▼ 統計の話：fimoニュースを例に。

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目的：fimoニュースの採用率について検討する事

対象と方法：
2019年12月10日〜2020年1月11日19時までに投稿されたブログ全2021件と、採用されたfimoニュース292件について検討した。

fimoニュースに採用されたfimo＋、エグゼクティブアングラー、アドバンスアングラー、登録ライター、fimoアングラーにわけて集計した。

集計時、1ページあたりのブログ表示数は30件×67ページ＋11件（68ページ目の途中で12月10日になる）で全ブログ2021件であった。

集計時、1ページあたりのニュース表示件数は5件×58ページ＋2件（59ページ目の途中で12月10日になる）で全ニュース292件であった。

ニュースを全件クリニックし、著者・著社を特定し、カウントした。

fimo＋、エグゼクティブアングラー、アドバンスアングラー、登録ライターを開き、
集計期間中に書いたブログ数を個々に集計した。

fimoアングラーは、一見さんも多く数えるのは大変なので、
全投稿数からfimo＋の投稿数＋エグゼクティブの投稿数＋アドバンスの投稿数＋登録ライター投稿数を引いたものをfimoアングラーの投稿数とした。
ニュースにおいても同様に、全ニュースから各グループのニュース掲載数の総和を引いたものをfimoアングラーのニュース掲載数とした。

各グループ内における、ニュース掲載数／投稿数＝グループ内ニュース採用率とした。

結果

・全体
ブログ投稿数2021件
ニュース掲載数292件
ニュース採用率14.4%

・fimo＋
投稿社 19社
ニュース採用社数8社
ブログ投稿数249件（12.3%）
ニュース掲載数27件（9.2%）
1社あたりの投稿数13.1件
1社あたりのニュース掲載数1.42件

グループ内ニュース採用率10.8%（25.7%：考察参照）

・エグゼクティブアングラー
投稿人数 9人
ニュース採用者数5人
ブログ投稿数66件（3.2%）
ニュース掲載数17件（5.8%）
1人当たりの投稿数8.1件
1人当たりのニュース掲載数1.9件

グループ内ニュース採用率26%

・アドバンスアングラー
投稿人数11人
ニュース採用者数6人
ブログ投稿数48件（2.3%）
ニュース掲載数16件（1.1%）
1人当たりの投稿数4.4件
1人当たりのニュース掲載数1.5件

グループ内ニュース採用率33%

・登録ライター
投稿人数11人
ニュース採用者数9人
ブログ投稿数60件（3.0%）
ニュース掲載数38件（13%）
1人当たりの投稿数5.5件
1人当たりのニュース掲載数3.5件

グループ内ニュース採用率63%


・fimoアングラー
人数は未集計。
ブログ投稿数1600件（79%）
ニュース掲載数194件（66%）
グループ内ニュース採用率4.9%


その他
ブロック1件（笑）



考察
・fimo＋
K社55件、N社32件、C社22件と多数のブログを投稿されているが、ブログの内容が入荷情報などのため、ニュースには1件も採用されていなかった。
上記3社を抜いて計算し直すと、
ブログ投稿数105件となり、
グループ内ニュース採用率は25.7%に上昇した。

また、グループ内ニュース掲載数上位3社を見ると、
S社25%（ニュース7件／ブログ投稿数28件）
P社54.5%（ニュース6件／ブログ投稿数11件）
M社22.2%（ニュース4件／ブログ投稿数18件）
の他社と比べて高いニュース採用率であった。


・エグゼクティブアングラー
ニュース採用人数は9人中５人であった。
ニュース採用数上位3人を見ると、
A氏42.9%（ニュース7件／ブログ投稿数14件）
B氏50.0%（ニュース5件／ブログ投稿数10件）
C氏75.0%（ニュース3件／ブログ投稿数4件）
のニュース採用率であった。

19件も投稿しても1件もニュースに採用されないエグゼクティブアングラーもいたが、外部ブログに関連したものと思われた。

・アドバンスアングラー
ニュース採用数上位3名を見ると
D氏87.5%（ニュース7件／ブログ8件）
E氏60.0%（ニュース3件／ブログ5件）
F氏100%（ニュース2件／ブログ2件）
と高いニュース採用率であった。

・登録ライター
ニュース採用数上位3人を見ると
G氏100%（ニュース7件／ブログ7件）
E氏60.0%（ニュース6件／ブログ10件）
F氏85.7%（ニュース6件／ブログ7件）
と非常に高いニュース採用率であった。
上記以外にも
80%（ニュース4件／ブログ5件）、83%（ニュース5件／ブログ6件）100%（ニュース3件／ブログ3件）と非常に高い採用率を示した。
他にも、100%（ニュース1件／ブログ１件）のライターさんがいる反面、
2人の登録ライターさんがニュースに採用されていなかった。


・fimoアングラー
集計中、１回程度しかニュースに採用されないアングラーと、繰り返し採用されているアングラーにわかれた。
ニュース採用数は1番多いグループだったが、
全体のニュース採用率を下回る唯一のグループだった。



まとめ
僕の某ブログのコメントに『そんなにニュースに載れない事が悔しいのか』とコメントをされた方がいらっしゃったが、ニュースに載りたくてブログを書いているわけでも、ニュースに載ってる方を妬んでこれを調べたわけでは無いことをまず、申し上げておきます。

全体のニュース採用率や、fimoアングラーのニュース採用率より『明らかに採用率が高いグループ』がありました。
それらのグループは、fimoニュースの掲載ガイドラインにある通り『速報性や独自性、卓越性を検討』された上で、それらが優れているアングラーが集まっているグループに他なりません。　

そこに、大人の事情があるのではないかと言う穿った考え方は、見事氷塊しました。
『投稿した記事がニュースに掲載された際に予め定められた報酬を受け取る事が出来る』グループがあるのですが、データを見るに思い過ごしのようです。

数字、データは嘘をつきません。

あるグループが、ニュースに掲載される割合が高いのではないか、と言う仮説を立て、データを取るに至りました。
このデータを見て、どう判断しどうお考えになるかは人それぞれですが、
自分の中で立てた仮説を証明するデータになりました。

また、答えはフィールドこそにある、と仰っている方の考えを否定するわけではありませんが、
フィールドで経験したことをデータ化して、
机上やパソコンでまとめ、客観的に評価する事も時には必要なのでないでしょうか。


データの修正や、解釈の間違いなどのご指摘をお待ちしております。
統計学な有意差などを計算してくださる方も絶賛募集中です。

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