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沖縄本島のオカッパリルアー挑戦 エピローグ

  • ジャンル:釣行記
南国フィッシングトリップの始まりは、たぶん与論島が始まりだ。

10何年たったかな?
友人とバイクを借りて島を周りながら、磯や港でガーラを狙ってルアーを投げた。

今みたいに情報も道具もない時代、強めのシーバスタックルで挑んだ始めての南の島。フエフキを釣った以外は釣果に恵まれずに最終日を迎え、一縷の望みに託して入った港は台風のウネリが入り始めていた。

先端行けないね…と、今回の釣りを諦めて港奥のスロープで途方に暮れてた時に、5~60センチのガーラが数匹、胸ビレを大きく広げながら飛ぶ様に回遊してきて、小さな魚を食い散らかしながら足元を駆け抜けていったのだ。

え?
こんな場所にも入るのか!
あまりにも突然で、ルアーをキャストし忘れた。

やがてスロープにも立てない波が入り始め、そして帰りの飛行機の時間が迫り、強い憧れの想いを残して島を去った。

やがて、久米島で同じ現象を見た。
石垣では、チェイスの姿を確認した。
バリ(新婚旅行)では指を咥えて眺めてたし、ハワイではちょっと死ぬかと思ったw

まぁ取り敢えずガーラを釣りたいので、友人に紹介され仲間とグアムへ行き、ボートから本気のGTタックルで狙う、数十キロのガーラの釣りも経験した。
でも、未だにオカッパリでは釣る事が出来ていない。

自分の好きなスズキの釣りを当てはめ(というか、実はスズキを狙っている)、延長上にその釣りを展開できるんじゃないかな?と思っていたけど、けっこう甘かったみたいだ。

リーフや河川のウェーディング。
石垣はかなり近いトコまで行けたんだけどね。

アレから何年かたって、釣具メーカーと絡むアングラーとしての釣りや雑誌が忙しくなるにつれ、本州での遠征は頻度を増した。
また、ルアーやロッド開発に携わるようになってからは、スズキの事を考えてあっと言うまに一年が過ぎ去ってしまう日常になった。

それはそれで、もちろん楽しいし、自分が望み作り上げてきた道だ。

だけどあの日、与論でみたガーラ(と、スズキ)の夢は、消え去った訳ではなかった。
またいつか、自分の力でたどり着きたいな…と。

まぁ、南の島の雰囲気の中での釣りが好きだから、ガーラだけじゃなくて色んな魚を狙わないと勿体無い想いもある。
つうか、どんな魚が狙えるか、解かってもいない。

それは本州とは違う未知の釣りへの挑戦が、釣りの楽しさの本質に近いからかも知れない。

でも、またいつか…って言葉は、たいがい実現しない。
特にアッチコッチ遠征に忙しい近年は、よほどのきっかけがないと厳しいだろうな…

ところが、そのチャンスが年末にやってきた。

友人が沖縄でゲストハウスを始めるので、釣り人として協力して欲しいと話を持ち掛けてくれた。

ヘェ~、そうなんだ。。。と、そっとしといたけど、年を跨いだころから話が転がりだす。


続く
 

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