河口→運河の鱸 2013.10.26~11.19

  • ジャンル:日記/一般
季節はすっかり秋真っ盛り。


港湾でも運河でも外洋でも河川でも湾奥でも、

多種多様のベイトとそれを追った魚達を至る所で確認することが出来る。



記録を塗り替えるチャンスでもあるが、

数少ない限られた釣行時間の我々『初~低級パパリーマンアングラー達』にとっては、

高活性な魚達を相手に、

『確かな経験値を積み上げる最大のチャンス』である。



現在のテーマとその考え方は、

今シーズンも変わってはいない。

遠回りの様な気がするかもしれないけど、

『しっかり喰わせる』というギアを自分なりにスマッシュしていきたい。




2013.10.19 『河口のサヨリ付き』

昨シーズン夏からの課題、

この夏もちょくちょく攻略を試みた『サヨリパターン』。

残念ながらリミット3本を達成したメソッドは今のところ無い。


しかし、その『敗因』を貴重な情報としてきっちり留めることが今は大事なのであって、

そうやって己の持つ『偏見的・釣り概念』を少しずつ崩していく。


どれだけ雑誌で紹介されていようが、

謳い文句のカッコいいアイテムを揃えようが、

釣れなかった釣り方は『(その日の状況で自分の腕では)釣れない』のである。

どれだけお金を積んだ情報より、

貴重な時間を割いて経験した『生の情報』の方が100倍正確である。

情報は大事だけれども、振り回され過ぎないように気を付けたい。




B級の小河川から中規模の港湾へと繋がるポイント。

泥砂・砂利・岩場・岸壁とシャロー~大型船停泊級の水深を持っており、

シーズンを通して楽しめるかもしれない期待のフィールド。


ベイトは最近お馴染みになりつつあるこちら↓
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サイズは100㎜前後、

それがあるポイント毎に大きな群れで形成されている感じ。


ココでの主な狙い目は、

橋周り

泥砂のブレイク

岩場と泥砂の入り混じるシャロー

岩場の急深ポイント


この日は下げ中盤から橋周り。

徐々に下りながら岩場と泥砂の入り混じるシャロー帯。

ライズ音を聞けないまま、

朝マヅメになりすっかりサヨリが抜けきってTOP・ポッパーに入れ食い。

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06:20 入れ喰いならぬ『入れ多バイト』で水面が弾けまくる、お祭り騒ぎ

このサイズの群れが河口部のブレイクと瀬の間を通りかかって、

30分程の猛攻。

今日はこの魚を獲りに来たんじゃないけど、

そのうち子供達にさせてやりたいゲーム展開、大きな収穫。




2013.10.26

潮回りが変わった翌週。

D・K氏と再び『サヨリ付き』、

今度は同ポイントで上げ始めのライズを狙っていく。


北西の風2~3、

水面は白波が立たないギリギリの荒れ具合。

その風を背にする。


D・K氏は砂利~岩場の交わるポイントに入水。

その10mくらい離れた砂利~泥砂の交わるポイントに入水。


すぐ岸際でライズをいくつかを確認。

早まる鼓動を抑えながら、

入水位置と岸を平行にアップで撃つ。

プラグは『エリア10』の『少しだけサヨリ・カスタム』。

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18:18 D・K氏の焦りに火を点けた久々のサヨリ付き・40後半

4投目でガブリ。

水深60cm以浅・岸際5m付近にまで堂々と追い込んできている。

スーパーチャンス♪

追われながら移動していくサヨリの群れとそのライズを追いながら、

1歩ずつ遡上して撃って行く。


すると、

いつの間にか橋周りに移動していたD・K氏が、

ショアライン・スリムで意地の1撃をHIT。

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18:48 この男、釣ると魚と態度がデカいから非常に厄介↓…60後半

