が決め手となりました。
それを踏まえるとキャリアハイ6も1.5号を使用したいけど、前述した通り柔らいことが裏目に出てしまいバックラッシュし易くなってしまったらどうしよう…
ここは号数を上げることで得られるであろうPEラインの張りを頼りに、とりあえず2号から使ってみるか…
でもやっぱり1.5号と2号の水中の情報量の差はでかいよな…
そう考えた時、一番リスクを負わずに情報量という希望も叶えてくれるのではないか?ということで、初めて使用するキャリアハイ6は1.7号を選ぶこととなったのです。
■シルキーな使用感
最初スプールから手で触った時、「なんて柔らかくシルキーでクセのないPEラインなんだ」と思いました。
僕はまだ8本撚りのPEラインを使用したことはないのであくまで今まで使用してきた4本撚りのPEラインと比較しての感想になるのですが、「ある程度の張りがある方が良い」と思ってきたことからすると完全に真逆の性質を持っています。
ただここで不安に感じるかと言えばそんなことは全くなく、「こんなシルキーなラインがどう影響するか」を想像すると、むしろワクワクしてきました。
ファーストキャストの感触ですが、リンクにも貼ったファーストインプレログにも書いてある通り、「スプール目一杯にラインを巻いてしまったせいかレベルワインダーに接触し過ぎのようで、ブレーキをいつもより少し強く掛けなければバックラッシュしてしまいそうになる」ような状況でした。
釣行を重ねていくうちにスプールから減っていくライン。
スプールの8割くらいの糸巻き量からがストレスなくキャスト出来るかなぁ個人的に感じましたが、これは別にキャリアハイ6に限らずどのベイトリールでも同じことと思います。
そしてリトリーブ時の巻感触ですが、これが一番気に入りました。
「手で触ったシルキー感が、リトリーブでもシルキーな巻き心地に一役買ってくれている」
ヌメヌメというような表現で伝わるかナゾですが、やはり4本撚りと6本撚りのライン表面の摩擦抵抗は確実に変わるのだな、と実感できました。
■1.5号に号数を落としてみた理由
1.7号から1.5号へと号数を落としたのには、ふたつの理由があります。
一つ目は、「感度の向上を狙う」ということです。
僕が使用しているタックルはFishman Beams RIPLOUT 7.8ML にDaiwa ZILLION SVTW 1016SV-SHで、主に河川中・上流域でのリバーシーバス狙いや市街地小規模河川でのちょっとしたストラクチャーなどのピン打ち使っています。
となると視覚的に釣るスタイルになるので感度がなかったとしても別に特段困ることはないのですが、やはり感度はあればあるに越したことはないと思いますし、開拓したフィールドの先で少し開けた中流域に遭遇した時などに流れの変化を釣る時など、ラインから伝わるその感度は重宝したりします。
ふたつ目の理由は、「ラインがルアーに与える影響を少なくしてルアー本来の動きに近付ける」ためです。
「太糸だとルアーが泳がない」
これは130ミリのルアーを作ってスイムテストをおこなっていた際にPE1.7号リーダー30ポンドのラインシステムでは全く泳がなかったのに、PE0.6号のラインシステムに変えたらルアーが普通にアクションしたのを見て、ラインがルアーに与える影響を実感したことがきっかけとなります。
もちろん太糸のメリットだってあります。
根掛かりの際ルアーの回収率は上がる、水流をラインに当てて流すドリフトの釣りでの操作性、バックラッシュが起きた時の高切れのリスクが減る…など。
それを踏まえた上で僕はPE1.5号を選択してみました。
1.5号のインプレについては、1.7号同様使い切ってからまたインプレしてみたいと思います。
■最後に
気付けば、製品の特徴に対してのインプレではなくベイトにPEラインを選択する際の主観的な考察になってしまいました。
4本撚りでもなく8本撚りでもない、6本撚りという選択。
ラインについて特別な知識があるわけでもなく、人より多く魚を釣るわけでもなく、大きい魚を釣ったことがあるわけでもない自分ですが、
「なんで6本撚りのPEラインを使ってるの?」
と問われたならば、今のところひとつの答えは持っています。
「ストレスなく使えて快適なラインだと思うから」
僕はラインに対して特出した性能を求めるだけのスキルはありませんが、上に書いた条件だけは求めています。
その条件に今のところ答えてくれるのが、サンラインのキャリアハイ6です。
https://www.facebook.com/1989Lures
https://www.instagram.com/hiratch_1989lures/
- 2018年8月26日
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