【ターニングポイント２】ひっそりと

夏の終わりと秋の始まりの境目が、今年はかなりぼやけていた。
こういう年の釣りは難しいんだよね・・・

まぁ、たいがいが「遅れた」という言葉に騙されるわけだけど、過ぎ去ると「来なかった」というのも、釣り人の言い訳としては常套句だね。

久しぶりに3泊のスケジュールOFFができたので、東伊豆から下田方面へ足を運んだ。
釣りたかったのはもちろんヒラスズキなんだけど、房総にしないで伊豆にしたのは訳がある。

出来るだけ、人に会いたくなかった。

あ、それはちょっと言葉足らずか。
正確に言うと、フィールドでほかの釣り人に会いたくなかった。

もともとヒラスズキは、数人とコツコツ地味に楽しんでいた釣り。
東京湾奥の並んでやる釣りや、干潟でのルートへ先回りなど、「なんでそこはいるかな・・・」に嫌気がさして一人で始めたのだけど、最近はヒラスズキも場所と時間を選ばないとかなり人とバッティングするようになってきた。

「～～で釣れた」という情報で動く人が増えるのは仕方ないかもしれない。
だけど、ヒラスズキはそうじゃないんだよなぁ・・・という思いがある。

だから今回は、気にしないで良い友人と、人と会わない場所を中心に回ってみたくなり、久しぶりの下田方面となった。

このシーズンは、下田は人が少ない。
なぜならば、釣れないからだ（笑）

だけど、15年以上コツコツとやってきたこの釣りの、最初のスタートはこのエリアにあったのは間違いない。
そういう意味で、かなり過去の道を踏みしめながら、自分がどう変わってきたかを確認しながらの釣りになった。