曰く、サヨリ付きの橋脚付き。

釣らせたくない男が釣ってしまった。


そんなこんなでサヨリ付きを追って上がったり・下ったりしながら撃ってくけど追加が出ず。


上げ中盤、

岩場の急深ポイントにいいライズ音が定期的に出るけど、

急な土砂降り雨に撤退。

3本リミット達成出来ないまま、

本日も『サヨリパターン確立』宣言に待ったをかけてTIME OUT。





2013.11.02~ 『続・河口のサヨリ』

少し日が空いて同ポイント。

昨今の雨の影響か、ベイトの移行か、

サヨリが大幅に少ない。


橋脚上流側の水深20cm以下にはイナッコの大艦隊が入っている。

あまりに浅場過ぎてイナッコに魚が付いてる感じは無い。


上げ後半の岩場根本、

この日は風裏になる側の岸際1mで同じくエリア10・ちょいサヨカスタムに1バイトのみ。



別の日、

小河川側は風表になるからか全然ベイトも雰囲気も無い。

風裏側と風の抜けてく側の水深50cm前後~以下のどシャローに定期的なライズ。

でもサヨリに出てる感じでは無い。

風裏側の岩場~砂利帯をコモモカウンター・ちょいサヨカスタムで切るように引いてきて1バラシのみ。



また別の日、

同じく同ポイントはいよいよサヨリ感が薄れて、

もう状況は全然違うと言った感じ。

岩場先端部の先行者のアングラーさんのひとりと少ししゃべって、

だいぶ上の岩場に入らしてもらう。

先行アングラーさんの話だとシャロー帯をロッド立ててやや早巻きのシンペンで今シーズンかなり釣れたらしい。

が、やはり今日は渋いとのこと。

上の方まで移動しながら1時間やって断念。




2013.11.15 『OFC杯 運河戦と2連戦』

サヨリ付きを追っかけまわしてるうちに、

気が付けば恒例の『OFC 秋の運河戦』当日。



例年通り『コノシロ付き』がメインの大会になるのだが、

内海側には例年にはないすっごいサヨリの数。

試しに『エリア10・カスタム』で水面をを引いてくると、

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結構いいサイズ。


あちこちでかなり追われているし、

時合い時にはライズも複数あったとか。


大会の結果は、惨敗。

この秋の大会では1度も釣ったことがない。

今年も屈辱を味わってしまった。



優勝は、顧問。



​今年も同じ『ナバロン』で『コノシロパターン』を見事に制して文句なしの3連覇。

さすが、としか言いようのない90UP。

『永久名誉顧問』に就任したとか、してないとか。




次の日。

西風1~2、昨夜とほぼ同じ条件。

その時合いと思われる上げ後半。

いろいろ試してみるも、

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20:57 中層 岸際5mを平行にタダ巻き。

X-140(ノーマル)に外道のみ。

きっちり2時間やって一旦退却。




またまた次の日。

死ぬ気の連戦、絶対獲ってやる。


この日は西風から南南西の風4~5の暴風により白波が立つ。

しかも向かい風との戦い、

飛距離よりも接近戦+感度+トラブレス重視で『イブラン610』タックルを準備。


それと『敗因』を整理。

ここ最近の『釣れた』『釣れない』の要因を思いつくがままに書き出す。

釣果データが少ないので、

『釣れた釣り方』をベースに、

『釣れてない釣り方』じゃない釣り方を組み合わせて試す。


前日・前々日と状況は違って、

捕食ライズや追われる様相は感じ取ることが難しい、

だけど岸際に最も近い位置には確かにベイトを感じることが出来る。


飛距離は出さない、

『引く方向』『リトリーブスピードとアクション』『姿勢』を常に意識。

そうやって先回りで逆らわずに撃って行くと、

開始20分 『コモモカウンター・カスタム』に執念の1HIT。

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19:20 荒波に揉まれて揉まれて水面を割った、執念の50後半

リミット3本ルールも忘れてガッツポーズ!!

荒波が好影響した。


そのまま撃って行って折り返し、

でも同じ方向に引きながら強めのトゥイッチを入れた時に追加HIT…

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20:22 追加HITとはならず、残念

と思ったら、こんな奴も混じっている状況。

エラ洗いしないし走るしオカシイとは思ってたけど、

かなりガックリ。


終盤、岸際1mの反対方向に不意の水面バイト。

ビックリ合わせで掛けきらず。


きっちり2時間使い終わって、

メソッド確立宣言条件の3本獲れてないのに、

何だかほんの少し満足気味にTIME OUT。






『食欲の秋』というべきこのハイシーズンを迎えたのは、

今シーズンで5度目。

その5年という歳月で進化したのは『己のタックルだけ』でないことを確信したい。

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