私は一年の内少なく見積もって3分の2を釣行に費やします。


知多半島でのメバルはいわばフィールドワーク。
それはもはや日常の一部である。
知多尺メバルをパターン化して捉えるというのは一生かけて追い求める課題である。



プラッギングを通して見るとさほど他の地域と変わることのないパターンを持つ知多半島のメバル達


ということは尺メバルの動きも同様の傾向がみられるのでは？

「尺メバルを釣った事のない奴が尺メバルを語れるか」

尺メバルを狙う中で、29ｃｍと30ｃｍでは天と地ほどの差がある。

・ホームでの試行錯誤とその過程で釣れるメバルを楽しむフィールドワーク

・純粋にサイズを求め尺上を狙う釣行

この二つがあって初めて成立する私のスタイル。


偶然じゃなく必然の一匹を求めて。



さて、そんな思いを胸にシーズン初期のまだ完全に抱卵していないデカメバルを狙いに行ってきました。

しかし、あいにくの雨と横からの爆風により出鼻をくじかれる。
初場所ばかりなので風裏、かつ波をよけられる場所。
さらに流れの効いているピン

この条件でポイントを選択していく。

数か所回り不発、、、

25ｃｍ程の良型が出るも今回ばかりはお呼びでない
俺は尺メバルが釣りてぇのよ


♪小休止♪

一旦カップ麺でも食べてクールダウン&作戦会議






良型以上を狙うとなるとやはりポイントがずれているのか？

狙いでないサイズが釣れたポイントはすぐさま移動。
このスピーディな展開こそプラッギングの強みだと思う。




ワンナイトの尺狙いではおそらくラストポイント。


波の強弱、流れの方向、シモリの位置

一定ではなく時間によって変化する条件を感じつつ対応していく。

海面に明らかな変化が現れた。

波の向きが若干変わり、波を受けない一角が生また。

そこに絡む流れからできる一本筋



わずか1.5gのプラグを正確に投げ入れロッド角度、ラインテンションをコントロールしてその場にとどめる。


巻きたい気持ちを我慢して


スローに、


スローに、


スローに、



そして、ラインがスッと張る


間違いなくデカイやつのアタリの出方だ。


スイープにフッキングを決めたら後はもうごり巻きあるのみ

自分のタックルセッティングを信じて足元までひたすらに巻く。


ネットに収まった巨大なメバルの口にルアーは見えない。


ルアーが頭から丸呑みにされていた。
アプローチとアクションが完璧になされた証拠である。


今期一本目の尺メバルは思い描く通りの記憶に残る一本になった。






「尺メバルを釣ったことの無いやつが尺メバルを語れるか」


尊敬する先人達のように尺メバルを語れる格好の良いアングラーを目指して、、、